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ヴェーダ

2015年06月26日 | 高2用 授業内容をもう一度
ヴェーダとは「知識」を意味する。そのヴェーダは古い順に、サンヒスター(本集)、ブラーフマナ(祭儀書)、アーラニヤカ(森林書)、ウパニシャッド(奥義書)からなるが、狭義ではサンヒスターのみをヴェーダという。このうち、サンヒスターは『リグ・ヴェーダ』(賛歌)、『サーマ・ヴェーダ』(歌詠)、『ヤジュル・ヴェーダ』(祭詞)、『アタルヴァ・ヴェーダ』(呪詞)の4つから構成されている。
 ヴェーダ文献中もっとも古い『リグ・ヴェーダ』には神々に捧げられた約1000の歌が納められており、これは前1200年頃にパンジャーブ地方で成立した。さらに前1000年頃にインダス河流域からガンジス川流域に移動した後、後期ヴェーダ時代が始まる。この時期に多くのヴェーダが作られたが、それに伴ってバラモン教が成立し、4ヴァルナが形成された。なお、『ウパニシャッド』が成立するのはガンジス河中流域で前800年頃であった。

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