「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

マグロを買いたい人、鮨を食べたい人はここへ! 三崎に魚音あり!

2010-08-02 00:02:02 | 
皆さん、三浦半島を南へ! 三崎漁港へ行こう!
我が家で「三崎」と言ったら、行く所は決まっている。三崎漁港に魚音あり。街の中心部となる交差点前に、この漁港を代表する魚屋さん、魚音本店はある。



お店はこのとおり。三崎であるからして、マグロは豊富。マグロの頭の先から、目玉、ほほ肉、身各種、内臓部分、卵・・・全部。そしてマグロだけじゃぁ~ない! それ以外にもいろいろ。私はイカの口なんて大好きだ。唐揚にして食べると、おつまみに最高。タチウオのみりん干しなんてのもおいしい。季節により、またその日によりいろいろなものが置いてあるから、それぞれを愉しめば良い。



・・・でもね、実はこの写真は昨年の撮影なのである。

今はこのように(↓)青いシートがかかっていて、改装工事中。営業してないの・・・。新装開店まで我慢しましょう。



さて、この工事現場の海寄り(店に向かって左側)に道がある。海岸沿いを走る幹線道路と並行する細い道だ。ここを奥へ進む。



臆せずどんどん進もう。天国はもうスグだ!



わずか15秒ほど。右手にあるのは・・・鮨処「魚音」。所在地:三浦市三崎5-1-13、電話:046-881-3322。



戸をガラガラッと開ける。間髪を置かず「ヘイッ、イラッシャァ~~イッ!」という声が複数響く。

耳を澄ませてよく聞こう!
確かに「イラッシャァ~~イッ!」の声は複数響くのであるが、その中でもなぜか、店長さんの声がいつも飛び抜けたハイ・トーンでカキィ~~ン♪とこだまするのだ。私は秘かに、店長さんはロックが歌えるかもしれないと思っている。B'zの曲だってカラオケでバッチリ歌えそうだ。では、代表曲のひとつを行ってみましょう♪ 宜しければYouTubeで聴きながら、この記事の続きをどうぞ。

Blowin' by B'z
ブォロブォロヌィィ~ ケイオゥスウァレルゥイユメウォミットゥエッ キムィヌィスィガミツゥイトゥワァ~ンヌ♪
(=「歌詞:ボロボロにKOされる夢を見て君にしがみついた」だが、私には上記のように聴こえる)



というわけで入店時の第一声はとても大事である。
この鮨処魚音では、B'zの曲ならなんでもひと通り歌ってもらえる・・・もとい・・・マグロならなんでもひと通り食べさせてもらえる。

赤身、中トロ、大トロ。それにメカジキ。私はメカジキが大好きである。特にトロメカジキの炙りがたまらない。食べると美味し過ぎて、あなた、体がよじれちゃうよ。醤油で食べて、さらに塩とレモン(醤油なし)で食べる。握りだけじゃない。日によって内容は替わるだろうが「マグロの胃袋の煮込み」「マグロのタマゴの煮付け」なんておつまみ類も各種あるぞ!!! 

横でトロメカジキの炙りを食べる妻が、美味し過ぎて「ウワァーーォ!」と絶叫している。この店では妻までB'z化するようだ。

その日の地魚は当然内容が日々変化する。手書きでボードに書いてあるから、よぉーーく見よう! それを把握した上でオーダーすれば大丈夫だ。貝類も豊富だ。ミル貝なんていかが? いかにも貝って香りがする。赤貝は王者の貫録。華やかですねぇ。食感が楽しいのはトリ貝。オーソドックスにホタテもいい。とても優しい味だ。



いつものことだが、この日も私はよく食べた。以下はその内容だ。各1貫であるが、カッコ内に数字がある場合は複数貫食べたことを意味する。

赤貝、赤貝のヒモ、ミル貝、トリ貝、ホタテ、赤身(2)、中トロ、大トロ、アジ、コハダ、キンメ、〆サバ、ヒラメ、ウニ、トロメカジキの炙り(2)、ボタンエビ(2)、タマゴ(2)、メカジキ(2)、マグロのユッケ風味軍艦、アナゴ(3)、ネギトロの巻物。以上、どうだぁ?? 

