片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

システム開発工程を見直せ

2006年06月27日 | Biz/Browser
石油会社出身、損保会社出身のSEと私の三人で飲んだ。二人とも30年のキャリアのある現役といっていいだろう。
石油会社出身のT氏から提案があった。システム開発工程をひとつ増やそうというものだ。基本設計、詳細設計、プログラミング&単体テスト、結合テスト、システムテスト、カットオーバーと、これまでの工程はなるが、システムテストのあとに、本番リリース、ブラッシュアップ、そしてカットオーバーとしようというものだ。
システムは、作ったままでは、どうしても使いにくい部分がある。しかし、もう予算を使い果たしてしまったので、手直しの費用が出ない。やむなく使いにくいのを使い続ける。そのうちに、そうしたものとして不便さを忘れる。
しかし、本番リリース時点では、まだプロジェクトは終わっていなく、ブラッシュアップの工程に入ったとすれば、そこでユーザの求めに応じた手直しができ、ユーザの満足する使い勝手のよいシステムになる。Webのシステムだったなら、部分的にBiz/Browserに置換する費用も出るというものだ。
3人の間に留めておくには惜しい話なのでブログに書くことにした。


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1 コメント

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システム開発 (満田正)
2006-06-28 11:50:34
私の十年来の仲間に木下勝郎という人材が居る。

私は彼に相当のことを教わるのだが、そのほとんどはシステム開発に係わることだ。

勿論、彼の理論に沿って実践もした。

最近の彼はRFPに凝っている。

システム開発にこの行程を増やすものだ。

しかも、私は賛成しかねるが、現場の人間にRFPを書かせる。

これにはオフ会に参加した前田さんも大賛成で、自ら山形での研修プロジェクトに参加した。

私は現場主義は大切だと思うので、そのための工数を増やすのは大賛成だ。

ただ、私の対象としてきた顧客は1円でも値切りたい相手が多い。

こういう中での工数増加は予算配分を薄くする方法となる。

これも工数管理上悪い方向ではない。

題材の結論に合わせて言えば、システム受渡し以降、1年の試用期間がある。

この1年は、システム併用期間でもある。

この期間の予算手当ては無い。

それを内部的には按分するのだが、そうした予算措置は内部では取りにくいので契約に明記さするという提案のように見える。
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