片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

6000人以上の方にメールを送らせていただきました。

2008年04月30日 | Biz/Browser
送らせていただいたのは、5月14日から始まるソフトウェア開発環境展のご案内です。私は、ほんとうに良いものは力の限りお勧めします。それは、それを採用すれば、結果として感謝の言葉をいただける自信があるからです。メールを読まれて、疑問や反論を抱かれた方はぜひ返信メールをください。そうでない方も近況などお知らせいただければ幸いです。

私がなぜBiz/Browserを押すか、ここに、改めて記しておきます。


<コスト削減>
1. 現存するすべてのWindowsPCに対応しているので、古い機種の利活用が可能。
2. 過去に出荷したBiz/Browserのバージョンはすべて新OSに対応させるのでアプリケーションの寿命を延ばせる。
3. Biz/Browserの新バージョン対応のアプリケーションと旧バージョンのアプリケーションを共存して動かせる。
<グリーンIT>
1. サーバ負荷が数分の1から10分の1になり、サーバの台数を抑制できる。
2. ネットワーク負荷が数分の1から百分の1となり、細い回線でも実用に耐える。
<開発生産性・使い勝手の向上>
1. VB並みの機能をもったCRS言語により、従来のC/Sと同等のアプリケーションが容易に作れる。
2. 人名漢字などの外字に対応したので自治体でも使える。
3. 低速回線でも高速なレスポンスが得られる。
4. ハードディスクレスのシンクライアント端末でも動作する。
5. サーバ非依存のため、さまざまな既存システムとの接続が容易。
6. オフライン処理も可能。
7. SMTPサーバ、POPサーバなどメールサーバとの連携、プリンタ・CTIなど外部デバイス対応。
8. Webサービスに対応。
9.   中国語、英語、韓国語に対応しており、それぞれのOSを自動的に判定して起動するので、運用が楽。
<将来性>
1. ハンディターミナル対応(済み)。
2. Windows Mobile対応(済み)。
3. 純国産であり、日本独自の要求に迅速に対応。
4. ユーザがいる限りすべてのバージョンのサポートを続ける。
5. Linux対応(検討中)。
6. 必要機能のみのバージョンアップ・機能追加。
<時代の要請>
1. サーバ電力消費の削減。
2. クライアントSOA、マッシュアップ。
3. 個人情報保護対応。
4. モバイルコンピューティング時代。

以上です。

未来が明るくなるかどうかは、予想ではなく決意だ。

2008年04月27日 | 私の正論
佐渡裕氏の題名のない音楽会。今日のゲストは脳科学者の茂木健一郎氏。指揮者がオーケストラを指揮するのを、自分の脳細胞を指揮することに例えて話していた。今未来がどうなるか、みんな心配しているが、予想ではなく、未来を必ず明るくすると、前頭葉で決意することだという。そうすると他の脳の部分や身体が、それに向けて協力するようになるという。
ふと思ったが、Biz/Browserの普及活動で思い当たる節がある。「必ず普及する、普及させる」という決意がなによりも大切だということ。

旭硝子「管球システム」プロジェクトの同窓会

2008年04月26日 | 感動したこと
旭硝子の藤田さんが、シンガポールの、ブラウン管用ガラスパネル工場を閉じて戻ってきた。ブラウン管の時代は終わったということだ。その慰労会ということで、当時のプロジェクトマネージャだった神田さんが音頭を取って、懐かしい茅場町ダイヤビル近くの寿司屋に集まった。
今から35年前、CRT(ブラウン管)が急速に普及し始め、ブラウン管用のガラスの需要が急激に伸びた。それに合わせて旭硝子では、販売・製造・物流の総合オンラインシステムを構築することとなった。そのときの旭硝子のメンバーが今日集まったのだ。開発を受託したのがシーエーシーで、私もそのプロジェクトの一員だった。当時最新鋭のIBMシステム370を使い、データベースはネットワーク型データベースのTOTAL。開発言語はPL/Ⅰ。設計開発手法はHIPOとデシジョンテーブル、そしてウオークスルーを取り入れた。旭硝子側とシーエーシー側合わせて、ピーク時は100人を越えるプロジェクトだった。開発には3年を要した。だれもが失敗すると予想していたプロジェクトは、なんとかカットオーバーした。みな家庭を犠牲にして働いた。
写真は、神田さん、岡田さん、舟木さん、高木さん、藤根さん、梅渓さん、松村さん、石井さん、吉沢さん、藤田さん、秋山さん、あとお名前が出てきませんが、、、。神田さんが片貝も呼べということで、石井さんから連絡があり、私も出席。
システムは順調に稼働を続け、25年間利用された。まだ使えたが、メンテナンスできる人がいなくなり、つい数年前システムが更新された。プロジェクトが始まったとき私は29歳だった。今日集まったメンバーは59歳から72歳まで。ほとんどの方は退職され悠々自適の生活をされている。しかしこうやって集まると、昨日のことのようにいろんなことが蘇る。昼夜逆転の生活を送ったことや、昼間雀荘で遊んでいるところに踏み込んでタンカを切ったことなど、苦しかったことほど楽しく思い出される。
みなさん、本日はありがとうございました。今度は、当時のシーエーシーのメンバーも入れて旧交を温めたいと思います。

今日はシーエーシーの同窓会

2008年04月25日 | Weblog
政井、氏原、青木、柳原、中村、並河、そして私。シーエーシーの一時代を担った面々が集まりました。まだまだみんな現役で、昔話とビジネスの話しが混在します。これから定期的にやろうということになりました。
日本にソフトウェアの時代を築いた大久保さんの遺志を広めたいものです。次回は50人くらい集まるといいですね!

