「郡山金魚資料館」は新木町の「やまと錦魚園」にある個人所有の
資料館です。
「泳ぐ図鑑・金魚の水族館」では30個の水槽にいろいろな種類の
金魚が飼育・展示されています。
これは江戸錦という貴重な品種の金魚。
金魚に関する古書の展示。「金魚伝」は滝沢馬琴作だそうです。
「金魚養玩草」は1748年刊行の日本最古の金魚飼育法の書籍。
江戸文化の爛熟期、文化・文政の頃からは庶民の間にも金魚愛玩
が広まり、錦絵にも金魚がたくさん登場します。
これは歌舞伎俳優を金魚に見立てた絵で、それぞれの家紋が金魚
の模様に描かれています。
このほかにも民具や大皿などの陶器や団扇など、さまざまな金魚
を描いた器物、また古い金魚養殖器具も保存展示されていました。
ゆっくり見学して外に出ると、大雨のあとだったので増水した小川
に流れてくる金魚を掬おうと、手網をもった子供が川面をのぞき込
んでいます。
引っ越してきた30数年前には、家のすぐ近くの小川でも簡単に
金魚が掬えたことを、懐かしく思い出しました。
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