ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

【観劇メモ】江戸時代の思い出

2024年08月16日 | 演劇

「江戸時代の思い出」 ナイロン100℃

作・演出 ケラリーノ・サンドラヴィッチ

2024/7/19  本多劇場

 

とにかく、笑いっぱなしの舞台だった。

大声で笑ったり、くすっと笑ったり、吹き出したり・・・

客席から笑い声が溢れていた。

 

内容は・・・ほぼない・・・(失礼)

 

時は江戸時代

 

茶屋の前で武士之介(三宅弘城)が参勤交代からはぐれた侍、人吉(大倉孝二)に無理やり思い出話を聞かせる、というもの。

語り始めた思い出は現代のこと、つまり江戸時代からすれば未来の話。

最初からでたらめ感が漂う。

 

現代の5人組がタイムカプセルを掘るために集まるけど、見つからずにあれやこれや。

会話の一つ一つがばかばかしくて、さっぱり先に進まない。

 

つまらない、と帰ろうとする観客(俳優さんたち)を通路に現れた落ち武者が止めて引き戻したり、

観客にスポットライトを当てて心の声を勝手に流したり、色んな所にばかばかしい仕掛け。

 

次の思いでは江戸時代の飢饉のこと。

茶屋の娘たちは食べるものが無くて、客を食べてるらしい。

独り占めしようとする末娘おにく(奥菜恵)がかわいいのに悪~い顔をして、

男をだましたり、姉たちを陥れたり・・・

悪玉(池田成志)は随所に現れて悪いことをするし、

坂井真紀さんは疫病で斑点だらけだし、

顔がお尻っていうわけのわからないケツ侍なるものが出てきたり、

犬山イヌコさんの迷子の子供はびっくりするくらい子供だし。

 

とにかく何の脈略もなく、ひたすらばかばかしく笑えるってなかなかないかも。

 

過去からの積み重ねとか、

いろいろなつながりとか、

昔の記憶とか、

結局どうでもいいような気にさえなってくる。

 

江戸時代っぽいかっこをしているだけで、

時代考証もあったものじゃないけど、

でも楽しい。

 

一緒に行った友人と

なんだかわからないけど面白かったね~

と笑い合う。

 

小難しいことを考えてくよくよするのがばかばかしくなる。

 

それにしても、いつもながらケラさんの発想力ってすごい。

何でこんなこと思いつくんだろう、って思う。

 

三宅さんのマイペースでひょうひょうとした感じと

振り回される大倉さんのおとぼけな感じも

みているだけで、ニマニマしちゃう。

 

あ~ばかばかしかった!

でも楽しかったです

 

 

 

 

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今日いち-2024年8月16日

2024年08月16日 | フラワーアレンジメント
カゴいっぱいのひまわり💕
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