「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

暑い時ほど贅沢に一番おいしいビールを! ギネス・ドラフト

2010-08-04 21:59:23 | 食べ物・飲み物
七里ガ浜の住宅街は昨日も晴れ。素晴らしい晴れ。庭のシマトネリコもビックリで、朝から気温が絶好調。



こういう時は熱い音楽をお聴き下さい。
真正面からロックを! Smoke on The Water



「真正面から」と言いつつ、実は真正面ではない。歳をとると誰もが変化する。いろんな知識がつき、心に余裕も出来て丸くなるが、好みも変わって頑固になったりすることもあるし、またあっさり頑固さを捨てたりする。ロイヤル・アルバート・ホールで、バックにはLondon Symphonyがズラッと並びなんとも豪華絢爛。楽しいコンサート。

さて、茶々之介は暑くてしかたないらしい。「ボクは赤毛がいっぱいついてるからね・・・。タイルにへばりつこうっと!」



茶々之介は自分が写る写真を見て先週の思い出に浸る。「八ヶ岳の夏休みは楽しかったなぁ~。涼しいし、毎日川遊びだし。夢のようさ。また行きたいなぁ~。そこへ行くと七里ガ浜は暑いなぁ」



さて、夏はカレー。dancyu8月号は楽しい。様々なカレーのレシピが掲載されている。この雑誌、年に1度はカレー特集をしているのではないか。今回は全てをスパイスから始めるのではなく、カレー粉も駆使して、それに個別スパイスを加える簡単レシピが複数掲載されている。

日本のカレー粉は「カレー的総合調味料」と言えるもので、これがうまく使えるなら、使うにこしたことはない。その上であれこれスパイスを加味して本格的インド・カレーを作ろうという今回のdancyuの特集記事は面白い。



この雑誌の良いところは、その食べ物の歴史やオリジナルな食べ方等、時折ではあるが、本来のところから掘り起こして説明されていること。雑誌としてはなかなか優れている。これを見ながら、近日中に真似して作るカレーを決定。



話は飛ぶ。我が街唯一の酒店、高山商店に行った。やっと本題だ。



暑い時ほど本格的な飲みモノを。世界ビール人気アンケートを実施すると、おそらくかなりの高ランクに位置づけられそうなモノを。1759年誕生の伝統のビールを。



ギネス・ドラフト。これはうまい! 



缶のデザインも美しい。最近ちょっとデザインが変わったが、色やイメージはそのまま。



ギネス330ml缶専用のグラスを使う。



どんなに激しい淹れ方をしても絶対泡がこぼれない、驚異の発明、フローティング・ウィジェット。



誰がどんな風に注いでも、キレイに収まる。しかもこのクリーミーで分厚い泡が見事に誰でも作れるのだ。ここは英国のパブじゃないというのに。



「よくそんなアルコール度数の高いビールを飲みますね」などと云う人がいるが、それは正しくない。ギネス・ドラフトのアルコール度は4.5%。5%が主流の日本のビールより薄い。

また日本の黒ビールよりも、むしろ淡々とした「黒い」味わい。これがどれほどおいしいか。刺身などは除き、あらゆる食べ物に合う。長年サッポロ・ビールが輸入総代理店だったが、昨年からだったか、キリンに権利を奪われてしまっている。

原産国はご存じ、アイルランド。



「アイルランド? ボクと一緒か。。。そんなことどうでもいい。とにかく暑い。。。」



例えばこのチューハイ。「STRONG」なので8%。これに比べればギネス・ドラフトのアルコール度数は半分みたいなもんだ。どんどん飲もう。



しかし尿酸値には注意。それが嫌な人はビールよりチューハイを。でも大丈夫。酢がある、酢が。



減退した肝機能を高めるにはウコンがある、ウコンが。だから飲んでも大丈夫。



当初はギネスを買おうと高山商店に行ったのではなかった。クロネコヤマトの宅急便の用事があり、行ったのだ。ところが「ついでに」ギネスを買ってしまったのである。

皆さん! 七里ガ浜の住宅地内でギネスが買えるのはここ、高山商店だけですぞ。



宅急便はどこで出しても同じようなものだが、高山商店で出すメリットがある。送付状がもらえて、事前に打ち込みがなされていること。郵便番号、電話番号、住所。途中まで書いてあって、七里ガ浜東の住人なら手続きもスピーディー。

ギネスやヤマト、その他何でも、ご用命は高山商店へどうぞ。
【有限会社高山商店】
所在地:鎌倉市七里ガ浜東4-2-12
TEL:0467-31-5514

コメント (2)
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Tajine de Kefta(モロッコのスパイシーな肉鍋料理)を超スパイシーに / クスクスと伴に@七里ガ浜自宅厨房

