漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
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かっこちゃんの講演会

2014-04-13 10:37:37 | Weblog
映画を見終わると、かっこちゃんがふわりと現れました。

本当に”ふわり”


映画に出ているヒロインの登場という感じで、映画を見た後だと
なおさらの興奮!

かっこちゃんは、出来ないことが多いといいます。
自転車に乗れない、握力は8、ほとんど泳げない、逆上がりも、前回りもできない
なわとびも一回すら飛べないそうです。

そんな、ふわふわのかっこちゃんのトークを初めて聞かせていただいたのですが

驚くほど理論的で、帰納的にお話さるのですっごく分かりやすい!
もともと理学部を出た、理科の先生なんですね~。どおりでっ!

養護学校に先生として配属されたときに、自閉症のお子さんたちが
ずっと揺れていたり、くるくる回っていたり、ジャンプされていたそうです。
「どうして?」と、先輩に聞くと、
「どうしてとかじゃなくて、それを止めさせて勉強に集中させるのが私たちの仕事です」
と、言われたそうです。

その後しばらくして、かっこちゃんは知ったのでした。
イスラエルの人々が祈るときに、体を揺らし続けること、
世界の三大宗教(仏教、キリスト教、回教)の回教ではくるくる回りながら祈ること
マサイ族はジャンプしながら祈ることを。

人は祈るときに、脳幹を使うそうです。

そしてまた、子供たちが、この時脳幹を使っていることが
わかったこと。

脳幹を使うときに子供たちは不思議な力を発揮することも。


トックリ蜂を例にお話されていましたが、
カニの産卵は満月にみんな一斉にするように、誰かに教わってやっているわけではなくて、
DNAに書き込まれて行われていること、
生まれてから知っていることは、脳幹がつむぎだしていることなのだそうです。

それで、生まれもってもつ力である回復しようとするのは脳幹の影響が強いとのお話でした。

「かわいい」と思うと抱きしめたくなる感覚を覚える時、脳幹が活発になるのだそうです。

立つ、顔を近づける、ゆらす、手をさわる、大好きっていうことも 脳幹が活発になるそうです。

脳幹を活発にするということが、回復する方法なのだそうです。
ということは、
脳幹を活発にする方法はなんて、簡単なことなのでしょうか!

それから、わたくし、驚いたです。
脳幹を使う祈りには二つのタイプがあるそうです。
一つは、お経と唱えたり、飛ぶ、揺れること で動的な動き

もう一つは、瞑想や座禅という大脳を沈める静的な動き

これを聞いたときに、あ!っと思ったのは、
太極拳は動的な動きによって脳幹にアクセスしているんだと思ったのです。

そして、ヒプノセラピーは静的な動きによって、脳幹にアクセスしているんだ~と。

脳幹につながると、とにかく気持ちがいいんですよね。
だから、癖になっちゃうのかな?笑

それらが、自分の体の本来の能力を発揮することにつながるのが
言うまでもないことで、ひそかに感激したのでした。
環のウェブに、「自分の体の本来の力をとりもどす教室」というリード文章を
書いたのは、間違ってなかった!って。


さてさて、最後に楽々介助法のデモを!
かっこちゃん、大サービスです。

えっと、まずはお客様から大柄な男性をかっこちゃんがチョイス



ほいっと、移乗(椅子から、椅子へなど乗り換える)

次に、また別の男性も 
ほいっと、移譲



この腰が上がった瞬間のかっこちゃんの顔をみてください。
”笑顔!”

次は、男性同士で練習



初めてでも楽々!

この画像を妖精に見せたら、

「プロレスみたいだね~」って・・・・・。

あ、ほんとだっ!ってちょっと思ったけれど。笑

そして、終了してから、かっこちゃんにお願いしました。
私にもこの技をかけてくださいって。

じゃなくて、私にもレクチャーしてくださいって。

そしたら、体が浮くんです!すご~~~~い!!

ポイントは、椅子と椅子を「レ」の形で並べること。
膝をつきあわせること。
首は介助者のわきの下にいれて、腕の内側をとおして、ズボンをつかむこと。


そして、会場にストレッチャーに乗ったある男の子とご家族が見えました。

かっこちゃんは、しきりと話しかけます


なんと、かっこちゃんのメルマガで再々登場される
たけちゃんとお母様のあやさんだったのです!

