中小企業診断士対象のセミナー、Zoomの話し方に関するセミナーを視聴した。診断士協会は、時々お安く、このようなセミナーを開催してくれるから助かる。今回ももちろんZoomだ。印象に残った点を意訳して、私の感想を書く。(上の写真と下の内容は無関係です)
今回の講演者は元NHKアナウンサー塩見智子氏。氏は、リアルとオンラインでは話し方は異なり、オンラインでは、受講生は特に「聴覚」が研ぎ澄まされるという。私の昨年一年間のZoom経験でも、それは感じていた。昨年4月のスタート時は手探りで(皆同じ状況だったようだ)始めた。続けていくうちに、「オンライン」は講師、受講生ともに、「リアルより疲れるな」、と感じていた。しかも2クラス設定したため、土日、2日続けて同じ内容を喋る、これって、すごく疲れるんだよね。
今年の私の「Zoomプレミアム塾」は、1日の時間は昨年より短めに設定し、その分回数を多くするように考えている。しかし、回数を多くすると、どうしても視聴できない回が出てしまう可能性がある。これはVTRを活用する。Zoomは有料だが、講座開催中はずっと収録したVTRを視聴することができる。これを使わない手はない。記憶容量の増加は、月5千円程度のプラス出費だが、昨年の反省を踏まえた対策だ。
そして氏によると、大事な話は、「ゆっくり」、「はっきり」、「高め」に声を出すことだそうだ。これ、オンラインに限定した話かどうか分からなかったが、実は私、ある別のセミナーで、講演では、重要な話は、「ゆっくり」、「低い声」で話すことと、教わっている。そしてこれを実践していた。あれ、声の高低は逆だったようだ。Zoomでは逆か、低い声では、良く聞こえないそうだ、そうか。
あと、もう一つ。話で印象に残ったのは、Zoomで話すときの「メンタル」だ。私はZoom以前から、動画講座をやっていて、一人で長々と話す、VTR収録などではその場では誰も聞いていない。この動画、うまく喋れているかな、心配だな、と思いながら、そして、心細くなりながら、しゃべり続けている。セミナー中の4人のグループワークでも皆同じ感想を持っていた。
この時のメンタルの持ち方、その関心を、自分がうまく喋れているか「内」に向けるのではなく、見えない相手「外」に向けるのがいいというヒントをもらった。これ、ちょっとしたコツになるね。これは無料で、すぐ実践できる内容だ。
このZoom時代、自分だけが特別なことやってるわけじゃない、と、ちょっと共感の多いセミナーであった。また、喋り方はもう少し研究してみようかな、というきっかけを作ってくれたセミナーでした。