片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

リッチクライアントとは

2006年06月11日 | Biz/Browser
リッチクライアントという言葉は、C/S時代のものをファットクライアントと呼ぶことで対比し、よいイメージを出そうとしている。ただ、ファットクライアント時代に確立したものがある、それは端末操作性だ。C/S時代には、それまでの数十年の、ユーザの、端末の操作性の悪さに対する怨念を晴らすように、VBなどを利用して、使いいやすさが徹底的に追及された。
リッチクライアントは、その遺産を継承するものでなくてはならない。日本語でいえば使い勝手、英語ではエクスペリエンスというらしい。大変な試行錯誤の末たどり着いた使い勝手の良い画面。ここには日本人ならではの叡智が凝縮されている。
リッチクライアントというと、猫も杓子もリッチクライアントになってしまうが、ここはやはり、「リッチクライアントとは、企業の業務システムの画面操作性をWebの世界で継承するためのクライアント側の技術」と定義したい。