「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

ドッグフードのメーカーによる製品の自主的な回収

2010-08-16 15:48:27 | ペット
毎日暑い七里ガ浜。床が冷たいところを求めて移動し、寝続ける茶々之介。

この子はお腹が弱く、最初は見よう見まねでジャガイモを加えた自家製療養食などやってはみたが治らず、そういう体質の犬専用フードのみを与えるようになった。それ以外を与えてもたいていは問題ないはずだが、食べたものの中にある何に反応するかが事前にはよくわからず、少量でも体質的に受け付けない物が含まれていると、それを「早く出してしまえ!」と体が命じるらしく、激しい下痢をいきなり起こす。夏場は特に危ない。それを放置すると激やせしてしまい健康を害する。人間のソバ粉アレルギーと似たようなものだ。



そういうわけで、茶々之介が食べるのはこればかり。アイムスIVH腸管アシスト(犬用)。購入単位で最大なのが13.5kgの袋となる。我が家はそれを1度に4~5袋、通販でまとめ買いする。かなり高価なドッグフードだが、犬に下痢ばかりされるよりはましと言える。余分なものが少なく(実際普通のフードと比べると糞の量も少ない)、腸への負担も少ない良質なフードである。一度は体重を8kg近く落とした彼も、このフードと整腸剤で健康を取り戻した。毎日まったく同じものをまったく同じ量与えられ、現在では彼の体重が31kg弱くらいで安定している。体格からして極めて適正と言われている。



ところがこの世の中、すべてが平和裏に永遠に推移するということはなく、常に何か新たな問題が生じる。その製品の日本の販売代理店であるP&G Japanが、製品の自主回収を発表したという知らせを、かかりつけの獣医さん(七里ガ浜ペットクリニック)からもらった。親切な獣医さんだ。私はフードをその獣医さんから買っているわけではないと言うのに、茶々之介のことを思いだしてわざわざ知らせて下さった。「その会社の品質基準に満たない製品が出荷された可能性」があるらしい。



回収対象製品は、「特定の製品の特定の期間に生産されたもののみ」だ。しかし見事に我が家の在庫がそれに該当してしまった。宝くじもこれくらいうまく当たればいいのに・・・。我が家も回収に応じることになった。回収にかかるコストと購入代金は払い戻されるとか。しかし面倒だ。しかも次の生産が追いつかないため、販売再開の時期は未定。だから茶々之介のような犬には、当面何か代替的療養ドッグフードを見つけてやる必要が生じる。



それがこちら。七里ガ浜ペットクリニック推奨製品は、おフランスROYAL CANIN社の専門療養食。しかし最大の袋でも8kg入りしかなく、我が家では2週間半でなくなるだろう。おまけに上記アイムス社の高価なフードよりさらに高価だ。米国の名門ヒルズ社も同様な製品を生産しており、それを選ぶことも選択肢としてあるにはある。とにかくしばらくは何か別のものが必要だ。仕方がないので、先生お勧めのおフランスのを通販サイトで注文した。8kg袋を7袋。4ヵ月くらいはもつと思うが、価格は全部で6万円ほどだ。誰か助けて。



「木や革といった自然素材向けの塗料やワックスの良質なものが、たいていドイツ製であるのはなぜ?」と前回の記事に書いたが、こうしたペット向け療養フードも同様で、良質なものは全部外国製品であり、しかもかなり高価である。いや、正確に言うと国産品が存在しない。国産メーカーにはもっとがんばってもらいたい。ホームセンターに積み上げられ投げ売りされる安価なドッグフードに比べれば、ずいぶん高付加価値、高収益性の分野だと思うが。

その他のことと同様、犬を飼うことにおいても、いろいろと問題が発生する。ねえ、茶々之介君。

コメント (22)
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