ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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ドラム・マガジン・フェスティバル2012

2012年10月13日 | 2012年ライブ・イベント
ドラム・マガジン・フェスティバル2012 @ differ 有明

the bond with 斎藤誠



このイベントのことを知ったのは、角田さんが「呟いて」くださったおかげです。
ありがとうございます。

その知らせに、、、

ななななんだとー?!

即刻調査に入ったのはいうまでもありませんが。

久しぶりにthe bondがライブ!
本来のメンバーのふーみんがスケジュールの都合上、参加出来ないとのことで、、、
ピンチヒッターが誠さんが入るということ。
なある。

でも、ちょっと待って!
この組み合わせどっかで見た気がするんだけどなあ・・・?

はい確かに。
6月だったかな。
渋谷のギターフェスの時のライブとメンバーは同じですよ。
ただし、内容は違うけども。
このときは、あくまでも誠さんの唄とギターが中心。
誠さんのバンド、という位置付け。
今回は、主人公はあくまで「打楽器」であるからして、
「打楽器奏者(ドラマー)」であるカースケさんがやっているバンドthe bondが主。ということですね。

(更に言うなら、全く同じメンバーで金沢でもライブやってました。ほんの数日前、、、しかもまた、それ見てましたけどなにか?)

====

なんだろー。
有明テニスの森だっけ。
ゆりかもめでおりて、とことこと歩いていったところ、、
既にしてそれらしい建物のそばを通ると、重低音がぐぉんぐぉん、、恐ろしい勢いで渦巻いてるんですけど響いているんですけど(汗)。



会場は、DIFFER(ディファ)有明。
私はその当時にそこを訪れてはいませんが、
かつてはMZA(エムザ)有明と呼ばれていた場所なんだそうです。
というと、誠さんが「MAH MAH MAH」というアルバムを作るためにライブレコーディングを行った、というのでファンの間ではよく知られている場所。

でも、私は当時も行ったことない。
今はそのときの面影ってないらしいですよ。
(かろうじて、有明コロシアムにライブを見に行った記憶が一度あるけれど、今みたいな交通システムは整備前。都バスで門前仲町から向かった筈)

そのときは、まだバブルが弾ける前であって、、、
さぞやな外装だったんでありましょうね。
ディファになってからは、数年前くらい前かな。
確かサザンがライブやってた気がする、、ファンクラブ限定か何かかな。テレビで見てたな。そのときもギター誠さんだった。

で。

中に入ってみたら。
数はギターショウほどでないにせよ、ロビーにあたるような場所にブースがぎっしり。
試し打ちというのか、試奏というのか。
やってる方がいっぱいで。
いやあ、いろんな意味で圧倒されたねえ。
というか、こういう世界もあるんだねえ、知らなかったねえ。
(好きなミュージシャンさんにくっついていくと^^こういう経験も出来るのね。)

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今回、指定券やら立ち見券やら通し券やら、いろいろな種類のチケットが出てたみたいなんですけど。
私は、立ち見(1日のみ)と決めていたので^^
会場に入ってみたら、中でも大試奏大会でドコドコいっとります。
ヒトとの話がままならないほどの凄さ。
・・・でもさ、ここでライブイベントやるんだよね?間違ってないよね・・・?

前方にステージ、
そして、花道?みたいなものが設えてあり、その先にドラムセットがあった。
前をメインステージ、花道の先をセンターステージといってたみたい。

バンドのライブは、もちろんメインステージです。
その前の方に、上手下手、立ち見スペースかぶりつき、、
みたいなエリアがあるわけです。
前の方に押し寄せるとか、押しつぶされる懸念はないとは思うが、そのスペースの一番後ろにいた。
ちょうど、カースケさんのいる側なんだな。
反対側が、ハモンドだから片山さん、ちょと離れてスタンドマイクがあったところが誠さん、ドラムのそばの立ち位置が角田さん。
ということは、すぐに見て取れた。

時間前、楽器チェックのようなことがあったようで、
それぞれ出てこられて準備されていたようであります。

====

最初はカバーかな?
3曲くらいを立て続けに演奏。
曲目が一向に確認出来てないんですが。(ぉぃ。わかる方教えてください、そのうち。)
最初がブッカーT&MGズだったかなあ、、、

久しぶりのthe bondだよね・・・後で友達と話していて、いつ以来だっけーという話になったのだけども、下北の440のふーみんまつり(そんな名前だっけ
か?!)以来 だよねえ、、と。
そんなんなるかあ、、もう結構前だよね、それ。
今は、皆さんそれぞれが多忙なため、、なかなかライブを行うのが困難な事態・・・。