ひょえ~!です。
たけちゃんは去年二度目の心肺停止となり、メルマガでは祈りましょうと
お声かけがありました。
そしてそして、見事に回復されおられました。><

たけちゃんは指談をお母様とされます。
たけちゃんの中指とお母様の中指をくっつけて、お母様の中指に
たけちゃんの中指が文字をかくのです。
それはそれは小さな動き。

私はとっても知りたくて、知りたくて質問させていただきました
「どういうふうにされているのですか?」

すると、お母様がたけちゃんに言いました
「たけちゃん、何か言ってみて」

たけちゃんが綴った言葉は
「まほう じゃないんだよ」

私、号泣しちまいました。
すごいでしょ、すごいんですよ。
指談まで出来るようになりたいなぁ。


手話をしている方々をみると、すっごくかっこよく見えるのですが
この指談で会話されている姿もまたかっこいいんですよ。

それから、かっこちゃんのすごい話を聞きました。
次に発売される本に書いたそうなのですが、

この話を聞いて、私は雷に打たれました、椅子から転げ落ちそうになりました。

ヒプノでは、クライアントさんが、簡単に気になる別の人の心の中に入ることが可能です。
それはどうしてなのか、理由が分かってしまったのです。

それまでは、ユングの集合的無意識だと思っていました。
でも、ちょっと違うみたいです。

詳細は、ヒプノセラピーのときに、お話させていただけたらと思います。

かっこちゃんの次回本、めっちゃ気になります!

本当にすごい一日でした。

かっこちゃんに感謝です。
2年かけて、かっこちゃんをよんでくださった主催者の
小沢さん、森ぴーご夫妻、もくしゃさんの水野さんはじめ、
皆様
そして、お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。
映画、講演会、最後の打ち上げまで、参加を快諾してくれた妖精にも
感謝でいっぱいです。


僕のうしろに道はできる 映画のレポート

2014-04-13 09:53:16 | お知らせ
日曜日の朝、私の希望のタンクは満タンで目が覚めました。

昨日の土曜日の かっこちゃんの映画と講演会は、えらいことでした!

環のお客様もたくさんお越しくださいました。
チケットをすでにご購入いただいた方と
急遽ご都合をつけて当日かけつけてくださった方々も!涙
そして、スタッフとしてはじっこにいる私に、皆様一言お声かけくださり
これがまた、すっごく嬉しくて!!
フェルデンの由紀子先生も船橋からかけつけてくださいました!

お忙しい中、皆様本当にありがとうございました。
それから、チケットをすでにご購入いただいていたのに、
ご家庭のご事情でこれなくなってしまったとのご連絡も数名の方からいただきました。
私がそのご家庭のお仕事を代わってさしあげられるなら代わりたいくらいですけれど、

その方々の変わりに目を皿にし、耳をかっぽじって、カメラはズームにし、
映画と講演会で目から鱗どころか
雷に打たれたような感覚を覚えたことをレポートさせていただきます!

さて、当日朝は準備準備!
ウェルカムボードなどは、主催者の一人、森ぴーの手作りです!


森ぴー、すごいんです!
こういう大きなものを何枚も作ってくださっていて、手馴れていらっしゃるのです。
お花は、スタッフの庭のお花を持ち寄りです。だのに、めっちゃ豪華。
みなさま、お庭にイングリッシュガーデンをお持ちなのではないか!?と思うくらい
見事なお花や枝葉が集まっているのです。
えっと、私は・・・手ぶらで、すみません。

映画もほぼ満席に!



「僕のうしろに道はできる」の映画はですね~、
もう最初から泣きましたね~~~。笑
ずっと手ぬぐいを握り締めて。

脳幹出血で倒れた29歳の宮ぷー、同僚だったかっこちゃんが
サポートする様子をつづったドキュメンタリー映画。

ドクターはこんなに大きな脳幹出血をした人で、ここまで回復した人を
見たことがないと おっしゃったそうです。

それを聞いた、宮ぷーの言葉が
「僕のうしろに道はできる」

かっこちゃんは言います
「宮ぷーは奇跡じゃないんだよ、これを宮ぷーだけで終わりにしてはいけない」

遷延性意識障害(植物状態と俗に言われる)の人を多く回復させてきた看護師
紙屋先生が出てきました。

紙屋先生が、看護師として働いていた時に、ある患者さんのご家族がいらしたそうです。
脳腫瘍でご主人は手術をされたら、遷延性意識障害になった。
小さいお子さんたちを連れた若い奥さんが言いました
「これで、治してもらったとは言えません!!」って

それを聞いた紙屋先生は思ったそうです。
ドクターが、手術なので命をつなぐのが仕事であれば、
自分は 患者さんを家庭に帰すのが仕事だ って。

それから、リハビリに力を入れられはじめたそうです。
立たたせよう、歩かせようと。
でも、最初はドクターたちやまわりから、ずいぶん止められたそうです。

でも、紙屋先生は思いました
「どうして(この患者さんを)立たせたい、歩かせたいと思わないの?」かって。
だって、この患者さんが、立つ歩くが出来る方が自然じゃないかって。

紙屋先生のリハビリの病院では、たくさんの方が回復されていっているそうです。

自分の仕事はいかにそつなくこなすことではないんですよね、
その人にとっての「自然」を取り戻すのが仕事。
なんという情熱。

脳幹出血したら、もう意識は戻らない。この定説が覆ってきていること。
こんなにも回復していっている人がいるということ。

そのためには、何が必要なのかということ。
誰しも手探りで手段をさぐり、そして回復された皆さんに共通することがあること

これを映画ではじっくり語られていて、見終わるとやりたくなるんです!

前半終了
つづく