かつての「みなとみらい」

帆船日本丸のボランティアさんの中には、帆船日本丸が横浜に来た時や、その後を知っている人い達が、結構いる

私は・・・・・と言えば、全く知らない・・・と言っていいくらい知らないのである

何故こんな話になるかと言うと、
先日、横浜みなと博物館の企画展「港・ヨコハマの１９８０年代」に行ったからである

この企画展は、横浜みなと博物館３０周年記念での企画展なのである
と、いう事は、私が３７歳の時、博物館はオープンした事になる



一方、帆船日本丸が横浜に来て、公開されたのが１９８５年で、私は３３歳の頃である
私の周囲にいる人たちがほとんど知らないという「横浜博覧会ＹＥＳ’８９」は１９８９年
この頃の私は、３７歳である

その２年後、３９歳の時、帆船日本丸の展帆ボランティアかもめになっている
この頃、ボランティアになれる年齢制限「４０歳未満」という規則があり、
私は、滑り込みでなれたのであった
日本丸オープン６年後で、それから２９年にもなってしまった

昔の帆船日本丸を知っている人の話しでは、
日本丸周囲は何も無かったと言う
桜木町駅から、フェンスで囲まれた歩道が延々と続いていた
帆船日本丸の周りは、更（さら）地で、見渡す限り、何もなかった・・・・と言う
今から思うと、信じられない話しであるし、想像もつかないのである



「横浜博覧会」には何度か行っているはずである
しかし、その記憶は・・・・・正直、全くない

覚えているのは、わざわざ遠回りして、会場に入場した事くらいである
ひとつは、横浜そごうからロープウェーがあった
それに乗って会場入りした事

もうひとつは、山下公園から桜木町方面に線路があり、汽動列車（ジーゼル列車）が走っていたのである
貨物線が走っていた線路コースで、今の「汽車路（みち）」になるのか
この列車に乗って博覧会に入場したのであるが、
「日本丸駅」があったらしいのだが、その記憶がないのだ



私の若い頃って、みなとみらい地域には、入った事がないのである
海側から、国鉄根岸線と東横線が走っていて、
並んで山側に市電（路面電車）とバスが走っていたのである

線路の海側が、国鉄の操車場や工場らしかったのだが、詳しくは知らない
ここらは、無彩色・・・濃い灰色イメージが強く残っていて、
バスで通るくらいはあっても、まず、歩く事は全くなかった
私自身の中には、それだけここらの地域が、暗い街並みであったのだ

展示会には、みなとみらい開発計画当時の図面や模型が、撮影ＯＫになっていた
現在の様子と随分違っている

それにしても・・・・・ずいぶんと変わったものである

私の中にあった無彩色で濃い灰色の街は、もはやどこにもないのである