ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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斎藤誠弾き語りツアー『カフェ・ネブラスカ』@仙台 SENDAI KOFFEE CO.

2014年11月08日 | 2014年のライブ、イベント
MARTIN CLUB JAPAN Presents
斎藤誠弾き語りツアー『カフェ・ネブラスカ』


2014年11月8日(土) 於 : 仙台 SENDAI KOFFEE CO.


前の週末に、「野放し紀行」の四人組ライブが終わったのですが、、
並行して「カフェ・ネブラスカ」のツアーも敢行中というか、むしろこれから始まるよーって感じ。

東京近郊では、このネブラスカがなく、、、
はてーーーどこなら行けるだろうか、、
と、もろもろの要素を一瞬にアタマの中でシャッフルして仙台に決定。
但し、諸事情につき日帰り弾丸でいく覚悟。
ということでいってきましたよーの巻。

==========

定禅寺通りを駅方向とは反対側に歩き。
細い道を少し入ったところに、会場となるカフェはありました。
看板のロゴがすごくかわいいー♪

内装は、真っ白に塗られていて、、、
天井も高くて、圧迫感もなし。
照明・・・というか、ステージは間接照明に照らされていて、
落ち着いていい雰囲気、、、
ドリンクは、、、カフェですからね、コーヒーをいただきますの巻。

==========


さて開演ですが・・・。
店内に楽屋がないため、、、、
ドアが開いて、誠さんそこから登場♪(BGM Missing Serenade(banana ver.))
なので、コート着て、カイロ持って(笑)。

さてさて始まるよ?
というところで、ギターをポロポロつまびきはじめ、イザ。
となったのだけど、、、

「あ。」

手を止めて、帽子のツバをパシと上げたのだった。

「ぇ。」

ざわざわざわ・・・お客さん。そらおどろきます。
どうやらこれが、誠さんの中の「スイッチ」なのではなかったか。
ということが後々わかるわけです。(ほんとか。)

もとい。で、「思い出の宝物」がやっと始まる(笑)。

最後の♪君にありがとう♪で、マイクからふっと外れたので、
お客さんとしては、そこで歌わざるを得ないわけですよー。
ヤラレター。

そして、、次の曲のイントロをギターでかき鳴らすわけですが、、、
これまたなかなか歌が始まらない。
ん?ん?ん?
な、お客さん、、

なんだかー、しきりに訴えておられるような、、「顔」で。「顔全体」でね。
「目」じゃなくてな、、、

えーとえーと、それはー、えーとーーー。(頑張って読み解く、、、)

「あ。」

すいませんすいません。

と、慌てて手拍子を始めるお客さんたち(笑)。
それに満足したかのように、曲が始まるのであった。
びっくりしたなーもー、ていうか面白すぎる(笑)。
それが「幸せの準備」なのでありました。

今日は、会場がカフェということもあって、
ちょっと明るめな照明で、お客さんの顔がよく見えるってことで、話がはずむはずむ♪

仙台といえば・・・第二の故郷ーーー!!!!

名古屋でもおっさったらしいが。

ええ、、、♪言いたいことはわかるよー♪

デビュー当時、FM仙台(現・Date fmさん)に番組を持っていて、頻繁に仙台に来ていたというわけです。

で、本日は、、、ギターの前にマイクを立ててライブをお届け。
でもね、たぶんなくても、生音でも大丈夫。
とおっさって、マイクから外してじゃらーーーん♪
とされるのだが、確かに。
とても心地よい響きがする空間なのでしたよ。

「うん、でも(マイクは)便宜上ね」

ぇ? 便宜上なの?


そして今度出る、セルフカバーアルバムに収録される曲についての話になり・・・・。
作った当時よりも、今だからこそ、というか、今歌ったほうがずっといいよね、という曲がいくつもあったと。
これも、そういう1曲なのだとか。
「或るグレイな恋の場合」
それよりなにより、今回初めて知ったこのタイトルにまつわるお話。
知らなかった。
もちろん、誠さんがマイケル・マクドナルドのファンでいらっしゃるのは有名なお話ですが。
彼がドゥービーブラザースとして、大ヒットさせたナンバー。
今でも、CMでよく使われたりする「What a fool believes」の邦題がその由来。
邦題があったことすら、私は知らなかったのだが、、、「ある愚か者の場合」という。
・・・ほんっとにお好きだったんですねえ。

が・・・・だ。

自分で作っておいて、コードが難しい、めんどくさいって、、、ゆーーーーうーーー??

話はまた少し進み、90年代に入る。
90年代の前半は、ご自分の作品を出していなかった誠さんだが、
後半になって、またご自分の作品を世に出すようになった、、98年の「Number9」。
の話のはずが、、、

98年といえば・・・。
ワタシがアタマを丸めた年です・・・。

・・・ぇぇぇぇえええええええ!!!

