宮応かつゆきの日本改革ブログ

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オスプレイ厚木基地上空、周辺を飛行し横須賀基地で離着陸を繰り返し、横田基地に帰還=異常事態

2014年10月26日 | 基地・オスプレイ

 24日、横田基地に飛来した3機のオスプレイは、25日1機が厚木基地上空を通過し横須賀基地で離着陸を繰り返しました。 また、別の1機が厚木基地上空で旋回飛行を繰り返し、着陸しないまま横田基地に帰還しました。

 24日~25日の飛行、離着陸訓練から浮かび上がってきたことは、東日本、首都圏のオスプレイの拠点、飛行ルート、飛行先が大きく拡大されつつあることです。

 オスプレイの拠点として、厚木基地、横田基地が使われることです。 気象条件や米軍の「運用上の理由」で、どちらの基地も使うとうことが実態として明らかになってきています。

 さらに、これらの拠点基地のもとに、横須賀基地が今回はじめて飛来先となりました。 その理由が、「横須賀基地の状況把握」ということでした。 米軍は、オスプレイの飛行、派遣理由について、いままで、「災害・救難訓練」「展示」「合同訓練」「離着陸訓練」「給油・整備」等さまざま挙げられてきました。 そこに、新たに付け加えられた理由が、「状況把握」です。

 この先に、考えられるのは、首都圏にあるすべての米軍基地(六本木の米軍ヘリポートも含む)、自衛隊基地はもちろん、民間飛行場(羽田、成田を含む)や民間航空施設すべてが飛来先になりかねない、とうことではないでしょうか。 今日、26日は、空自百里基地(茨城県)でオスプレイの展示が行われました。

 そして、日米一体化した陸自木更津基地(千葉県)への「定期整備施設」の誘致・建設です。

 なぜ、ここまで、欠陥機オスプレイを首都圏に集中させるのでしょうか。

 「しんぶん赤旗」25日付「主張」は、「異常な『基地国家』加速許さず」の見出しで、次のように指摘しています。

 「米海軍は、2017年までに横須賀基地(神奈川県)に新たなイージス艦(ミサイル駆逐艦)2隻を追加配備すると先週発表しました。 両艦は、敵の弾道ミサイルを迎撃する『ミサイル防衛』能力とともに、敵地を巡航ミサイルで攻撃する能力を持っています。同種の能力を持った横須賀配備艦とともに、今週、経ケ崎通信所(京都府京丹後市)に搬入が強行された弾道ミサイル探知・追尾用レーダー(Xバンドレーダー)と一体運用されることになります」

 「横須賀基地は、米海軍が原子力空母やイージス艦を配備している世界で唯一の海外母港です。 イージス艦2隻が新たに追加されば、横須賀配備の米艦船は現在の11隻から13隻へと拡大されます」

 「昨年からの主な動きだけをみても、垂直離着陸機オスプレイを普天間基地(沖縄県)に追加配備▽潜水艦を探知・攻撃する最新鋭哨戒機を嘉手納基地(同)に海外初配備▽無人偵察機を三沢基地(青森県)に初展開▽最新鋭ステルス揚陸艦の佐世保基地(長崎県)配備(15年)を発表▽横須賀基地の原子力空母の新鋭艦への交代(同)を発表ーなど目白押しです」

 「さらに、安倍政権が普天間基地に代えて名護市辺野古に建設しようとしている最新鋭基地は、米海兵隊の海外進攻=”殴り込み”作戦の一大出撃拠点にすることが狙いであり、基地機能を飛躍的に強化するものです」

 こうした動きの背景にあるのは、安倍政権の秘密保護法の制定、集団的自衛権行使容認の閣議決定があります。こうした動きを日米間で具体化するための新「日米軍事協力の指針」(ガイドライン)の策定が重なります。

 安倍政権の「戦争する国づくり」に反対するさまざまな運動を大きく合流させていくことがいよいよ重要になってきたことを感じています・


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