今回はまったく相互に無関係な話が続く2部構成だ。長いよ。
Taylor SwiftのアルバムLoverでも聴いてゆっくりしてください。
おしゃべりするみたいな彼女の歌は、お好きですか?
このアルバムではMe!が一番有名な曲だろうね。
でも本日は、この曲をどうぞ♪
Taylor Swift - You Need To Calm Down
彼女ももう32歳だそうだ。若くして才能を開花させたから、ずいぶん長く歌手をやっているようにも感じる。
でもまだ32歳。まだまだいろんなことが出来る年齢だね。冒険もして、仮に失敗してもまったく問題ない。
18日の金曜日は小雨が続き空は暗く、終日気温が上がらず風は冷たかった。
冬に逆戻りしたみたいだったね。
寒かった。外出するのにBarbourのワックス・ジャケットを着たくらいだ。
雨天で寒い暗い日が似合うイングランドのかなり変な服装。
暖房を最初使わなかったから、家の中も冷え切ってたよ。
あまりに寒いので、お昼に何か温まるものを食べようという話になり、うどんかおでんにしようということになった。
今更だけど「うどん」と「おでん」って、音が似てるよね。ア行、ダ行、で最後に「ん」だ。
しかし「あだん」とか「いどぅん」なんてのはないね。
「あだん、いどぅん、うどん、おでん」を高速で繰り返すと、結構難しい早口言葉になるよ(それがどうした?ってもんだが)。
Taylor Swiftの音楽を聴いていると、そういうことが言いたくなる(笑)。
You need to calm down!
結局はカレーうどんを食べることになった。
カレー粉ではなく、これは粉末カレールゥ。
これだけでカレーが作れる。
塩気も含んでいる。だからめんつゆをフルに利用して、この粉もふんだんに使うと全体として塩気が強すぎる。そこで調整が必要だ。
同じエスビーでもスタンダードな赤缶とは内容が少し違うのである。
加えてお値下げの豚コマ。
めんつゆにうどん。
パクチー。
ネギ。
タマネギ。
主な材料は、これだけ。
こちらがエスビーの粉末カレールゥ。
中にアルミの袋、そしてプラスチックのスプーン。
茹でたり煮たりして。
最初の味見では、めんつゆとカレーの粉末ルゥがうまく合わないような気がする。
しかしタマネギや肉をそこで煮るうちにそのエキスも出て、なんとなく全体がまとまるから不思議。
最後にガラムマサラ。
インディアな香りのうどんだ。
七味もかける。
できあがりさ。
温まるスパイシー・カレーうどん。
パクチーも入ってエキゾチック。
ここまではTaylor Swiftとカレーうどんの話。
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ここからは電気自動車の話に切り替わる。
Rivian Automotive(リビアン・オートモーティブ、以下「リビアン」と言う)って会社をご存じだろうか?
Rivianを「リビアン」とするか「リヴィアン」とするかは、悩ましいね。でもまあ「ウ」に〝は最近はないらしいので、「リビアン」で行くことにした。しかしグラフの中では「ヴ」にしてしまった。直すのが面倒なので、そのままにしている。
リビアンはまだ新しい企業で、電気自動車のメーカーだ。
例えばこんなの(↓)を生産している。
Drive Modes | 8 modes, all terrains, one R1T. Ride along, off-road and on.
