ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

今年も宝塚 ~カリスタの海に抱かれて~

2015年05月28日 | 演劇
「全国賃貸管理ビジネス協会」主催の宝塚貸切公演のチケットをいただいた。

夫の家族と従姉も一緒だけれど、私と友人は席が離れていた。
という私たちも、隣じゃなくて前後だった・・・。

この関連の貸切り公演で初めて宝塚を観た私。
以来、毎年、チケットをいただいて足を運んでいる。
自分で買ったことは・・・無い

今までは2階席とか後ろの方とかだったけど、今回は前から10列目。
出演者の皆さんのお顔がよく見える。

オーケストラピットもすぐ近く

第1部がミュージカル「カリスタの海に抱かれて」
テレビドラマなどでおなじみの大石静さんの脚本だけあって、ストーリーがわかりやすく、
昨年のベルばらよりも面白い気がする。

フランス革命後、マリー・アントワネットが処刑される少し前、
フランスに占領されている地中海の美しい島「カリスタ島」が独立するまでのお話。

さまざまな事件や、ラブロマンスなど、コテコテのハッピーエンドものだけれど、
宝塚の皆さんが演じる男性陣は、本物の男性以上にステキ

ヒロインをはじめとする女性たちは、ちゃんと内臓全部はいってる?ってくらい、ウエストが細くてうらやましい。

第2部は、レヴューロマン「宝塚幻想曲」

くるくると場面が変わり、華やかな宝塚の皆さんが歌い踊り、
さながらディズニーランドのエレクトリカルパレードのよう

電飾が無くても、きらきらしてること この上ない


花組トップの明日海りおさんがステキなのは言うまでもないが、
私的には、制服姿でバスケットボールのゴールを決める柚香光さんのシュッとしたお顔立ちが一番ステキと思った。
この方は1部ではナポレオンの役を演じていらした。

ただ、明日香さんの歌の上手さは、ダントツ

1部で、アニータと言う神秘的な女性を演じた美穂圭子さんの歌もすばらしく、劇団四季を思わせる。

それほど宝塚ファンってわけでもない私がこんなに素敵って思うくらいだから、
ホントの宝塚ファンの方たちの想いってすごいんだろうなあ。

今まで、何度かこの不動産がらみの貸切り公演にご招待いただいたが、
今回が一番女性客が多かったような気がする。

初めて行ったときには、観客の7割くらいが年配の男性で、ちっとも盛り上がらず、不思議な感じだった。
一度観たから次回は奥様やお嬢さんに、って感じになってきたのだろうか。

そんな中、なにより残念だったのが、開演前の主催者あいさつ。

各地方代表の方たちのご挨拶が終わり、一番エライ方の代理と言う方のご挨拶がいただけない。
満席の宝塚劇場の舞台の上で、今どき珍しい、セクハラ発言連発で、さすがに驚いた。

まずは自民党賛美から始まったご挨拶。
自民党員をご自分たちの力で増やしていきたいので、どうかご協力を!みたいな呼びかけもなんだか違和感があるなあ、と
思いながら聞いていたら、お次は結婚のお話。

今の若者たちは結婚をしなくなっている。
外国では結婚しなくても子供を産むけれど、日本では結婚しないと子供を産まない。
結婚すると言っても40歳を過ぎてからだと、子供も産めない。
だからせめて25、26歳くらいで結婚してもらわないと・・・。

そして人口を増やして空室率を少なくしよう
というオチ(?)に持っていこう、というジョークのつもりだったのかもしれないが、
隣の席の女性などは「セクハラおやじ」とそこそこ大きな声で言っていたし、
会場もちょっとざわざわ・・・。

そんな空気を全く読まず、最後まで「自分は気の利いた冗談を言ったぞ」的な感じでへらへら話しているエライおじさま。

よく、議員さんが辞任に追い込まれる発言そのままなのに・・・。

出演者全員女性、観客の7割くらいも女性って中でこの発言ができた彼はある意味すごい
そして、この方を代表挨拶者に任命した会社って女性が働きやすいんだろうか・・・?

これが、終わった後の挨拶だったら、後味の悪い気持ちで帰らなければならないところだったけれど、
最初でよかった

そんなことも忘れさせてくれるくらいのステキな舞台でした

最後に、私の故郷のお隣の町から、宝塚をめざし、この春デビューしたすごい人がいるらしい。
同級生のお嬢さんのお友達で、彩音星凪さんとおっしゃるらしい。

はっきり言って、札幌からも100kmは離れている地域。
ここで、生まれ育ち、大きな夢をあきらめずに持ち続け、努力を重ね、実現した彼女はホントにすごい

詳しくは、同級生が発行している、こちらの「共犯新聞」の記事をご覧ください。

http://kyouhanshinbun.hp2.jp/kansai2015-0502.htm

距離も情報量も学習環境も、宝塚が身近にあるライバルたちとはかなりのハンディがあったと思う。
ご両親の応援も大変なものだっただろう。

ほとんど関係ない私だけれど、彼女の今後の輝かしい未来を応援したい










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