観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ゴールデンウィークはじまりました!

2019-04-28 23:53:23 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 7時44分 潮位127cm

今日の満潮時間12時30分 潮位150cm

 

昨日から10連休のゴールデンウィークが始まりましたね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

昨日は暴風と言って良いのではないかと思うほど強い風が一日吹いていて、藤前干潟に来たものの早々に引きあげたバードウォッチャーもいたそうです。

しかし、今日は曇りだったものの穏やかな日で、バードウォッチャーも多く訪れていました。

(なお、荒天後だったからか、今日、木曽岬(三重県)で行われていた探鳥会では、サシバやハチクマなどのタカの渡りがよく見られたそうです。)

 

今日は潮が悪く、朝の干潮時と昼の満潮時の潮位の差が非常に少なく(予定では30cm以下)、お昼の間は干潟の広さが大きく変化しなかったので、満潮時も干潟がなくなることはありませんでした。

干潟には約1,000羽のハマシギなどが飛来していましたが、ハヤブサの襲来もなかったようで、開館中はずっと野鳥観察館の正面の導流堤の脇の干潟にいるのを観察できました。

シギ・チドリの多くは導流堤の脇の干潟にいましたが、庄内川護岸近くの干潟でもダイゼン、チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、ハマシギを観察できました。

おや、トウネン(↓の左)も混じっていました。トウネンは、これから飛来数を増やしてくるはずです。

アオアシシギの姿も。2羽で水際を走りながら、魚を狙っていたようです。

 

稲永公園では、オオルリ、シロハラ、ツグミ、アカハラ、オオルリ、キビタキなどが観察できました。

オオルリ↓。

シロハラ↓。

野鳥観察館前の水たまりには、シジュウカラ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ツグミが頻繁に姿を見せました。

水浴びするシジュウカラ↓。

シジュウカラの水浴び中にやってきたカワラヒワ↓。

 

さらには、稲永公園ではこんな光景も↓。おそらく、今日、巣立ったと思われる子ガラスです。もう巣立ちの時期なんですね。

もっとちょうだい!、とばかりに甘える姿が愛らしいです。

子ガラスはまだしっかり飛べずに地面にうずくまっているかもしれませんが、親鳥がしっかり見張って餌もあげているので、みつけてもそっと見守ってください。

(※今日のシギ・チドリ、オオルリ、シロハラの写真は、来館者(お二人)の方に提供いただきました。)

 

さて、名古屋市野鳥観察館では、現在、愛鳥週間写真展「藤前干潟の野鳥」を開催中です。→詳細はこちら(PDF)※応募は締め切りました。 

さらには、この10連休の最後の3日間(5月4日~6日)には、愛鳥週間イベントを開催します。→詳細はこちら(PDF)

「渡り鳥調査隊」、「野鳥のおはなし」、「探鳥会」はまだまだ参加を受け付けています。

ゴールデンウィーク前半の天気は不安定のようですが、後半は天気が良さそうです。

参加をお待ちしています。

 

【名古屋市野鳥観察館のイベント等】

☆4月27日(土)~5月26日(日)愛鳥週間写真展「藤前干潟の野鳥」@名古屋市野鳥観察館2階詳細はこちら(PDF)※応募は締め切りました。

☆5月4日(土祝)~5月6日(月休)「愛鳥週間イベント2019」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

 

 【その他の藤前干潟に関連するイベント等】

☆5月5日(日祝)「藤前干潟生きものまつり」@藤前活動センター(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)→詳細はこちら(NPO法人藤前干潟を守る会HP)

 名古屋市野鳥観察館も出展します。※少雨決行。荒天の場合は5月6日(月休)に順延。

  

☆4月16日(火)~5月12日(日)「環境省レンジャー写真展2019」@農業文化園・戸田川緑地 フラワーセンター(主催:中部地方環境事務所)→詳細はこちら(中部地方環境事務所HP)

 中部地方の国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した自然の風景や生き物たちの写真が展示されています。

 

☆5月18日(土)藤前干潟クリーン大作戦2019春(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)

 第30回目となる「藤前干潟クリーン大作戦」です。午前中の清掃活動の後には、「干潟観察会」と「ヨシ原復元・ヨシ植栽会」も開催されます。

 

☆5月18日(土)あおなみウォーク2019春「第2回 頂点へ。名古屋オーシャンズをみんなで応援しよう!」(主催:名古屋臨海高速鉄道株式会社・あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(PDF・あおなみ線HP)

 コース:野跡駅 → 稲永公園 → 藤前干潟 → 武田テバオーシャンアリーナ(ゴール ※金城ふ頭駅が最寄りです。)【約 5 ㎞】

 

☆「第2回あおなみ線沿線お散歩フォト」募集中(主催:あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(名古屋市のHP)

 募集期間:(第1期)3月1日(金)~5月31日(金)

       (第2期)6月1日(土)~9月30日(月)

 

※あおなみ線沿線活性化協議会に協力する関連施設等のイベント→こちら(名古屋市HP) 

 

☆2019年度の藤前干潟ふれあい事業の案内→詳細はこちら(名古屋市のHP)

2019年度の藤前干潟ふれあい事業全体の案内ちらしが掲載されています。

 

 

 

昨日(4月27日(土))に観察できた主な野鳥 カワウ201、ダイサギ16、コサギ18、アオサギ1、マガモ3、カルガモ53、コガモ14、ヒドリガモ30、オナガガモ2、スズガモ36、ミサゴ2、ダイゼン49、トウネン1、ハマシギ818、オバシギ2、オオソリハシシギ17、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ16、セグロカモメ25、コアジサシ1

 

今日観察できた主なシギ・チドリなど ダイゼン67、トウネン10、ハマシギ985、オバシギ2、アオアシシギ2、オオソリハシシギ16、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ65、タシギ1

キジバト、ツバメ、オオルリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、キビタキ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシボソガラス など

 

 

明日の干潮時間 8時55分 潮位110cm

明日の満潮時間14時24分 潮位159cm


明後日の干潮時間 9時38分 潮位 91cm

明後日の満潮時間15時25分 潮位175cm

 

※野鳥観察館は、ゴールデンウィークは(5月6日(月)までは)毎日開館します。

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