「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

タイル(3)

2008-05-27 18:09:17 | 内装・インテリア

怪しげな中国語口座は終わり、話をタイルに戻そう。我が家でタイルを使用した箇所はすでに述べたとおりで、玄関、ダイニング、キッチン、洗面所である。ただしタイルに関して、多くの住宅とは異なると思えるところが2点ある。

まずは玄関ポーチにタイルを使用していないのだ。画像は玄関ドアの内側である。そこにはタイルを使った。壁の線に対して45度ひねって、濃い茶色とベージュのものを交互に並べた。なかなか気に入っている。色形はタイル(1)、(2)の画像でお見せしたものと同じ。ただし、室外用のため表面はざらざらしていて、革底の靴でも滑らないものだ。問題は玄関の外のポーチである。タイルを使っていないのだ。つまりコンクリートそのまま。石を埋めるとか、はつる(コンクリートの表面を叩いて少し砕いて、中の砂利を見せる)こともしていない。出来立ては白っぽいが、年月が経てばやがて気にならなくなるだろう。八ヶ岳の山荘も、そこから近い両親の家も、そのようにした。特に変だとは感じていない(他人がどう思うかはわからない。個人住宅で一般的なやり方でないことは確かだ)。門から玄関までのアプローチがアンティークな感じのレンガなので、玄関ポーチに中途半端なタイルを利用したくなかったのだ。レンガは破損しやすい。アプローチなら補修も簡単だが、玄関ポーチにレンガを使うと破損した際にちょっと大変である、ということが念頭にあった。

もうひとつの特徴はダイニングのタイルの工程だ。コンクリートを地面からタイルの裏まで上げた。我が家のダイニングのタイルの下は全面、地面まで厚み40cmほど、ごっそりとコンクリートが詰まっているのである。おわかりだろうか?日本の普通の住宅建築では、まずコンクリートで基礎をつくる。地面から立ち上がった基礎の上に横倒しの木で土台をつくる。その上に床下の板状の部材を張ってゆくが、地面からは距離があるので、部材を支える支柱をあちこちにつくり、その上に床下の部材を載せるのだ。それから断熱材を入れたりしてまた板を張り、そして床(フローリング、カーペット等)を張る。つまりあれこれと張られたフワフワした板の上に焼き物の固いタイルが張られている。

私はこのフワフワが嫌だった。もし自宅で、タイルを玄関だけでなく、室内にも張っている人がいたら、素足で踏み比べてみて欲しい。玄関タイルはすぐ下までコンクリートがいっぱい入っていて、踏んでも岩を踏んでいるが如くだが、室内のタイルは踏むとわずかにフワフワしているはずだ。当然室内のタイルは踏まれれば目地部分をちょうつがいのようにして、へこむため、目地にはやわらかい素材を入れてあるはずである(そうでないとタイルあるいは目地が破損する)。私はタイルの下までコンクリートを入れたかった。「フワフワのタイル」は嫌だったのだ。

しかし水の配管の問題があった。洗面所、キッチンは床下に給排水のための配管が来る。配管はやがていつかどこかの部分が破損する時がやって来る。その時、コンクリート満杯の床下はやっかいである。そんな訳で、私は洗面所とキッチンについてはフワフワを受け入れた。
コメント (2)
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