キャプテンの講座を聴いた

本日の帆船日本丸写真をアップしているという事は・・・・・

そうです
帆船日本丸に行っていたんです

正確に言うと「訓練センター」の第３教室ですが

キャプテンの「船の講座」シリーズでの「トールシップの帆走艤装」です


本日の帆船日本丸です

聴講生は、８名くらいだったでしょうか
一般の方が対象なんですけど、お船の大好きそうな方たちばかりでした
かもめでは、ＯＧさん１名と、私を含めた現役かもめ３名といったところです



内容的には
トールシップの定義から始まり、
帆走艤装の変遷（へんせん）、構造～種類
具体的には、マスト、ヤード、セイル（横帆、縦帆）、
索（ロープのこと、静索、動索）、滑車（組滑車）などの話し
動索の導き方として、ブレースやハリヤードで説明
そして最後は、帆走艤装に依る帆船の呼称
具体的には、スクナーとかブリテンィン、バークなど
艤装の使い方によって、９種類の名称に分かれると説明されました



専門用語が多用された講義で、ちょっとイメージが掴めない箇所もあったり
私は、ブレースやらダンホールにつく事が多いので、
構造や動索の話しが、よく見えたんですけど、経験の少ない人には、ちょっと見えづらいかも

でも、さすがキャプテンである
知識と経験は豊富で、話しは面白かった
まぁ、あっと言う間の２時間弱の講座でした

圧巻は、キャプテンが編纂（へんさん）した「現存Ｔａｉｌ Ｓｈｉｐ一覧表」

イギリスにある国際セイル・テレーニング協会基準によるクラスＡ以上の大きさで、
現存船を網羅（もうら）しています
その数１９７隻
あるもんですねぇ～

用途分類では、
セイルトレーニング、海軍練習船、商船船員養成船、乗員付きレンタルヨット、帆装クルーズ船
係留展示船（ドライドック係留、浮上係留、陸上固定）、係留ホテル船、係留レストラン船、などに８分類

一覧表には、
名称、写真、国名、母港（都市名）、建造年、マスト数、種類、長さ、巾、用途分類、展示分類が、記載されています
旅行で近くに行く事があるなら、ぜひ、見に行ってくださいと言っていました



キャプテンは、これを編纂するに、かなりの時間と手間暇をかけたそうです
グーグル・アースなども使い、帆船の姿を確認していったそうです

この一覧表は、価値があります
いいモノが手に入りました



表紙２に書かれていますが、
海軍や船員養成の練習帆船は、２８か国４７隻使用されているそうです
また、１９３０年以前建造された現存帆船は６４隻で、このうち１７隻は、現役で運行されているそうです
帆船って、かなり長持ちするもんなんですね

横浜の帆船日本丸も９０歳近い年齢です

大切にメンテナンスし、横浜のシンボルとして、いつまでも残したものです・・・・・・