さて、登山の後は温泉だ。今日は、鶴巻温泉に泊る。二十年ぶりくらいに泊る温泉だ。鶴巻温泉は、サラリーマン時代、会社の旅行できたことがある。陣屋という旅館だった、太鼓を叩いて歓迎してくれた。でもリニューアルして、ずいぶんとお高い旅館になっていた。従って、おとなしく、そのお隣の旅館を予約。温泉は変わらんだろう。
鶴巻温泉は、明治時代の開湯だそうだ。まあまあ古い温泉だ。その温泉、風呂場の分析表の「源泉」は素晴らしい。もちろん療養泉で、カルシウム・ナトリウムー塩化物泉(旧泉質名 含食塩ー塩化土類泉)、高張性アルカリ性温泉。泉温は34.3℃、ぺーハーは8.5のアルカリ性。
高張性というのは、確か8g/kl以上の濃い温泉だ。実際11g/klも入ってる。なかなか高張性の温泉はない、最近入ったのは、あの関西の有馬温泉くらい。
しかし残念ながら、湧出量が書かれていない。そして、加水・加温、循環、消毒処理をしている。ここから推察すると、湧出量が少なくお風呂にしては低温のため、加水・加温している。多くを加水に頼ると、かけ流しはできない。水道代やポンプの電気代などが高くなるため、循環するようになる。水道を使うと当然消毒処理になる。
悪い方に解釈すると、こんなイメージかな。もし違っていたらごめんなさいだな。アルカリ性だが、ちっともヌルヌルしないお湯だった、加水の影響かな。箱根や伊豆と違って、火山性の温泉じゃなさそうだ。期待が大きかっただけに、ちょっと残念な温泉でした。