葉山(神奈川県三浦郡)へ行こう。
葉山というと海のリゾート地というイメージが強いね。
しかし葉山は山だらけだ。鎌倉市十二所と同じくらい山だらけ。
逗子や横須賀と葉山の間にはたくさん魅力的なハイキングコースがある。
ドガティ君もクルマの中で期待に満ち満ちてスタンバイ。
凛々しいお顔のドガティ君。知的に見える?(笑)
モーツァルトでいかがでしょう♪
国道134号線はずっと渋滞。
稲村ヶ崎あたり。
坂ノ下あたり。
逗子湾。
おっ、英語だけの不動産屋さんの看板。
字が小さ過ぎる。
ラ・マレー・ド・チャヤ。
有名な鐙摺(あぶずり)のバス停。
武者が馬に乗って通ると、鐙の端を摺るほど狭い道だったということで鐙摺。
ほんとかね? 今じゃ想像つかないね。
元町ユニオンの前にコインパーキングがあるよ。
そこにクルマを停めて出発。
東へ向かう。
すぐに仙元山のハイキングコース入口に到着する。
木の下交差点のところだ。
この葉山教会の看板が指し示す坂道を上りましょう。
すごい急坂だから、これだけで嫌になる人もいるだろうね。
でもね、こんなの序の口。この先にいっぱい難関が待ち構えている。
葉山の低山だからって、甘く見てはいけない。
一気に標高を上げるからね。
振り返ると海が見えちゃう。稲村ヶ先も江ノ島も見えるよ。
この画像(↓)で、坂道の角度のすごさがわかるでしょう?
まっすぐ立ってられないような傾斜だ。
この坂の上には教会だけじゃなくって、住宅がいくつもある。
だからこの坂道を下りて行くひとも多数。
ほらね(↓)。
空き地があるよ。かつて家があったようだ。
それを登り切ると、葉山教会がある。
PRESBYTERIANとあるね。
プレスビテリアン。長老派だ。昔、世界史で学んだ。
しかし長老派が何を意味しているかを私は理解していない。
丸暗記だね。新しく作られたものであることは覚えているが。
ここでドガティ君はこの教会の方から「かわいいわぁ💛」と言っていただく。ドガティ君には神のご加護があるよ。
その方から「行ってらっしゃい!」と言われて出発。
この教会の左脇の小道を行くのだ。
ここね(↓)。
気持ちが良いところですよ。
行ってみてね。
寄り道王子と呼ばれるドガティ君。
クンクン。あっちに寄り道。こっちに寄り道。
どんぐりだらけ。
「エヘ」
「ボク、楽しいです」
「アハ、アハハハ」
良かったねえ。
ボクは顔に出るね。楽しいのね。
どんどん登ってくださいよ。
たいして歩かないうちに、こんな開けた場所に来る。
明るいねえ、ここは・・・左下がりの明るく開けた斜面で、木が1本(↑の画像)。
第二次大戦後すぐの香港を舞台にした映画、慕情にこんなシーンがなかったかな。
これ(↓の画像)と、なんかちょっとだけ似ている。 似てない?(^^;;
似てないかなぁ・・・。
あんなことになるなら、前世紀末に英国から香港が返還されなきゃ良かったのにね。
さて、ここがもう仙元山なのよ。
標高118メートルだって。
この景色。
達成感ありだね。
まだわずかしか歩いていないのに。
もうこれで帰ってもいいくらいだ。
疲れたくないし(←なんのためにここまで来たのだ)。
鎌倉、藤沢方面。江ノ島も見えるよ。
こっちは葉山町の中心から南にかけてが広く見える。
わずかな上り坂で、これだけの眺望。
お得感のある登山だね。
ドガティ君もうれしそう。
拓魂碑と書いてあるようだ。
明治三十六年だって。
これが仙元山ね。
最初に「葉山は山だらけ」って言った意味がわかったでしょ。
せっかく登ったのに、ここからは下りだ。
「登った労力がもったいない」なんて言ってたら、また登りだ。
大変だよ、ここは。
でまた下る。
シャープな尾根を歩く。左も右もとっても急な、下がる崖である。
「おとーさん、おかーさん、疲れましたか?」
「50代、60代の人は大変ですねえ。ボクはまだ4歳半で元気でちゅ」
ドガティ君に衰えを指摘される。
特におかーさんはすでに脚がガクガク。
それでもドガティ君専門のインスタグラマーであるおかーさんは、撮影するチャンスを逃さない。
ドガティ君が振り返った瞬間だ。即座にiPhoneを構える。
またまた寄り道王子になるドガティ君。
急坂を上がる。もう汗だく。
しかしその後また下りになる。
階段の下りは犬には良くないので、ドガティ君を私が抱っこ。
インスタグラマーは下から撮影。
すごい下りだ。
登ったのがもったいない。
そんなことを言っていたら・・・・
また登りだ。
しかもただもんじゃない登りの階段。
妻はもう倒れそう。
ぜーぜー言っている。
このまま倒れ込みそうな状態の妻。
ご苦労さまです。
階段途中で、休憩中。
気を取り直して、また登りましょう。
見えて来たよ、ソッカ(戸根山)が。
上の画像で、右側はあとで我々が行くコース。とりあえず左側のソッカ頂上へ上がろう。
これね。この(↓)右側の道が、我々があとで行く道だ。
でも今はソッカ頂上へ。ここも開けた土地だ。
ソッカ頂上からは一段と海がよく見える。
ソッカは標高189メートルだ。
ソッカって何語?
たしかベトナム語でソッカーチュアなんてトマトに関連した用語があったはず。
でもトマトとここは無関係だよね。
長者ヶ崎の方まで見えるね。
江の島もよく見えるよ。
ね、葉山は山だらけでしょ。
でもその山から海がよく見える。鎌倉や逗子と同じような山と海の近接した関係が葉山にもある。
【つづく】