こんなときに、そんな告白を聞くとは思わなんだ^^;;;

とか、、ライブ中に水を飲まない。飲まないのは、いろいろやってるので飲むのを「忘れる」からだっておっしゃってましたね^^;;
またそこから、いろいろ脱線をしてた。

で、、A型なのでここはきちんとチューニングをして、、、ということで「夕陽の交差点」。


久しぶりに、誠さんのララルちゃん(マーティンのカスタム。)ギター自慢の話にもなりました(笑)。
今回はライブでは、ララルちゃんとナイロン弦のガットギターを使用。
必要最低限、かつ、十分(にカバーできている)という印象なんだな。
もちろん、ギターショウがらみであれば、敢えていろいろなギターを使い分けることもあるけれど。
最初に出来上がってきたときは、もっと白っぽいいろをしていたけれど、どんどん使い込むにつれ、色が変わってきたとも。
音色が変わってきた・・・とも。

と。
誠さんから

「僕からみた、皆さんの話をしていいですか」。

ライブ中、意外とちゃんと見ている。
でもって、もう全身で、すごい勢いで喜んでいるお客さんを見つけちゃうとすごく嬉しいんだそうな。
やったあーーー♪
て。
はたまた、、サイン会のサナカ、、、「今日はよかったよ」と、通りすがりにボソッと。
そんなんを聞いちゃうと、もんのすごく嬉しいんだそうだ。
(誠さんにとって)「すごい力になる」とおっしゃったかな。

(だから、たのしーーー、とか、すげーーー、とか盛り上がっちゃったときは、わかるようにしていいと思って。
でも、座席によっては、あ、はた迷惑かな、、と思う時は、場所を選んで盛り上がりにいくように配慮はしてますよ?)

でですね、そんなファンのみんなのことを歌った曲を「内緒」で、去年のアルバムに入れたらしいですよ(笑)。
「愛すべきCRAZY」・・・・しってるー^^!!
ただですね、この曲って結構近所迷惑になっちゃうような感じなので、、、今日は、近所迷惑にならないバージョンでやります。
みんながテンポ出しをして!と促され、、手拍子でリズムを取って、それに合わせて誠さんが歌う、、、というなんとも素敵な展開に。
最後の最後、誠さんが少し歌詞を変えてくれて。とっても楽しかったです。
(ギターは、アコギであるにもかかわらずかなり弾き倒したねえ♪)

(窓から、外を通る車の赤いライトが時折差し込んできたりして。なんかちょっとした照明の演出のようにも思えたものです。偶然とはいえ。)

また「Waltz In Blue」を歌うときに、ガットギターに持ち替え。
よくインタビューでもお話されていたように思うが、誠さんにとってレコーディングにおけるガットギターの立ち位置みたいなものをお話しくださいました。
それは、フツウならばキーボードが占めているような真ん中、ということだったと思いますが。

この日は、キャパにして50人強かな、、もう少しいたかな?
お客さんとの距離も近いので、、ただでさえ、ライブのときのお客さんの動向を見逃さない誠さんですが、
今日はいっそう、拾いまくるというか、反応しまくってました。
影が動くと、つい反応したくなるんだそうで^^;;
お手洗い等に立つお客さんを、先代の林家三平師匠よろしく、いじってました。
とか、なんでそんな話になったんだっけな。80年代に見ていてお気に入りだった誠さんのバンドの話。パンクムーブメントのさなかであったため、いろいろなバンドがいて、とりわけラ

イブ中にシャンプーするバンドがお好きだったらしい。でも、そのシャンプーはお子様用(ウテナ)を使ってて、目にしみないやつだったとか。
そんな賑やかなやりとりのさなかに、「バースデー」。
コーラス部隊が今日はいませんから。お客さんが歌う。歌うの、、、すごく楽しいね!
・・・もうギリギリ、いいのかしらん、、どうかしらん、、と思ったのだけど、
お誕生日ピック、、、、該当者と相成りました。
ワタシともうおひとりいらしたようで。
、、、23歳の誕生日を祝ってもらいましたー。ありがとーございますーーー。
去年も、誕生日を挟んでライブがあり、、、2年連続。大変恐縮です、、、

最近の誠さんのお気に入り、というお話もある「Call Me Daddy」。

だーでぃーーーー。

と叫んでおこう。

おとーーさーーん、

はやっぱりダメかしらん^^;
転調のとき、バンドでやったときは一節、カースケさんが歌ってくださったんだけど、、今日はひとり。
例によって、カポを「かち」て装着されてました(笑)。
ええと、ちなみにこれは「歳の差について歌った問題作」なんだそうです。
でも、問題になりそうな箇所は変えたんだよね、そうだよね(笑)。