あー、でもこの感じだよねえ、、^^
演奏が始まると、わくわくする。

しかもまあ困ったことに、普段からバンドになると誰に注目してみたらいいのか。
というのがホントに嬉しくも頭痛の種なのだ。

普通なら、フロントに注目して、、というのでしょうが、
なんたって、誠さんとこのメンバーさんは、みんなほんとにかっこいいので、
うっかりしてると、誰かのファインプレーと同時に別の誰かがファインプレーとかっていう、、
実に贅沢なことになってるのであるからして。
見逃しそうになったり、見逃したり、、もうなんなのよー。
とか、大変に忙しい^^;;
(7人なんていうと、もう大変です。ジロキチにぎゅうぎゅぅにってライブやってるときだって、オロオロきょろきょろしながら見てるんだもの。少し 大きなステージになると大変だよ。)

3曲終わったところで、カースケさんのMC^^
南條もそうだけど、いちお「アマチュアバンド」といわれてるんだよね。
でも、アマチュアにしては史上最上級クラスだろうよ、、、^-^;;

メンバー紹介、、
をきくにつけ、ホントに長く一緒にやってる友達、仲間という間柄なんだなあ、つくづく思うわけです。
10代、20代で知り合った仲間が、プロの第一線として活躍して、なお、自分たちのバンドやろうぜ!って。
そういう間柄、決して音楽的には「馴れ合い」にならず、
「緊張感」がある。すごく羨ましくなる。
周りからも「・・すげえなあ」というため息が漏れてたほどで。

誠さんにしてもそう。
いつもは誠さんのバンドとしてやってるんだけど・・・という話なんだけど。
今日は立場が逆転。
ギターを手伝ってね、という感じかな。
今日は、シンラインで登場。でも傍らにはアコギだったので、ん?と思ってたら、、
せっかくだから唄をということだったらしい。
MCも誠さんが譲り受け、、、カースケさんが誠さんを紹介したのに「ヤツを呼んじまいました」というのを受け、

「・・・ヤツです」(笑)

必ずお2人の間柄で話が出ると、
同じコンテストに出て、誠さんのバンドは予選落ち、カースケさんのバンドはグランプリ。とか^^

「カースケ、初めて会ったときはアフロだったんですよ」
「ソフトカーリー!」

このやりとりもお約束だよね(笑)久しぶりにきいたー^^

やったのは「It's Alright」と「Be My Be My Be My」。

これは間違いなくかっこいい^^
2曲めがアコギだったんだね。

そして、みんなのモードもインストから唄モノに見事に切り替わってるのがわかる。
誠さんの呼吸を、バンド全員が一斉に注目している瞬間を目撃出来たから。
これは・・・かなり嬉しい瞬間だよ。
そうそう、そうなんだよ、そういうことなんだよって。

普段はまあ、こんな感じなんです、と。
長年培ったバンドの音を是非楽しんでいって^^
と、カースケさん。

そして、今回のドラムマガジンフェスティバルにあたり、Tシャツを作りまし
た、という話。
どんなメッセージにしよう、、なんか、、あまりにもありきたりだとナンだしなあと考えた結果、、、、

the bond

と、シンプルにバンドの名前のロゴを入れたものになった。
黒地に白のロゴ。



でも、ただのバンド名だけではない。
以前もそんな話が出てたと思うけども、絆とか仲間とか、そな意味もある。
じゃあ、ぴったりじゃない?
ということで、この日は誠さんが着ていた^^
ファッションショーよろしく、思いっきりセンターステージに出てったですよ、、ランウェイと、イマドキは言うのでしょうが。
「かえっといで!」
呼び戻されてたよ、、、(爆)
こんなシーンも、どっかのライブで見たな(笑)。
札幌だったかしらねえ、、、(笑)。

更に2曲、オリジナル。
1曲は、カースケさんの書いた「Funky Limits」だったと思うけど、、もう1曲は、初めて聴いたかな。
今度質問してみようかしら、、

それにしても。
今日はステージに4人なのに、、、
それでもやっぱり視点がなかなか定められず。
相変わらず、おろおろしながら見てたのであります。
更には上の方に大きなスクリーンがあって、
メンバーさん各々やら(だから表情も)、手元とかのクローズアップ(さすが楽器フェアだよねえ)の連続。

だーれかー、たーすけてー(←おバカ。)

でも、すごく楽しい。
角田さん、何度か嬉しそうに見上げてた^^

片山さんも、曲終わりに「イェイ!」て言ってたよー!!報告、誠さんからあった模様です^

短い時間とは聞いてはいたけども、でもすごく充実した楽しいライブだったな。

みなさんの時間があったら、
あまり遠くない将来に、、、the bond、完全復活でお願いします。
もうすごく楽しみにしてるので、ぜひぜひ^^

(誠さんが後日、そのインストモードへの切り替えが難しかった、ということを書いていらっしゃいました。
メンバーのみんなはもう、そのあたりは難なくこなしていて・・・と。
考えてみたら、インストだけのライブとかセッションて、他流試合的なもの含め、メンバーさんかなりやってますものね。
誠さんは、自分が歌わずとも「唄う人」のために演奏するということが多いのかな。)