入力画面を徹底的に作りこむ

2008年04月25日 | Biz/Browser
Windowsの時代が来て、VBが登場した。これまでのキャラクタベースの画面と違って、いくらでも工夫できる。エンジニアたちは、熱に浮かされたように、いつまでも画面設計に凝った。開発プロジェクトは軒並み赤字になった。しかし、素晴らしい操作性の画面が財産として残った。それが、運用コストの増大を招き、Webが推奨されるようになった。Webだから操作性が犠牲になるのは仕方がないと、時計の振り子が大きく逆に振れた。それがまた最近になって、使い勝手が大事と言われるようになった。VB時代の操作性は、宝物です。この操作性とレスポンスが維持できなければ、オフィスの生産性はあがりません。Biz/Browserは一貫してそれを主張してきた。ようやく世の中に認められてきた感がある。


MSCOの月例会のあとの飲み会です

2008年04月24日 | 私の正論
MSCOは、会員は40名くらいですが、一騎当千のつわものぞろいです。この写真は、銀座の天狗で飲んでいて、8名いるのですが、そのうち2名だけ登場です。右は理事長の鳥飼將迪さん。左が高橋さんです。高橋さんは、今日は86歳のお母さんを連れてきませんでした、ショートステイだそうです。ケアマネージャの方は、ここぞとばかりに、筋トレをお母さんに課してくれるようです。お母さんに、マスターズで、砲丸投げの90歳代金メダルを取らせるためです。私は、虐待ではないかと言っているのですが。

1日1時間の余裕が生まれるコクヨのDESK@(デスカット)

2008年04月24日 | Weblog

コクヨ 林賢氏に、コクヨオフィスシステムのモバイルワーカー向け会員制ビジネスレンタルスペース事業をご紹介いただいた。

リアルオフィス(会社)とバーチャルオフィス(自宅)のほかに第3のオフィスとして使ってもらうビジネスレンタルスペースだ。15分単位で使える。使った分だけ払えばいいという。元ヒューレットパッカード社の総務部で活躍されていた小田毘古さんは「フリーアドレスを含めて快適さと効率の追求のためにオフィス空間をさまざまに工夫したが、今残っているのはコクヨさんと契約しているDESK@だけだ」という。たとえば、大宮に住んでいる私が、朝はオフィスに寄るが、その後新宿と川崎のユーザのところに行き、仕事を終えて、池袋から歩いて15分もかかるオフィスには帰らず、品川のDESK@に寄って、そこに預けてある会社のノートPCを取り出して事務処理を済ませ、帰宅する、といった使い方だ。DESK@を利用している人は、1日1時間のお得感があるとのアンケート結果だという。


質問もたくさん出た。こういうことはスーパーフレックスタイムといった社内の制度の見直しと一緒にやらないとうまくいかないのでは?実績評価制度の下でないと無理では?自由度が高すぎで精神的に弱い人は不安になるのでは?マネージメントしにくくなるのでは?


コクヨでは、自社商品をECOX(エコバツ)とECO○(エコマル)に分類し、2010年までにECOX商品を全廃しECO○商品のみにするという。ECO○商品とは、作るときもエコ、使うときもエコ、捨てるときもエコである商品のことを言うという。


西宮市 後期高齢者医療保険システムの運用状況

2008年04月24日 | Biz/Browser
4月から運用に入った西宮市の後期高齢者医療保険システム。住民からの問い合わせに答えるのがBiz/Browserでできた画面だ。西宮市では昭和37年から、システムは職員の手で開発してきた。だから端末の操作性については究極まで工夫してある。職員は、その操作性に慣れている。Webだからといって、その操作性が損なわれることは許されない。テスト段階で、本庁舎の担当者はOKを出した。しかし、支所の職員は知らないので一抹の不安はあった。
しかしそれは杞憂だった。操作性が従来の端末の操作性と同じ感覚だし、応答速度も問題ない。運用はスムースに始まった。西宮市ではBiz/Browserの今後の利用について自信を深めたとのこと。

入力画面を極める

2008年04月24日 | Biz/Browser
A社の平岡さんを訪ねた。そこで見せてもらった画面は、非常に複雑なデータ入力画面。条件によって入力項目が変わったり、複雑なエラーチェックが絡む。例外だがエラーではないかも知れないなど、入力業務を徹底的にアシストする機能をつけている。ベテランでなくても、派遣の女性でも入力できるようにミスを犯しにくい画面だ。しかも短期日で作り保守性もよくなければならない。平岡さんが言うには、Bizは何でもできるとのこと。同社はBiz/Browserの開発標準を決めたり、教育研修カリキュラムも持っている。大規模システムの構築ができる貴重なパートナー企業である。