合計で28貫。いやぁ~腹いっぱい。生ビール2杯飲んだ。妻も立派に21貫食べて、味噌汁とお茶も平らげていた。入店からお勘定まで40分ほどで終了した。いつもながら早い。回転すしではないわけで、それを考慮するとでたらめな速度かもしれない。40分で28貫ということは、高度な計算をスーパーコンピューターを駆使して行うと、40÷28だから・・・1分25秒で1貫のペースでサッサと食べていたことになる。そんなのはや過ぎる!という批判もあろう。あるいは、まずは刺身やつまみをもらい、酒を飲みながらゆっくりそれらを愉しんで、後半に入ってやっと「そろそろ握ってもらえますか?」などと言い、握りをいくつかもらう、という時間をかけた全国共通の「典型的おっさんの夜のスタイル」を好む方も多かろう。その楽しさは私もよぉ~くわかる。

【赤身と中トロ、三崎はこれ】


しかし本来鮨が日本の伝統的ファースト・フードであることからすれば、歴史を振り返れば我々の食べ方こそが正統派(?)。 「デカネタ鮨」なんてものも流行ったりするが、普通、鮨はだいたい一口で収まるような形状、大きさになっている。だから一口でパクリ!・・・それを食べ終わらずして次のオーダーを考え、カウンター越しにそれを伝え、「おいしいぃ~!!!」と絶叫しながら感想を述べ、ビールも飲むのだから、結構忙しい。一貫一貫を握る都度、握り手と食べ手両者の「超短期決戦型真剣勝負」が連続早回しでいくつもいくつも続くのである。

現在我々が「ファースト・フード」と言う時、どこか「安易な」というニュアンスがあるが、日本古来の鮨にそれは当てはまらない。単に「ファースト(=速い)」というだけである。次々と「ファースト」に握ってくれるので、こちらも1分25秒で1貫、40分で28貫食べられる。文字どおりの「ファースト・フード」。ファースト・フード・スタイルは美しい。

食べながら次に何を食べるかを考えるのはなかなか難作業だが、それでもどんどん注文して、間を置かず食べ続け、飲み、満腹したら、はいそこで終了。「お勘定お願いします!」で、「ごちそうさまでした、さようなら、また今度!」。

【トロメカジキの炙り、これがうまい。塩とレモンで】


お店の事前の準備は相当大変だろうが、客が注文してからの鮨はほとんど瞬間芸術的調理である。シンプルだが、切り方でネタの厚みや大きさや形が決まる。ご飯の炊き加減や甘さや酢加減が出来具合に影響を与える。ネタとご飯の両者のバランスや握り方も重要だ。こちらのお店ではそれら全部が絶妙であると私は思っている。

また店長さんがシッカリ管理されていているからか、このお店全体がとてもキビキビしていて躍動感に溢れている。古い店ではないが品格があり、清潔感でいっぱいだ。鮨店においてはこの「キビキビ」と「清潔感」は大事である。

【アナゴ、ふわふわ♪】


「漁港の鮨屋」という雰囲気を満喫させてくれる。都内の店とはまったく違う雰囲気があって、私は大好きだ。
腹が膨れてよろよろしながら店を出た。ごちそうさまでした! 

さすが漁港の街。あちこちに猫がウロウロ。



漁港には猫が似合う。



あるお店の間を抜けさせてもらうと、目の前は三崎港が開ける。



このとおり。



漁港って感じの風景でございましょ? 七里ガ浜ならこれがトンビだ。



向かう先は徒歩1分ほどのうらり。巨大な建物で観光客が多数。この中にも魚音の店舗(魚屋さん)があるのだ。

所在地:三浦市三崎5-3-1、電話:046-881-3241。魚音本店が改装中なので、こちらに買い物に行く。



店頭はこのように干した魚も多数。マグロなら当然何でも揃う。



さて、昼間っからほろ酔い加減。酔っ払い運転でスピード違反で家に帰れば早く辿り着けそぉだ・・・なんてことは絶対してはいけません。飲まない妻に運転を代わってもらい、私は助手席に座る。景色を見ながら七里ガ浜に帰るぞ。

長者ヶ崎が見えて来た。向こうが葉山。



葉山の御用邸の横、森戸川の橋を通過する。さすが御用邸で、お巡りさんが常駐。いつもここは緊張しながら通過する。悪いコトしてないのに・・・。皇族の方々が滞在しておられる時は特に警戒が厳重で、時折「車内を見せて下さい」などと言われることもある。特に男性一人でボロいワンボックスカーを運転していたりすると、停められやすい。かつて私も経験がある。よほど私の人相が悪かったのだろう。セキュリティを重視するなら葉山に住むといい。税金でセコムしてもらっているようなものだ。



逮捕しちゃうぞ!・・・こんなお巡りさんはいません。もしいたら、私は真っ先に逮捕してもらっちゃうぞ!



敬礼!

逗子を抜けると、由比ヶ浜。遠くに見えるのは稲村ガ崎。それを越えたら七里ガ浜。我が家だ。



到着した。お買い物はマグロの卵(すごい沢山の袋入りで格安)。加えてサンマとゲソ。全部冷凍庫へ。卵は煮付けるとでたらめに美味しい。食べ過ぎに注意。さぁ、いつ食べようかねぇ。



楽しい魚音。あなたも三崎へ「魚音ツアー」はいかがですか? 食べて買い物して楽しい一日。

魚音の情報についてはまずはそのHPから http://www.uooto.com/
コメント (6)
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