****

その後、一人残ったカースケさん。
スネアをひょいと抱えてセンターステージへ移動。

「緊張するなあ」

と、言いながらもお話始めました。

まずは、ひとつ。
そのスネア。
なんと、カースケさんのシグニチャモデルなんだそうです。(12月発売予定)
カースケさん自身がこだわった、様々なポイントについてお話してくださいました。
もちろん私は全くの素人ですが、スネアひとつとっても「深い」のだ、ということは十分伝わりました。

カノウプスに、特設ページが立ち上がってる模様ですよ。
フェイスブックにもあったから、是非興味のある方は探してみてね。

それから、ちょっとクリニック的なことも。
と。
ベーシックな8ビートを取り上げられました。
確かにすごくシンプル、カースケさんが叩き出すとなんとなく「自分も出来るかもしんない」と一瞬でも勘違いしそうになるのがこわい(笑)。
いやいやいや、土台がまーーったく違うからね^^;;(大昔、ほんの一瞬8ビートをレッスンの一環で叩いたことありますけど、、そんだけ。)
でも、これできちっとグルーヴを出すことはそんなに易しくない、とのことでした。

そして、少しずつこの8ビートに変化をつけるとどうなるか。
というのを実際にやってくださったのですが、、、
これがとても丁寧で、よくわかる。

ベーシックなものを変えていくのだけれど、実際どうやって変えていくのか?

それは

「曲が教えてくれる」
「周りの演奏だとか、アンサンブルから」

繰り返しておっしゃっていた。

ひとりよがりではいけない。
バンドとかバンドの雰囲気、曲が影響する。
それと技術はもちろんのこと、経験などもモノを言うんだろう、ということは想像に難くない。
音、曲をよく聴く、考えるということ・・・大事なんだなあ。
やはり、、バンド、アンサンブルだものね。

16ビートについて、よくいうハネるハネない。
これも叩き分けてくださると、感覚的になんとなくつかめる気がします。
(昔エレクトーンをやっていたとき、これに類するリズムのことを、言われたことがあるんですけど、、、
小学校高学年くらいで、まだ「聴く」経験に乏しかった私には、なにをどうしたらいいのか、悲しいくらいわからなかったものでした。
今ならあの頃の自分に、まず音を実際によく「聴いてみ!」と言ってあげたいです)

それにしても、周囲のドラム小僧の皆様。
目を輝かせて、ウンウンってしきりに頷いて聞き入っていたなあ。
やっぱり目の前にいるのは、「憧れ」のプレーヤーなんだなあ^^ってよくわかりましたよ。

最後に、教則DVDにも披露されているのかな。
ある曲の一部を少しずつ、叩いてくださいました。

それにしても、お話がすごくわかりやすかったし、面白かった。
貴重なお話ありがとうございました、カースケ先生^^

私は、セットの斜め後ろから見るような、、、
つまりカースケさんがセットに座ってるところを後ろから見る、手元とか足が見えるって感じでした。
(リンゴ・スターの写真が貼ってあったー^^)

今日も一段と、腹にドーンと響いてパワフルでしたが、
なんとなく、その力強さの一端、後ろ姿から垣間見た気がします。
普通のライブでは、まあ見られないもんね、こういうとこ。

****

この後、少し時間を外で潰し、再入場。
「Use Me のオリジナルを叩いた人だぞ!」
と、ある方が力を込めて語られていたのを聞いて見に行こうと。
沼澤尚さんとジェームズ・ギャドソンさんのイベントも見ました。

まあっ、あの曲もこの曲もその曲も!

というものがずらりと並ぶわけですが、、
いの一番に出てきたのが、ビル・ウィザースの「Use Me」!!だったわけで。

ひゃーーーー、ほんものだーーー。

と、後でまた大いに騒いでいたのは言うまでもありません。

モータウンの映画でも語られていたことですが、
ミュージシャンのクレジット。
私も実は私なりに、チェックするクセがついてしまいましたが^^;;
昔は、全くクレジットされたことがなかったという。
LAに拠点を移してから、少しずつクレジットされるようになったて言ってましたけ。

マーヴィン・ゲイの「I Want You」の話も面白かったなあ、、、


などという、1日音楽三昧となりました。
はあ、ぎっしりだったなああああ。

てか、諦めたものがあったにせよ、
今週はずうっとぎゅうぎゅう音浴びてたね
やっぱさーーー、理屈抜きで楽しいよねー。

(2012年10月18日 記)

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