「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

スズキヤさん(長野県飯田市の肉店)のぶたチク(2) にんにく胡椒味とチュニジアのロゼワイン +けんちん汁

2023-11-06 12:00:47 | 食べ物・飲み物
妻は両親のお世話で江戸の実家に滞在中。

私は早朝から起きて、洗濯。


このカーペットはクリーニングに出す予定。


これは前日朝の洗濯物で、1日かかって乾かして、この日の朝に取り込み。


全部を屋内で乾燥させる。

ドガティ君の散歩も済ませてまだ朝の6時。


そこからさらに4時間ほど経って、いきなりの建長寺レシピ。


けんちん汁をつくる。


これは夕方に妻が帰って来てから一緒に食べるものなんだが、朝からつくる。

よく煮て、食べる直前に豆腐を加える。


建長寺は禅寺。臨済宗だ。

禅の円相。


始まりもなく、終わりもなく、ぐるぐるぐる・・・。

障害物もなく回り続ける。無限であり、静かに焦らずスムーズに、邪念からも解放されて、平和な心で暮らしましょう。

我が家の壁にかけてある英国のこのポスター、KEEP CALM AND CARRY ONにも通じるものですねえ。


英国人に「禅寺のこの円相は何を意味するのだ?」と尋ねられたら、あれこれ説明して答えるのは面倒だろうから、「おたくの国のKEEP CALM AND CARRY ON」と同じだよと答えたら、スッとわかってくれるかもしれないよ。

正しいかどうかは別だけどねー(笑)

けんちん汁はおおよそ入れるものが決まっている。

とんこつのだしなんて取らないよ。

鰹節すら使わない。


西友七里ヶ浜店に行ったら、ゴボウが品切れだった。

しかたがないので、袋入りのこんなのを買って来た。


ところがこの袋の中には大根は含まれていない。

こんにゃくが少ない。

こんにゃくと豆腐を調達して来た。


大根はなしにした。

主役のひとつの大根がないけんちん汁ってちょっと変わっているねえ(笑)

チュニジア産のロゼワインを飲んじゃいましょう。


精進だしをとるよ。

昆布とどんこ。


ここにお湯を注いでしっかりだしをとりましょう。


お湯を入れるのは反則だけど(笑)。

こんにゃくをスプーンでこそげとる。


不均一なこんにゃく。そこがええんです。


ごま油で炒める。


買って来た野菜も全部加えて炒める。


精進だしと水。


昆布はとっておきましょう。

だしをとったどんこは切って、鍋に入れましょう。


このように。


醤油をいれた。


精進だしと醤油で味付け的にはけんちん汁が完成する。

しかし今回は味噌を少し使おうかと思っている。

冷凍さといもも入れちゃう。


精進だしと味噌の相性はいいはず。

両方を組み合わせたみそ汁が提案されているくらいだ。


まあそれもあとでやろうね。


チュニジアのロゼはどうでしょう?


