いっぱいいっぱいの応援

■梅雨前線に発生した低気圧で、横浜でも、今夜遅くには雨が降り出しそうです。
ＴＶの天気予報での３時間ごとの天気マークは、全て「雲」マークでした。そして、明日昼までに、かなりの雨がふるそうです。そんな今日ですが、昼過ぎまで、雲の合間から、ちょこちょこと・・・・・いえ、かなり陽射しが出ていて、蒸し暑い一日となりました。

■本日の帆船日本丸は、３３７回目の総帆展帆でした。
朝時点で８４名の参加。ここのところ、参加人数が少し増えていて・・・・・フォアマストもメインになる横帆にこそ、配置人員はいませんが、トップやゲルン、ロイヤルには、定員を示すマス目が埋まるだけの人数（ひとすう）が集まってくれています。まぁ、午後には帰る人がそれなりにいるとはいえ、人が集まるって、とてもうれしい事です。

■正確に確認したことはありませんが、女性やキャリアの少ない人が、結構、いるのもフォアの特徴でしょうか。
かつて人数が少なかった時代が長かったので、女性やキャリアの少ない人も、どんどん力仕事や作業をやらされていました。そんな人たちが、今では、自分のマスト作業をがんがんとこなして、そして、メインの大きな横帆・フォース作業へと流れて行くのを見るにつけ、ちょっと感慨に絶えません。

■最近、フォアマストに来てくれる女性たちの活躍には、目を見張るものがあります。
もちろん、男性も頑張っていますけど・・・・。女性の細腕が、重たい横帆をしっかりと引き上げて、必死に押さえているのを見るにつけ、反省会では、いっぱいいっぱい飲んで帰ってもらいたい・・・・・・と考えるのは私だけでしょうか？　すっかり、ベテランさんと肩を並べて作業をこなしています。

■話しは変わって、本日昼休み、「登檣礼（とうしょうれい）」でのチアリーダ最終選考会がありました。
例年、「海の日」に、帆船での儀礼式典「登檣礼」を行なわれます。各マストやヤードに形よく配置された人たちに対して、船首バウスピット先に立ち、号令をかける人がチアリーダです。今回、フォアマストに来ている若い女性と、他マストの男性との最終選考会となりました。選考会は、船首で順番に声出しをして、船尾にいる人たちが、声の聞こえ具合などを考慮して決めていました。選考係として集まった人たちは、最終的に女性を選んだようです。

■同じマストで作業している仲間として、この女性が選ばれることを望んでいたので、とてもうれしい結果です。
「海の日」当日には、いっぱいいっぱい応援をします。とは言え、何もできない私たちですので、号令に合わせて、ぴったし息の合った動作を行う・・・・・・これしかありませんが、これが私たちのできる一番の応援であるような気がします。