「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

またもや酢豚をつくる

2008-05-25 13:46:07 | 食べ物・飲み物
「タイル(1)」、「タイル(2)」のシリーズは一時お休みして、酢豚の話をする。私が昨日作った酢豚があまりにおいしかったからだ。



3週間前の黒い酢豚、先週の普通の酢豚に続き、今週末(昨日)も「普通の酢豚」を作った。今回も私にとってのBibleを参照した。主婦の友新実用BOOKS「決定版 毎日のおかず」(↑の画像)である。先週「普通の酢豚」を作り、私は妻から絶賛され、酢豚マイスターの称号を得てしまった。しかし真のマイスターたる私は、Bibleには一定の尊敬を示しつつもそれに全面的には依存せず、更なる飛躍を目指したのである。

材料の切り方や茹で方、調味料の配合のプロセスにおいては、すでにかなりの独創性と手腕を今回は発揮して、妻を魅了した。中華鍋の中の強火瞬間芸術ショウとも言うべき炒めのプロセスに入る前に、下準備は画像(↓)のように完了した。



大きさ、厚みを考え完璧に切られた素材。そしてすでに卵白と片栗粉をつけられ軽く揚げられた豚モモ肉がカリカリになっているところを見て欲しい。このカリカリ豚肉が、甘味と酸味の利いたドロリとしたアンに混じると、爆発的おいしさを発揮するのである。さて、これから椎茸を弱火で炒め、やがてニンジンとタケノコを加えて強火で炒めて、最後にピーマンも加えてファイヤー!!!という調理プロセスが始まる。その後は片栗粉や醤油、砂糖を入れた調味料でとろみをつけて最後に揚げた豚肉を投入するだけだ。

やがてキッチンは戦場と化した。あまりに忙しくて日本語を話してはいられない。中国語がキッチンを制覇し、我が家の公用語となってしまったのだ。時間が勝負でありまどろっこしい日本語は止めて、私は極めて流暢な中国語で、ダイニングで怠惰に塩野七生著「ローマ人の物語」読みふける妻に叫び続けた。調理開始である。

我聞羅馬人酢豚大好物。
日本人亦是大々好物哉。
炎炸裂油飛散早炒野菜。
投入混合調味料即攪拌。
片栗粉粘出時付加豚肉。
我天才料理人美味酢豚♪
火!火!多忙調理終了。

しかし途中でとても重要なことに気がついた。事前に用意した調味料が余っていた。なんと!豚肉に下味を付け忘れたのだ。極めて重要な誤りに気がついた訳だが、それでも動じないところが、私の「酢豚マイスター」たる所以である。豚肉に下味がついていない分、調味料をとっさに調整したのである。瞬時に配合割合についてチョー高度な計算を行い、醤油、酢、砂糖が通常の1.17486249倍必要であると判断した。



そしてまた、おいしすぎる酢豚がアッと言う間に出来上がってしまった(↑)。マイスターにとってはいかなるミスも、決定的な問題とはならないようだ。たまには他人にも認識されるようなミスをしたいものだ。
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タイル(2)

2008-05-25 05:13:15 | 内装・インテリア

同じ(ように見える)タイルについて、室内用と室外用の両方を生産しているメーカーが多いのには驚いた。自宅のキッチン、ダイニング、洗面所、玄関に用いたスペイン製のタイルも、いずれも外見は同じものなのだが、室外用と室内用があった。玄関には室外用を用い、それ以外の部分は室内用を用いた。

室外用はかなり表面がザラザラで、そこを靴下を履いて歩くとひっかかるような質感である。逆に室内用はツルツルで、通勤用の革靴などを履いて歩くとすべってしまう。

キッチン、ダイニング、洗面所、玄関。同じメーカーの同じモデルのタイルだが、違う色の組み合わせや、並べ方の違うパターンを楽しめるようにした。プランニング段階ではかなり悩んだが、出来てしまうと普段の生活ではそれほど意識しない。と言うかまったく見ていない。そんなものか。

タイルは冬冷えるので、床暖房をするのが良いと多くの人に言われたが、それは見送った。床暖房だけではないが、どうもああいった電気を使うシステムを信じきれないのである。途中で壊れた時のことを考えてしまう。建築素材はあれこれ質感の違いを楽しみたいと思うのだが、メカについては最低限で、単純な構造のものを選択する傾向が私にはある。壊れたら床のタイルをはがして修理する、というのでは困るのだ。

画像右上のイチゴは、直径140cmの円形マットの図柄である。分厚いマットで、寒い間は犬がそこで寝る。人間も時々寝る。暑くなると犬はタイルの上で寝る。
コメント (8)
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