ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

見直した 面白い講座だった

2023-09-17 | *小ネタ

17日(日)の朝、横浜は曇り空です


でも・・・もうすぐ10時なんですが、気温は既に31℃に達し、湿度も70%越え

まぁ、陽射しが出てないだけ、まだましなんでしょうか
(その後、雲は消え、今日は、ドピーカンの猛暑猛むしむし日になりました)


昨日は、小さな音楽ホールで、カルチャー講座を受けていました

今年度版として3か所のホールで、クラシック音楽のカルチャー講座を受けているんです
一番興味深く面白かった講座は、既に終了
一番つまらないと思っていたのが今回の講座で、昨日で終了です


ある音楽大学企画の一般市民向け講座なんですが、
前回では、大学に招聘している外国教授とMCの教授が、演奏するだけで
講義はなし、演奏も・・・・ただ演奏するだけ・・・って、私は感じていたんです
まぁ・・・正直に言って、この講座は外れだなぁ~って思っていた私です
でも・・・昨日の講義は興味深く聞けましたんで、講師の名誉回復もあり、本日のアップにします

 

 

今回の講座はMCの教授だけでした
やっとこの教授の専門が判ったような講義がありました

最終回の今回は、ベートヴェンの若かりし頃に的を絞った講義でした
育った家庭環境から時代背景、ピアノの普及~改善・・・

 

王家・貴族の対立に、周辺国を巻き込んだ「七年戦争」
その時代後に生まれたベートヴェン・・・
既に教会絶対音楽から、宮廷音楽そしてサロン音楽へと移っていた時代で
ハイドンにより見出されたベートヴェン
まだマリーアントワネットも登場してくる時代です

その後、「フランス革命」が起き、「ナポレオン戦争」も勃発・・・
その頃の音楽は、市民にも聴けるホールでの音楽へと移行していたのです

 

 

この激動の時代、音楽環境も変わりました


ピアノが登場したのは300年ほど前ですが、
2百数十年前のこの激動の時代に、大発展したんです
ピアノブームとなり、ピアノを作る工房が乱立し~普及したようです

ベートヴェンのもとへは、改良されたピアノ(鍵盤数増とかペダル機能など)が提供され
その新機能を活用した楽譜をベートヴェンが売ったもんだから、新型ピアノがどんどん売れた・・・
ピアノ工房と作曲家とのウィンウィンの関係・・・など、約200年ほど前の面白い話しが聞けました


教授によるピアノ演奏は、そのベートヴェン初期のピアノ・ソナタ第1~第3の3曲でした
いずれも、ちょっと長い曲ですが、どういう音楽構成になっているかの解説もありました

 

市民講座としては、ちょっと内容が難しい面もあった・・・とも思う面もありました


この教授、ピアノ学習者・ピアノ指導者・ヘビーな音楽愛好家などの
マスタークラスを対象とした講座(音楽学習者育成事業)を、継続的に催している方だそうです

 

 

そう言えば、私の右隣りに座った3歳くらいの女の子と両親なんですが
母親が音楽大学卒らしく、娘がピアノの勉強をしている話しをしていました
アンコール曲がベートヴェン・ピアノソナタ第8番「悲愴」の第2楽章でした
有名なメロディが流れるんですが・・・娘が「私、この曲知らない」って言ったら
お母さんは、「ちょっと大きくなったら、この曲も演奏するんだから、覚えてなくちゃ・・・」なんて

 

 

・・・どう考えたらいいのか判らなくて・・・

ただただ、感心?をして、ホールを後にした私でした・・・・