動画に写っているのはR1Tというモデルだ。米国人が好きなピックアップ・トラック型だね。
他にはR1Sってモデルもあって、それは後ろの荷台部分も屋根に覆われたSUVである。
私は企業としてのリビアンに興味がある。
フォードとAmazonがリビアンに出資していたり、Amazonがリビアンに配送車(画像)を大量注文している。
【Source: Automotive News】
新興企業が中心のNasdaq市場にリビアンは上場している。しかし上場したのは昨年11月のことで、それからまだ半年も経っていない。鳴り物入りで上場し、上場するなり株価は一気に上がって一瞬179ドルを超えたが、その後はずっと下げ続けだ。
米国の巨大年金基金が多くリビアンの株主になっているし、著名な投資家でヘッジファンド運用者のジョージ・ソロスも実はかなりの残高のリビアンの株式を保有していることがニュースになった。
【Source: Yahoo FInance!】
それにもかかわらず、上のグラフのとおリビアンの株価は上場後本年1月前半までずっと下げ続けた。本年1月後半や2月前半は一旦落ち着いていたものの、2月後半に入り再び株価は不安定な動きを見せ始めた。
さらに・・・
● 車両販売価格を2割近く引き上げる
● サプライチェーンに問題があり2022年の生産規模拡大余地は小さい
同社のそんな悪い発表が重なって、3月上旬には株価はかなりのスピードで下落した。
下のグラフで直近の動きを拡大して見てみてください。そんな中、2月下旬から3月前半にかけて5回に分散して、私はリビアンの株式を買ってみた。この激しい下げが止まったかな?と思えたのは15日の火曜日のことだ。
【Source: Yahoo FInance!】
だから今は私もリビアンの小さな株主だ。しかし、この後どうなるのでしょう?
そういえばリビアンだけじゃなく、テスラも車両販売価格を大きく引き上げるらしい。今は世界的にインフレだ。あらゆる原材料や燃料の価格が上昇している。致し方ないってところかねぇ。
長期的にも世界中でクルマの価格って上がり続けたね。クルマだけじゃない。この30年ほどの間に日本の会社員の給与ってほとんど上昇していないが、日本車の価格も上がっている。そのうちクルマなんて買えなくなりそうだね。このリビアンが販売するクルマの価格も相当高いよ。
事前の計画ほどにはリビアンの事業はうまく回らず、その株価が下落してしまったが、それはこうしたスタートアップ企業にはありがちなことだ。しかしそんな企業もやがて歯車がうまく回り始めて事業が軌道に乗ると、株価が急激に上昇することがある。それまでにその企業が倒産していなければね(笑)。
今や日本でも有名なテスラも、かつては長らく株価が低迷していた。ところが5~6ドルだった株価が、10年せずして200倍以上になり、昨年には1,200ドルを超えるに至る(↓)。夢の株式銘柄だね。
【Source: Yahoo! Finance】
そんなテスラのクルマが、今では日本中を走っている。
営業所もあるよ。こちらはテスラの名古屋店。
【Source: 同社ホームページ】
だからリビアンだって、テスラの如く、株価がやがて200倍になるかもしれない ( ゚Д゚)。そんなタイプの銘柄だから、今から仮にリビアンの株価がさらに半額になっても、将来そこから200倍になるならそれで十分だ(←そりゃそうだろうよ)。
「そうなったら、私、どうしよぉ~♪」なぁ~んて私がキャッキャと喜んでいたら、妻が横で「ぽんぽこ、ぽんぽこ」と言う。それは狸が腹太鼓を叩く音だが、妻はそれにより夫の「捕らぬ狸の皮算用」を指摘しているらしい。そんなわけでリビアンのことを我が家ではリビアンと呼ばず、「ぽんぽこ♪」と呼んでいる。ぽんぽこは将来の世界の幸せおよび我が家の幸せ♪
今年どこかで、米国株式市場全体はもっと下落する場面があるという気がするので、S&P500等の株式市場指数ファンドなんてのは今買おうという気分には私はなれない。しかしリビアンのような新興企業の個別銘柄はまた別で、楽しみがある。リビアンみたいな銘柄をいくつか持って、その将来を楽しみにするのだー。
これは昨年秋の動画である。リビアンが記念すべき最初の1台を自社工場から送り出す際の創業者スカリンジ氏の社員への挨拶だ。
スカリンジ氏はまだ若いね。各分野でこういう若い挑戦者がどんどん出て来るのが米国のすごいところ。
この工場、以前は三菱自動車の工場だったところだ。イリノイ州のノーマル(Normal)って街にある。Normalってヘンな名前だよね。でもこのリビアンを世界標準に押し上げそうな名前でもある(^^)v
がんばっていただきたいなぁ。
応援しましょう、リビアンみたいな企業を。(それは不可能かもしれないんだけれど)世界的な成長と安定をなんとか調和させようとする、新しい企業を。