今月1日から12日まで連載された、志位委員長と学生のみなさんのオンラインゼミの最終回で宮本顕治元議長の戦前獄中から妻の宮本百合子に送った77年前の1944年10月10日付の手紙の一節が紹介されています。志位さんの若い世代へのメッセージとして、強い思いを感じました。少し紹介させていただきたいと思います。
「最後に、みなさんにお伝えしたいのは、戦前、戦後、日本共産党のリーダーを務め、今日の党の基礎を築いた大先輩に宮本顕治さんという方がいるのです。2007年に亡くなっています。~中略~宮本さんは戦前、国民主権と反戦平和を貫いて弾圧され、激しい拷問を受けるのですが、信念を貫いて、敗戦までの12年間、獄中で頑張りぬいた。あの時代に、よくぞここまでと感嘆するような、本当に理性的なたたかいを貫いた方です」
そこで、顕治さんから妻・百合子さんにあてた手紙が紹介されています。その一節を紹介させていただいます。
「人生を漂流しているのでなく、確平(かっこ)として羅針盤の示す方向へ航海しているということは、それにどんな苦労が伴おうと、確かに生きるに甲斐ある幸福だね。漂流の無気力な彷徨は、生きるというに価いしない。たとえ風波のために櫓を失い、計器を流されても、尚(なお)天測によってでも航海する者は祝福される者哉(かな)以下略」
そして、志位さんは、学生のみなさんに、次のように訴えました。
「私が、今日、その一端をお話しした科学的社会主義の立場、日本共産党の綱領こそ、若いみなさんの生きる羅針盤となりうるものだと思っています。どうかこの機会に、科学的社会主義と日本共産党綱領を学び、若いみなさんの願いを実現する先頭に立ってる日本民主青年同盟に、加盟されていない方はぜひ加盟していただきたいと、私からもお勧めしたいと思います」
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