魅惑の赤茶色。


けんちん汁を作りながらその横でまた別の世界が展開する。

朝昼兼用の私の食事はまたもやホルモン。


ぶたチク(豚の心臓の大動脈)のにんにく胡椒味だ。



同じぶたチクでも、前回食べたのはジンギス味ね。

今回はにんにく胡椒味。

全然味が違うから、2日連続でもええの。

このにんにく胡椒味がまたおいしいのよ。


ただ焼くだけ。


脂が網の下へ適度に落ちる。


コリコリして食感がいい。

味もしっかりついている。

脂が甘い。


脂が下に落ちると、その脂に反応して黄色い火が点く。


うまいねえぇ。。。


食べ続けた240g。


ロゼワインとともにね。


そこからさらに5時間ほど経過。

夕方になった。

翌朝の食事の準備で、ゆで卵。


朝から仕込んだけんちん汁。


食べる前にはネギを用意。


ハムとサラダとタマゴとチーズは翌日の朝ごはん。


これにあれこれ加えたヨーグルトやお茶かコーヒーか紅茶とパンがあれば朝の食事が揃う。

ここでけんちん汁の新たな試み。

精進だしと醤油だけではなく、味噌を加えてみましょ。


けんちん汁の建長寺レシピ・バージョンに反する味噌投入。

しかもこの中には大根が入っていない。

妻が間もなく帰るので、ごはん + ニューけんちん汁 + キムチで軽く夕食。


私が終日在宅である日の、我が家の夕食はいつも軽いのだ。

豆腐を手で崩す。

建長寺レシピのけんちん汁はそうでないといけない。

開山蘭渓道隆様が落ちた豆腐も洗って調理したというところから、そうなっているので。


これであとは煮たてたら終わり。


朝に仕込んだけんちん汁が、夕ご飯になって出来上がる。

すべてを飲み込んだようなけんちん汁。これで十分よ。

味噌も豆腐も入ればそれでよし。

それにごはん、キムチ。それで終わりだ。


精進だしがおいしいねえ。私は精進だしをマスターした。

この精進だしって何につかってもいいね。

昆布と干しシイタケからなる非動物性万能だしだ。

味噌をけんちん汁に初めて加えてみた。

そして大根がない(笑)。


長い1日だったな。
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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (極楽寺のおやじ)
2023-11-06 12:22:08
また来たな、ぶたちくー!今度はにんにく胡椒味か。うまそーだなー。しかし慌ただしい1日だね。
返信する
Unknown (ましこ)
2023-11-06 12:38:57
おちゃさん こんにちは〜 
blog いつも拝見しております 

Newけんちん汁 さすがです ^^
納車も楽しみですね〜 
返信する
こんにちは (めい)
2023-11-06 12:59:55
九州の原木シイタケですか!九州のシイタケって良い出汁が出ますよね。
シイタケとコンブで出汁とって けんちん汁を作りながら、
豚チクを焼いてワインを飲む…聖俗ゴチャゴチャで最高ですね♪
返信する
Unknown (1kamakura)
2023-11-06 13:44:04
江戸の秋

けんちん汁が美味しそうです。
味噌味、いいですね。
あとはごはんとキムチ
潔いお夕飯ですね。

反してお昼は豚の脂がしたたるモツを
網で焼いて豪快に。
これ、いつも美味しそう。
ワインは変わったお色、きれいです。
最近ロゼってあまり聞かない気がする。

おちゃさんは主婦の私よりもキッチンに立つ時間が長いわ〜。
脱帽。
返信する
Unknown (おちゃ)
2023-11-06 15:03:00
極楽寺さん

また来たぜ、ぶたチク。
ぶたチク第二弾はニンニク胡椒味。
これがまたおいしい。同じぶたチクでもこの場合は
赤ワインより普通の日本酒やビールあたりが
いいと思います。
返信する
Unknown (おちゃ)
2023-11-06 15:08:17
ましこさん

こんにちは。どんどん寒くなる季節です。
そちらはいかがですか?
ブログを見ていただき、ありがとうございます。

ましこさんのことですから、食卓上にお料理の
ましこワールドが展開し、あのMIHOさんの陶器
店のうつわが登場していることでしょう。

干しシイタケと昆布から取る非動物系の
精進だしは本当に良いものだと思います。
普通の野菜や根菜類を炒めたり、揚げたりして
サッと煮たりしっかり煮たり、そのスープが
精進だしだったりするとしっかり美味しい。
そこに豆腐、味噌なんてのが加われば無敵です。

禅宗寺の知恵に学ぶ。
を最近は実践しております。
返信する
Unknown (おちゃ)
2023-11-06 15:11:59
めいさん

「聖俗ゴチャゴチャ」、ええ表現です(〃艸〃)ムフッ
めいさんらしい(?)というか。。。
ナイスです。

たしかに植物系のみでつくるけんちん汁は
まさに聖ですね。禅寺的であります。

その横ではワイン飲んで豚の大動脈を焼いて
食べまくってるわけで、この混沌な風景が
たまりません。

九州の干しシイタケ、あるいはどんこは
スーパーでもよく見かけます。しっかり
しただしが出ますし、そのあとは煮込みに
入れて食べちゃう。おいしいです。
返信する
Unknown (おちゃ)
2023-11-06 15:17:05
江戸の秋さん

建長寺レシピに出て来る、干しシイタケと昆布
からとる精進だしにかなり習熟してきました。
味噌を加えたりもまた楽しい。
味噌なしで醤油を加えてアッサリも楽しい。

野菜や根菜をしっかり利用して、動物性なしで
食材もだしもつくるというのは、食事の中に
取り入れられていいものですね。
豆腐も入ったりすれば、これでかなりの種類の
栄養が網羅されており、それを食べれば
尊敬する土井善晴先生の一汁一菜的
発想。「それでええんです」みたいな。

北アフリカのロゼのハーフボトルがあって
そろそろ、それを飲まなきゃいけないって
状況だったので、飲んでみました。
ホントはビールか日本酒くらいの雰囲気だった
んですが。
返信する
Unknown (金木犀)
2023-11-06 16:11:59
おちゃさん、こんにちはー。
昼寝してました。
こんにゃくをスプーンですくう、というのは、
味が染みておいしそうですね。
冬が近づいてくると、根菜汁がやたらと食べたくなります。

土井義晴先生、私も敬愛しております。
返信する
Unknown (金木犀)
2023-11-06 16:26:21
たびたび失礼します。
敬愛しているといいながら、
土井先生の御本を持っていないのですが、
なにかおすすめがございますか?
返信する

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