観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギが900羽を超えました。

2019-04-25 23:35:58 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間   8時36分 潮位191cm

今日の干潮時間 15時34分 潮位 53cm

 

今日は朝は非常に湿度が高く、名古屋港周辺は真っ白に霞んでいました。

その後は、雨がぱらつくかと思えば、急に晴れ間が広がったりして不安定なお天気でした。

 

そんな中でしたが、今日は市内の小学生(約200名)が稲永公園内でオリエンテーションをし、お弁当を食べた後、野鳥観察館と稲永ビジターセンターを訪れ、にぎやかな日となりました。

 

一方、今日は干潟もシギ・チドリで賑わっていました。

ハマシギが900羽を超え、977羽をカウントできましたし、干潟のあちこちでチュウシャクシギが餌を探しているのを観察できました。

チュウシャクシギは、42羽を確認できました。

 

庄内川護岸近くの干潟にもチュウシャクシギの姿が。干潟が現れるとチュウシャクシギが一番に飛来していました。

干潟の上で大好物のカニを探します。

そして、しばらくすると、干潟にはオオソリハシシギ、ダイゼン、そしてハマシギもやってきました。

さらには、少し遠かったですが、アオアシシギが水際を走っているのも観察できました。アオアシシギも観察しやすくなってきています。

(※今日のシギ・チドリの写真はMさんから提供いただきました。)

 

春のシギ・チドリの渡りも本格的になってきました。

明後日からはいよいよ10連休のゴールデンウィーク。

お天気が少々不安定のようですが、シギ・チドリの飛来数や種類がこのまま増えていくことを期待しています。

 

最後は、昨日のご報告です。

5月18日に開催される「藤前干潟クリーン大作戦」の勉強会が中部大学(春日井市)で行われたので、参加し、藤前干潟の歴史や生きものについて簡単に紹介してきました。

この勉強会は、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会の構成団体である中部大学ボランティア・NPOセンターで活動する大学生が開いたもので、藤前干潟クリーン大作戦を前にしたこの時期に毎年行われています。

クリーン大作戦の概要、意義などを説明する実行委員会事務局の鈴木さん↓。

大学生のみなさんはとても熱心に話を聞いていました。

藤前干潟への知識や、クリーン大作戦に携わるモチベーションが少しでも高まっていると良いなと思います。

クリーン大作戦当日は、実行委員会のメンバーとしてこの大学生のみなさんに受付やグループリーダーなど運営の一部を担っていただいています。

若い力が継続的に藤前干潟の活動に関わってくれるのは嬉しいことです。

5月18日(土)の藤前干潟クリーン大作戦は、第30回目となる節目の大作戦です。

ぜひ、みなさんもご参加ください。→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)

 

 

昨日(4月24日)に観察できたシギ・チドリとコアジサシ ダイゼン66、キョウジョシギ2、ハマシギ523、オバシギ3、オオソリハシシギ14、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ49、コアジサシ5

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ109、カワウ337、ダイサギ20、コサギ17、アオサギ8、マガモ5、カルガモ15、コガモ116、ヒドリガモ43、オナガガモ3、ハシビロガモ4、キンクロハジロ28、スズガモ245、ミサゴ3、トビ1、ダイゼン53、ケリ1、トウネン2、ハマシギ977、オバシギ2、アオアシシギ9、オオソリハシシギ9、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ42、ユリカモメ1、セグロカモメ3、オオセグロカモメ1、コアジサシ1

 

明日の満潮時間   9時14分 潮位175cm

明日の干潮時間 16時30分 潮位 70cm

コメント
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