我が山荘の近隣にある建物の多くは個室もいくつかはありそうで、たいていは1、2階合計面積で30坪くらいはあろうかというモノだ。その点我が山荘は小さい。1階部分は「芯・芯」で東西に8.2メートル、南北に6メートルの長方形をしている。つまり1階の室内面積は50平米(15坪)もないのだ。そこにキッチン、階段、洗面所、トイレ、バスが詰め込まれている。薪ストーブ設置場所もかなりの面積をとる。2階というかロフトは1階面積の半分くらいであり、床を張って手すりをつけてただけで、1階から見上げれば吹き抜け部分も多く、その上の天井は屋根の勾配がそのまま見える仕掛けになっている。小さな山荘によくあるパターンで、実に単純な間取りだ。
上の画像は昨年まで使っていた薪ストーブである。ハノーヴァー(ドイツ)にあるメーカー製で、非常に背の高いストーブだった。いかにも「生活道具」といった風情でデザインがとても気に入っていた。背が高いので長い薪も問題なく入った。火力も十分だった。しかしながら正直申し上げて火の調整があまり巧妙に出来なかった(だからついに買い換えたわけだ)。
次の画像にあるのが、現在の薪ストーブである。ヴァーモント・キャスティングズ社のアンコール・エヴァバーン。最大出力は10,000kcal/hrだ。玉切りされて運び込まれて来る薪材で、よくある長さ40cmのモノが問題なく入る。50cm以上の長い薪だと取り扱いに困るだろうが、そんなモノはほとんど存在しない。以下は事実の整理である:
●我が山荘は小さいとは言え、吹き抜け部分も大きく(天井付近にたまる暖気を下に下げるためのファンはある)寒冷地に建つことから、暖房をひとつの薪ストーブでまかなおうとすると、最大出力が10,000kcalくらいは必要であることは、経験からわかっている。
●薪は40cmくらいの長さで切り出されるものが多い。私が薪を買っている業者さんが運び込んで来る薪材もそうだ。
●出力とサイズの2点から言ってこのアンコール・エヴァバーンは我が山荘に向く。
●別荘地で周囲を見渡すと、我が山荘は相対的にかなり小さい。近隣の別荘はウチよりは大きく、外観からして我が山荘同様、リビング・ルームの上あたりは吹き抜けになっていると想像される。かつ個室やなんやら仕切りも、ウチよりは多いだろう。
●アンコール・エヴァバーンはヴァーモント・キャスティングズ社がつくる数多い薪ストーブの中で、サイズ的には2番目に大きいモデルである。これより外形の大きなモデルはデファイアントだけだが、それを買う人は稀であると聞く。北欧製のストーブになるとかなり小さいモデルが多い。
私の疑問その①:
我が山荘より大きく吹き抜けもありかつ複雑に仕切られた山荘を所有されるオーナーの内、薪ストーブを愛好される方々は、いったいどのような薪ストーブをお選びで、どのような使い方をされているのだろうか。暖房性能的に薪ストーブ1つで事足りているのだろうか。よく「薪ストーブ1つでポッカポカ」と言うが、本当なのだろうか。間伐された丸太をタダで仕入れ、自分でトラックで運んでチェーンソーと斧で薪に仕上げるという強者は除き、普通の別荘オーナーは薪をお金で入手する。そうだとすると燃料コストとしては薪は安くない。薪を燃やし、それで足りないからと灯油のFFヒーターも同時に使うというのは、ケチな私には心休まらない行為である。
私の疑問その②:
多くの薪ストーブが我が山荘のそれよりも小さいとすると、普通サイズの長さ40cmの薪でも、あるいはそれを超えるモノも散見されることから、山荘のオーナーは薪を使うのに苦労されているのではないか。全部チェーンソーで切るのだろうか。しかしチェーンソーを使って薪材を切っている人を、我が別荘地ではあまり見かけない。また最近雑誌で薪ストーブを使った料理が紹介されているのをよく見かけるが、炉内のサイズは十分なのだろうか。ストーブの天板に載せて鍋料理をするなら問題ないだろうが、それならコンロと同じである。薪ストーブ・クッキングと言えば、やはり炉内を使うモノを指すのが一般的だ。一番下の画像のようにピザを焼こうとすると、直径25cmという鋳鉄製スキレットがギリギリ入るというのがアンコール・エヴァバーンのサイズなのである。