久しぶりに歌詞カード配られてるなあ、、の「飛ばせドライバー」。
歌を知らない人向けに、練習タイムなど。
「ゆらりゆられ」の「ゆーー」が難しいと、、そんなん初めて聞きましたけども(笑)。

そして、、また今日は一段と綿密にドラムチェックをなさるのだった(笑)。
完全にご自分の世界に入っておられたようなー。
念入り過ぎて、笑い転げてしまったのは言うまでもなく。
「Don't Give It Up!」
先週までのリズム隊でがっちり固めた、言ってみればバンド版・正調「Don't Give It Up!」と併せて聴けてしまったわけで。
改めて、ネブラスカの自由さ奔放さを見せつけられた感じですねー。とりわけ、この日は自由だと思ったけども。

曲間では「Jump」で、ちっさく何度も跳ねてたし。
CCRの「Have you ever seen the rain」・・・はいきなり端折ってサビへ飛び、
ジョン・レノンバージョンの、と銘打って「Stand by me」も、、、端折ってサビへ飛び、、
これもジョン・レノンバージョンで、、「恋するフォーチュンクッキー」(なわけないっしょー)
な展開に。

最後ヒートアップしすぎてしまったのか、一部歌詞が飛び、、、一緒に見ていた友曰く「ターザンみたい」(笑)になってたよー。
あんなん初めて聞いたわ。

で、、動悸がおさまったら次の曲、、というつなぎでお話ししてたんですが、、
特に、最後のところのコードの展開がお気に入りらしいです。
東京では、ちょっとそんな自画自賛はできーん。(ぐーが飛んでくるとかこないとか。)
そして、ここでもドラムの調整が必要で、、、ぇ。
とそれは「ギターマンの純情」でした。
一緒にラララコーラス、しましたよ。

最後に、あの震災から3年が経った今。
一生懸命、仙台の皆さんを気遣う言葉を選びながら、探しながら話す誠さんでした。
でも、誠さんがいらして、こうやってエネルギッシュに楽しく。
お客さんを巻き込んで歌う。
これが何よりなんじゃないかなあって、心から思いました。
お話のあとに「明日の空に」。
ますます、唄が、詞が深くしみいるようになってきたなあと、思います。
また、アルバムに入っているものとも、違うんだよね。
ウチに帰ってきて、聴き直してみて思ったのです。


----アンコール----

あれっあれっ。
まさか。
外で着替えてきたのっ。うわっ、さぶいでしょぉーーー。
という。
最初はたぶん、ボヘミアンズさんのかなあという「B」というでっかいロゴのシャツを着てらしたんだけど。
ショッキングピンクーな、マコボギーさんにお着替えしてらした。

ライブ中、お客さんと目が合わないでしょ?と自ら。
実は、見られないというか、合わせないようにしてるんだそうで、、、
今日は、真後ろに掲げてあった、マコボギーTシャツを見ながら歌ってたんだそうだ。

今、まさにアルバム作業が2倍ですごく大変。
なんだけど、その合間合間にライブでお客さんの前に出て歌うと、すごくいいんだそうだ。
(誰とは言えないけれど。言わないけれど。)よし、あの人のためにがんばろうって思われるんだそうだ。

これも、何度かライブのMCでお話しがあったけれど、、
震災で混乱して、なかなかキモチが音楽に向かなかったとき。
自分を助けてくれたバンドがNRBQだった。
誠さんが、彼らを好きな理由はいろいろあるのだけれどもね。共感するところもあるらしい。
で、、、そんな彼らに敬意を表して、、「I Love Her, She Loves Me」をカバーアルバムに入れることにしたんだそう。
いい曲だよね。いい曲。私も好きです。

「風を抱いて走れ」「天気雨」

この曲に乗せた思いはなんだったんだろう。
楽しさ満載のライブだったけれど、ある意味、本編最後のとこと、
アンコールに誠さんの言いたいことが、ぎゅっといっぱい詰まってたような気がするんだよね。
とまあ、これはワタシのあくまでも勝手な推測ですよ。
でも、、すごく楽しかったなあ。
この楽しい雰囲気に力を借りて、翌日の特別なライブに向かうのだろうなあと思いました。
それにしても。
今回は、解き放たれまくった誠さんでした♪

楽しいけれども。
弾丸でその日の最終の新幹線で帰京するので、、、、先ほどのお誕生日ピック申告に早めに行きまして、、、、会場を後に。
フツウーのカフェ営業の日に行ってみたい場所です。
雰囲気も、椅子もバラバラなものが整然と並んでたけど、ふだんはどうなんだろうな、とかね。

(2014年11月12日 記)

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