草津まで行ったら、温泉だ。登山の後、草津温泉に入る。温泉ソムリエとしては、是非書かないといけない。なんせ江戸時代の温泉番付けでは、東の大関だ(当時は、横綱はまだなかった)
大滝の湯という温泉施設、草津の公衆浴場だ。ここには二、三度は入ったことがある。大きな露天風呂と、内湯がある。お湯は草津特有のしょっぱさが健在だ。温泉分析表などをスマホに撮る。
ここの泉質は、「酸性・含硫黄―アルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)」と言う。成分総計は温泉1kg中に1.56gと言うからそんなに濃い温泉ではない。温泉法では1gが規定値だ。そして各々規定の量以上が含まれているとその成分の名称がつく。いろんなものが入っている温泉だ。
泉温は45℃、これもそんなに高温ではない。しかし、ペーハーは2.15だ。日本一の玉川温泉ほどではないが、それでも強い酸性だ。何でも湯畑の源泉は、無菌状態だそうだ、これなら傷もすぐ直る。加水・加温はなし、まさに源泉かけ流しである。
温泉から出て、生ビールを一杯、出発までごろりと横になる。温泉はいいなあ、草津温泉を楽しんだ一日であった。