資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

私のビジネス~水素パークの企業見学

2024年02月19日 | 執筆・講演・診断

 業界紙の主催の企業見学会に参加した。自分に新しい知識を取り入れるのは重要なこと。姫路に集合して、三菱重工高砂製造所水素パークを見学する。ここは、水素の製造、貯蔵、消費が1ヶ所できる珍しい場所だそうだ。名付けて「水素パーク」。

 プレゼンテーションの時間調整で、水素エネルギーロケットのおもちゃを実験してくれた。手でハンドルを回し発電し、水素を発生させ、燃料が溜まったところで、着火し、ロケットが飛ぶ。学研のおもちゃだそうだ。3千円。

 工場内は撮影ができない。見学場所は、水素の発電プラント、タービンの組み立て工場、研究所の見学だ。雨が降っていたため、バスからの車窓見学も。

 気がついたこと。頂いた見学案内の下の方の注意事項で「ハンドポケットはご遠慮ください」とある。ここは安全管理がしっかりしてる。ところで、ハンドポケットをするな、という理由を見つけた。ハンドポケットをしていて、転倒する時間は0.3秒、ポケットから手を出すのに要する時間は0.5秒、従って、ポケットに手を入れたまま転倒すると、怪我をしてしまうそうだ。

 この工場での水素の製造方式は、3種類もある、まだ実証段階だ。①アルカリ水電解方式、②高温水蒸気電解方式、それに③メタン熱分解方式だ。②の高温水蒸気電解は、エネファームのSOFCの変形。①②どっちも使う電気のコストが課題になるだろうな。

 タービンは、ガスタービンと蒸気タービン、これを組み合せるとコンバインド発電ができる。ガスタービンの排気は高温なためこれをもう一回蒸気タービンを回すようにすると、熱効率がぐんとアップする。コンバインド発電、これ試験にも出てくるよね。

 最後の研究所。水素の燃焼に加えてアンモニアの燃焼も研究してるそうだ。アンモニアは窒素分が多いから、NOXが問題になる。NOX対策は試験にも出て来る。それに、フラッシュバック対策も必要だとか。この対策も普通の燃焼でも問題になる。これも試験に出て来るよね。

 最後に、水素の燃焼実験。メタンの燃焼と比較してもらったが、水素の場合はほとんど炎が見えない。これは知らなかった。もう一つ、燃焼騒音、容器に入れて燃焼させると振動と騒音が出てくる。容器に小穴を空けるとピタリ止まる。いろんな事考えてるんだなという感想。

 企業見学の全体の感想、さすがに三菱重工さんだ、大した技術を持ってる。この日は神戸三宮で泊まり。せっかくだから、明日はお城見学して帰る予定だ。

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