“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

26-3 受検してきました。

2015-02-08 16:28:37 | 日記
ご無沙汰しております。
(慌ただしい投稿ですが、考えてみたら今年明けて最初の投稿ですね。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。)

26-3 受検してまいりました。
受検された皆様も、おつかれさまでした。

今回も難易度は高いほうだったかと思います。

私は冬からの勉強で、意識的になるべく孤独に徹することに努め、1月半ばからは数時間でも早く退勤するようにもして無理にでも時間を作るようにしました。
現実的には生憎、新たな勉強までは手が及ばず、
成美堂問題集と過去問19年分によるリハビリで精一杯でした(そこで勉強したことは、大体しっかり書けたと思います)。

今日の感じだと26-3は、また厳しい結果のようにも思います。自分の生活全体の許容量からすると、まだ暫く冬の時代が続くかもしれません。

27-1は次年度なにかの年間行事とはおそらく被らない筈なので、受検はできそうです。あとは来年度の人事がどうなるかですが、これはギリギリまで分からないのが常で、どこに配置されても多分忙しくなるのでしょうから、勉強であてにできるのは、まだ年度末の3月かなと思います。

まずは今現在担当している中3の人たちの卒業まで、やらねばならないことの山を切り崩していきます。
切り崩していきながら、自分の今後の身の振り方と、漢字との付き合い方について、じっくり考えていくつもりです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (むー)
2015-02-08 19:56:30
しろねこさん、こんばんは!
お久しぶりです。
漢検1級の試験、お疲れ様でした。


私も懲りずに漢検準1級の試験を受検しましたが、自己採点で「184点」という悲惨な点数を取ってしまいました・・・
ただ、今回は問題も難しかったと思います。
嬉しかったのは、満点阻止問題と思われる「薄」、「都て」の表外読みや、「ダイヒョウ肥満」の書き取りの問題に正解したことです。
★ちなみに、答えは「すすき」、「すべ(て)」、「大兵(肥満)」です。

また、漢検1級の試験にも挑戦してみました。
今回は、問題の相性がよかったのか、ほぼノー勉で、自己採点「150点」でした。

「儀仗」は語彙・読解力検定1級で、「久闊」は日本語検定1級の試験で出題されていましたし、「懸河」は一般教養として知っていました。
また、「襟度」は漢検準1級か1級の試験で、いずれは出題されるかもしれない言葉として、マークしていたので、正解できました。
他にも、似た言葉として、「雅量」などがあります。
さらに、「天機」は以前漢検準1級で出題された問題でした。

と、こんな感じですが、お互い目標を達成できるように、これからも頑張りましょう!
宜しくお願いします。
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おつかれさまでした (凜太郎)
2015-02-08 20:06:10
しろねこ さま

おひさしぶりです。お変わりありませんでしょうか。
本日は無事、受検ができた由、なによりです。

私にしては珍しく、帰宅後すぐに自分で解答を調べて自己採点してみたところ、どうやら合格は確保できた模様ですが、結果としては今年度は一年を通じて高い難易度が維持されたということになりましたね。問題形式なども含め、来年度はどうなっていくのでしょうか。

まだまだ寒い日々が続くようです。どうぞご自愛くださいませ。
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受検おつかれさまでした。 (しろねこ)
2015-02-08 20:24:17
むー様
お久しぶりです!
ダブル受検をされたのですか、相変わらずパワフルですねえ!

コメントを拝見して「薄」「都て」はすぐ読めましたが、「大兵肥満」は分からなかったです。

私の方は、生憎「儀仗」「懸河」「天機」はまだ消化できていない言葉だったので、今回の検定を機会に記憶に留めることになります。
「久闊」は1級では基本問題であるほか、ちょっといま本文が手近にないのですが、
高校三年生の教科書に載っている、森鴎外の『舞姫』にあった気がします。
「襟度」は今回は勉強していて書けました。

こちらこそ、今後とも宜しくお願いいたします。
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凜太郎さまも、おつかれさまでした。 (しろねこ)
2015-02-08 20:50:30
凜太郎さま
お久しぶりです。合格確保、おめでとうございます。
お陰さまで、なんとか元気でおります。

この難易度の高い傾向は、今後も続きそうな気がします。
自分の不勉強を棚にあげて何ですが、次回には何が出るか楽しみですね。

私の職場はひととおりインフルエンザが流行りましたが今は比較的落ち着いています。しかし地味に風邪ひきさんに囲まれていて、内線電話の受話器などから感染しないためにマスクをしっぱなしなのが少々つらいです。

まだまだ油断ならない季節が続きますので、くれぐれもご自愛ください。
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むー様へのコメント「久闊」についての訂正 (しろねこ)
2015-02-09 14:41:27
昨日のむー様へのコメントで訂正です。

「久闊」は『舞姫』ではなく『山月記』(高2教科書)の再会シーンで見られたのでしたね。
不覚にも翌日にならないと思い出さないとは。
以下、青空文庫からの引用です。


■中島敦『山月記』より
虎になった踉西の李徴(りちょう)と、監察御史(かんさつぎょし)陳郡の袁〔にんべん+參〕(えんさん)の再会シーン


袁〔にんべん+參〕は恐怖を忘れ、馬から下りて叢に近づき、懐かしげに久闊を叙した。



ちなみに
■森鴎外『舞姫』より太田豊太郎と、友人相沢謙吉の再会シーン


外套をばこゝにて脱ぎ、廊(わたどの)をつたひて室の前まで往きしが、余は少し踟〔足+厨〕(ちちう)したり。同じく大学に在りし日に、余が品行の方正なるを激賞したる相沢が、けふは怎(いか)なる面もちして出迎ふらん。室に入りて相対して見れば、形こそ旧に比ぶれば肥えて逞ましくなりたれ、依然たる快活の気象、我失行をもさまで意に介せざりきと見ゆ。別後の情を細叙するにも遑(いとま)あらず、引かれて大臣に謁し、委托せられしは独逸語にて記せる文書の急を要するを飜訳(ほんやく)せよとの事なり。余が文書を受領して大臣の室を出でし時、相沢は後より来て余と午餐(ひるげ)を共にせんといひぬ。
 食卓にては彼多く問ひて、我多く答へき。彼が生路は概ね平滑なりしに、轗軻数奇(かんかさくき)なるは我身の上なりければなり。


……何度読んでも、目先で進展している出来事の幸先のよさとは裏腹に、エリスとの愛を見守る読者には不安を与える場面であります。


以上、ともに1級基礎単語の宝庫ですね。
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Unknown (むー)
2015-02-09 20:28:16
しろねこさん、こんばんは!
コメントの返事および訂正、ありがとうございます。
しろねこさんは、非常に幅広い知識や教養をお持ちですね。
やはり、検定試験の最上級や表彰などを狙うためには、ただ問題集や参考書を解くだけの勉強法では不十分であると、改めて痛感させられました。

漢検1級は、受検はしていないですよ。
今回1級を受けた友人から問題を借りて、一通り解いてみただけです。
ただし、私はトメ、ハネ、ハライで減点されたことはないので、自己採点「150点」はほぼ正確だとは思います。
なお、漢検1級は、日本語検定1級で読売新聞社賞を受賞or漢検準1級で表彰された場合のみ、受検しようと考えております。

宜しくお願いします。
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