山荘オーナーとしては私は近隣に対して極めて付き合いの悪い方で、ほとんど他所のお宅に上がりこんだことがない (いつも山荘での滞在時間が短いため、買い物して生活用品や食べ物を買い揃えるのと1日2回の犬の長い散歩で精一杯であり、その上近所づきあいしていては自分がゆっくりする時間がなくなるのである)。したがって他人の薪ストーブ事情をよく存じ上げていないため、以前からこの疑問①と②を抱えている。
上の画像は昨年まで使っていた薪ストーブである。ハノーヴァー(ドイツ)にあるメーカー製で、非常に背の高いストーブだった。いかにも「生活道具」といった風情でデザインがとても気に入っていた。背が高いので長い薪も問題なく入った。火力も十分だった。しかしながら正直申し上げて火の調整があまり巧妙に出来なかった(だからついに買い換えたわけだ)。
次の画像にあるのが、現在の薪ストーブである。ヴァーモント・キャスティングズ社のアンコール・エヴァバーン。最大出力は10,000kcal/hrだ。玉切りされて運び込まれて来る薪材で、よくある長さ40cmのモノが問題なく入る。50cm以上の長い薪だと取り扱いに困るだろうが、そんなモノはほとんど存在しない。以下は事実の整理である:
●我が山荘は小さいとは言え、吹き抜け部分も大きく(天井付近にたまる暖気を下に下げるためのファンはある)寒冷地に建つことから、暖房をひとつの薪ストーブでまかなおうとすると、最大出力が10,000kcalくらいは必要であることは、経験からわかっている。
●薪は40cmくらいの長さで切り出されるものが多い。私が薪を買っている業者さんが運び込んで来る薪材もそうだ。
●出力とサイズの2点から言ってこのアンコール・エヴァバーンは我が山荘に向く。
●別荘地で周囲を見渡すと、我が山荘は相対的にかなり小さい。近隣の別荘はウチよりは大きく、外観からして我が山荘同様、リビング・ルームの上あたりは吹き抜けになっていると想像される。かつ個室やなんやら仕切りも、ウチよりは多いだろう。
●アンコール・エヴァバーンはヴァーモント・キャスティングズ社がつくる数多い薪ストーブの中で、サイズ的には2番目に大きいモデルである。これより外形の大きなモデルはデファイアントだけだが、それを買う人は稀であると聞く。北欧製のストーブになるとかなり小さいモデルが多い。
私の疑問その①:
我が山荘より大きく吹き抜けもありかつ複雑に仕切られた山荘を所有されるオーナーの内、薪ストーブを愛好される方々は、いったいどのような薪ストーブをお選びで、どのような使い方をされているのだろうか。暖房性能的に薪ストーブ1つで事足りているのだろうか。よく「薪ストーブ1つでポッカポカ」と言うが、本当なのだろうか。間伐された丸太をタダで仕入れ、自分でトラックで運んでチェーンソーと斧で薪に仕上げるという強者は除き、普通の別荘オーナーは薪をお金で入手する。そうだとすると燃料コストとしては薪は安くない。薪を燃やし、それで足りないからと灯油のFFヒーターも同時に使うというのは、ケチな私には心休まらない行為である。
私の疑問その②:
多くの薪ストーブが我が山荘のそれよりも小さいとすると、普通サイズの長さ40cmの薪でも、あるいはそれを超えるモノも散見されることから、山荘のオーナーは薪を使うのに苦労されているのではないか。全部チェーンソーで切るのだろうか。しかしチェーンソーを使って薪材を切っている人を、我が別荘地ではあまり見かけない。また最近雑誌で薪ストーブを使った料理が紹介されているのをよく見かけるが、炉内のサイズは十分なのだろうか。ストーブの天板に載せて鍋料理をするなら問題ないだろうが、それならコンロと同じである。薪ストーブ・クッキングと言えば、やはり炉内を使うモノを指すのが一般的だ。一番下の画像のようにピザを焼こうとすると、直径25cmという鋳鉄製スキレットがギリギリ入るというのがアンコール・エヴァバーンのサイズなのである。
山荘オーナーとしては私は近隣に対して極めて付き合いの悪い方で、ほとんど他所のお宅に上がりこんだことがない (いつも山荘での滞在時間が短いため、買い物して生活用品や食べ物を買い揃えるのと1日2回の犬の長い散歩で精一杯であり、その上近所づきあいしていては自分がゆっくりする時間がなくなるのである)。したがって他人の薪ストーブ事情をよく存じ上げていないため、以前からこの疑問①と②を抱えている。