片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

言い古された諺ですが「必要は発明の母」

2008年01月05日 | Biz/Browser
「僕の家でパーティーを開きました。その時の写真を仲間に見せたいと思いました」。「子供の動画を載せました、両親は東海岸に住んでいるので、動いている孫の姿を見せられなかったので」。YouTubeの創設者の一人スティーブ・チェンさんの言葉だ。そして「僕の母でも使えるように」。これはビルゲイツが初来日したとき発した言葉と同じだ。、これを実現するためには技術力もさることながら、200種類以上もある動画のファイル形式を問わずに投稿できるサイトにしないといけないという、途方もない力仕事がある。
Biz/Browserもそうだった。開発者の田中氏は、クライアントサーバ型で業務システムを作ったとき、支店とのやりとりの部分で、ソフトの入れ替えなどの作業で往生した経験がある。Webでデータ入力の開発をして使い物にならない思いもした。「開発者として、楽に開発でき、管理も楽で、ユーザに喜んでもらうにはどうしたらいいか」という内なる思いから発想された製品だ。だからコンセプトはシンプル。Biz/Browserの説明をするとき、どうしても動作原理の説明から入って、わからないと言われる。エンジニアでない人に動作原理を説明するからそうなる。田中さんの想いをそのまま伝えればいいのだと、改めて気づいた。
Biz/BrowserはWin98からVistaまで対応している、さらにマイクロソフトが直さないバグまでフォローしている。これがユーザの信頼に繋がっている。製品の成功の裏には他社を寄せ付けない地道な努力があるものだ。

同じ機能で八倍も値段が違う商品

2008年01月05日 | 私の正論
写真は、私が4000円で買った電気カミソリ。もっと安いのもあるが上は2万円以上する。ただ髭を剃るという単純な目的なのになぜこうも値段が違うのか。
「成熟したユーザに提供する製品は多様化する」という仮設を立ててみた。テレビもそうだ、冷蔵庫もそうだ。洗濯機もそうだ。なんだ、仮説どころではない、当たり前のことだ。やがてパソコンもそうなるだろう。もっと目的別になって多様化する。目的とは、ゲーム、ショッピング、動画閲覧、ビジネス、モバイルなどといったキーワードだろう。ハードメーカーもソフトメーカーも、どの分野に特化するか、これからが勝負のような気がする。そしてようやくユーザ主導の時代が来る。



親父はデイサービスのおかげもあり元気に生活していた

2008年01月05日 | Weblog
デイサービスとは、要介護老人を日中預かってくれるサービス。以前は名前は知っていたが、何のことかわからなかった。今では、よくぞこういう施設を作ってくれたと感謝している。週二回行って毎回お風呂に入れてもらい、キーボードで昔の童謡などを弾いたり、戦争の悲惨な話をしたりしているという。幼稚園の子供みたいな、施設との交換日記でわかる。
親父は、確実に減退していく記憶を少しでも取り戻そうと、私の子供や孫のことを何度でも聞く。最近は紙に書いておいたのを見せることにしている。私がだれかはまだ分かっているが、これもあと1年か2年か。悲しくはない、仕方のないことだから。むしろこうやって会いに来るだけで喜んでくれるのを見ると癒される。面倒見ている側には「ありがとう」と言うしかないが。