ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

2011年の初詣は世界遺産の…(1月2日)

2011-01-02 23:42:43 | 我が家の歳時記
法隆寺に行きました。
これは帰省中の孫のリクエストです。孫息子(小4)はペーパークラフトに凝っていて、
現在、法隆寺の五重塔を製作中なので、どうしても実物を見たいといいます。
また孫娘(小2)は建築家志望!で、法隆寺と聖徳太子にとても興味があるそうです。



そんな訳で揃って法隆寺に行きました。私たちも近くにいながら本当に何年ぶりのお寺
でしょう。松並木を通り抜けて中門から東院伽藍に入ります。
さすが世界遺産だけあって、正月早々から中国人観光客、何組かのバスツァーの人々など
で賑わっていました。



まずは五重塔へ。四方の階段を登って内陣の「釈迦入滅」などの塑像群を見ました。



次に金堂へ。飛鳥時代の釈迦三尊像や有名な壁画(再現)などを拝観。



金堂の回廊から見える細長い建物は東室(僧坊)です。



東室の南端にある聖霊院。聖徳太子の像を祀っています。
お正月らしく大門松が飾られています。



東院の向かいにある鏡池の前には、あまりにも有名な子規の
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」の句碑が立っています。



食堂(じきどう)の前を通って大宝蔵院へ。
平成10年完成の百済観音殿(写真)を中心にしたあたらいい宝物殿には夢違観音像、玉虫
厨子など数々の国宝、重要文化財が納められています。
孫娘は私の解説?を聞きながら、いちいち仏様に手を合わせて熱心に見ていました。

東大門をでて東に進むと、八角形の夢殿が見えてきます。
中央の厨子には聖徳太子等身といわれる秘仏・救世観音が納められています。



最後に「中宮寺」を拝観しました。入口に珍しい形のお飾りがありました。



周囲をヤマブキで囲まれた池の上に立つこの寺は、斑鳩御所といわれる門跡寺院です。
ご本尊は国宝・第二号の如意輪観音像(弥勒菩薩とも)で、変愚院の一番好きな仏像
です。また、天寿国曼荼羅繍帳(国宝)も拝観しました。
繍帳に描かれたお月さまの中では、ウサギが餅をついています。お寺の人の話では、
餅搗きではなく不老不死の霊薬を作っているのだそうです。

これですべての拝観を終えて、最後は「iセンター」で五重塔建築のジオラマなど見て、
お土産屋さんへも寄りました。
帰り道で、孫息子は法輪寺と法起寺の写真も撮り、すっかり満足して斑鳩をあとにしま
した。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やまあそ)
2011-01-03 15:18:14
運動無し、食べるだけ・・・
おかげでお腹が出っ張ってます。

将来の夢を語れて、法隆寺に興味があるなんて
将来楽しみなお孫さんですねえ。
うちの姪っ子も小学生の頃に
夏休みのレポートに分水嶺をやりたいと言うので
役立たずのおじさんもうれしくなって
一役かいました。
その子も今年は大学生です。
さらなる希望としては山ガールになってくれたら
おこずかいはずむんですけど。
返信する
やまあそさん、今晩は (変愚院)
2011-01-03 20:55:02
正月3日目にして、今日はよく歩きました。
顛末は後ほど見て頂くとして、1万歩を越えました。

孫娘の建築家志望の訳が今日、息子がバラシました。
TV番組の「BEFOR&AFTER」が好きだからだそうです。
そういえば近頃は女性の「匠」が出ていますね。
なあ~~~んだ。
返信する

コメントを投稿