2010-08-04 00:00:09 | 食べ物・飲み物
まずはムードを盛り上げて。モロッコを代表する歌手Daoudiの歌をYouTubeでお楽しみください。



さあ、作るぞ。いかにもタジン鍋を使っているという雰囲気にさせてくれる北アフリカ(モロッコ)料理のケフタ。海外のサイトを見ると、材料や作り方のバラエティーは広い。

今回はリベンジだ。以前作ったものの、自分では味にいまひとつ満足が行かず、作り方を自分の好きなように変えてみた。そうしたらすごく上手く出来た(下の画像)。



まずミートボールというか小型のハンバーグみたいなものを作る。前回より大きめに作ってみた。

●牛ミンチ300g
●玉ネギ半分をみじん切り(かなり細かく)
●香菜を何束もたくさんみじん切り
●ニンニク半分(1カケラの半分ではなく、ニンニク丸ごと1個の半分)をすり潰す
●上記ニンニクと同じくらいの大きさのショウガをすり潰す



そこにパウダー缶から、クミンパウダーとパプリカパウダーをドバッと入れ、コショウと塩も入れる。香菜は本物をたくさん入れたので、コリアンダーパウダーはこの段階では入れてない。



次に英国製のガラムマサラ味のカレーペーストをベチョッ!と大量に使ってしまう・・・はいくらなんでも反則なので、中止。これはなし。



でもね、わずかに反則技で日本伝来のカレー粉少々投入。S&Bさん有難う。



そしてそれらを一気にコネコネ。ずっとコネコネ。まだ何もしてないのに、厨房は一気にものすごい香り。インド~中近東~北アフリカ風のスパイス天国。



よくコネコネ出来たら、肉団子状態に。大きさは各自お好きなように。前回私は直径2.5cmほどの球状にしたが、今回は直径5cmほどの小型ハンバーグ型にしてみた。それを裏表焼く。正にハンバーグみたいに見えるかもしれないが、パン粉やジャガイモなどつなぎ的要素はまったく入っていない。だからかなり崩れやすいので「取扱注意!」 

焦げ目がつくくらいに焼こう。中まで十分に火が通っているか否かはあまり問題ではない。なぜなら、この後よく煮込むからだ。このまま食べたくなるが我慢。油がたくさん出るので、ペーパーで拭く。
裏表焼けたところで放置。



タジン鍋登場。

●ニンニク半分(丸まる1個の半分)をみじん切り
●玉ネギ半分をみじん切り

オリーブオイルでニンニクを熱し、香りが出たら玉ネギを入れて炒める。



そこにホールトマト缶400ccをあけ、ハリサ(仏語なら「アリッサ」とも、北アフリカの唐辛子を燻して他と練り込んだホットなペースト)を投入してグツグツと。



風味を出すのにブイヨン・キューブの助けも借りよう。そこへクミン、コリアンダー、パプリカの各パウダーを惜しまずがんがん入れる。



そして塩、コショウを足して味を整える。
タジン鍋、お味は整いましたか?



整いました! 



タジン鍋とかけまして・・・春の滋賀県人とときます!

その心は・・・どちらもモロッコ・モロッコ・・・モロコ。 わかるかな?


【琵琶湖のモロコ】

ねづっちじゃないんだから・・・(^^;;



鍋が整ったら、そこへ先ほどの肉団子を入れる。



蓋をして弱火で10分。あとはタジン鍋が勝手に調理してくれる。



遊んでいる暇はない。その間にクスクスを用意。いろいろ大変だ。



10分経ったら、タジン鍋の蓋を開け、そこにタマゴを落とし、再び蓋をして余熱で2分ほど。上からパセリをぱらぱら。

そうしたら・・・完成だ。



クスクスを載せた皿に一緒に盛って、さあ食べましょう。



スパイスやハリサがスゴイ。口から火を噴きそうだ。バホォ~~~ン!!
汗だくになる。前回よりも断然おいしくなった。自信作。



こういう料理を食べる都度、この本を思い出す。25年前に買ったこの本。偉大な料理研究者西川治氏編集のBRUTUS BOOKS「悦楽的男の食卓」。世界の辺境の荒っぽい料理や場末の簡単な朝食から、テクニックを駆使した高級フレンチや宮廷風中国料理まで、世果中を旅して食べて、また自分でもつくる西川氏。最初にこの本を読んだのはバブル経済が始まった頃で、まだ驚くことばかりだった。

しかしこの頃を境に、(勝手にヘンな手を加えられたりしているが)世界中の料理が日本でも徐々に容易に楽しめるようになって来た。私もいろいろ経験したし、最近では誰でも様々な食材を入手して自宅に居ながらにして各国料理を作ることも容易になって来た。



時々この本を出しては読んでいる。コレに限らないが、西川氏の著書は皆かなり面白い。今や日本中、ご近所にだって各国料理レストランだらけで、「うまい、まずい、雰囲気が良い、悪い、コストパフォーマンスが良い、悪い、本格的だ、そうでない」云々と和洋中エスニック国民総グルメを気取る時代だが、彼の著書はちょっと違う。本質をえぐり出すというか、とにかく別格だ。未体験の方は是非彼の著書の中から何かをお読みください。
コメント (4)
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