宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”安全神話”の象徴ー浜岡原発は廃炉しかない!

2013年08月26日 | 原発

 8月24日~25日、大和市革新懇の「浜岡原発学習バスツアー」に参加し、同原発を初めて外部から視察してきました。原発内部を直接視察することはできませんでしたが、同施設に隣接され、原発を一望できる中部電力の「原子力館」を視察しました。同館は、原発の「安全性」を宣伝する施設です。浜岡原発3号機の実物大の模型を設置し、原発の仕組み、安全対策などを模型で説明しています。

 浜岡原発は、巨大津波対策として、22㍍の防波壁を1.6キロに渡って設置中です。また、巨大地震対策も進めていることを来館者に、パンフレットなどで説明しています。例えば、「(最大1900ガル程度に対して)現状の停止状態において、安全性確保に必要である原子炉建屋などへの影響を評価した結果、2~5号機の耐震安全性が確保されていることを確認しました」と説明しています原発が運転中であるか、停止中であるかは福島原発事故の実態からも危険性の重大な違いは明らかになっていると思います。中電の説明は、「停止状態において」と説明しています。しかし、3~5号機の再稼働を計画しているのです。

 中電は同原発は、「地震の揺れに強い安定した構造とし、地面を約20m掘り下げて、かたい岩盤に直接設置」していることを強調しています。現地の「浜岡原発の危険から住民を守る会」のみなさんは、「いま予想されている地震は、岩盤そのもが破壊されるプレートの移動型地震であることを中電は理解していない。こうした規模の地震が浜岡原発を襲ったらどうなるか、海からの取水管も、どんな防波壁も、原子炉そのものが破壊される危険性が最も高いのが浜岡原発なんです」と訴えていました。その通りだと強く感じました。

 そして、浜岡原発が、御前崎市の中心地からわずか1.5キロ、敷地も狭い(160万平方メートル、福島第1は約350万平方メートル、因みに、厚木基地は506万平方メートル)ところに、免振重要棟などの重要な施設が集中配置されているのです。浜岡原発の実態の一部を知ったただけも、安全神話の恐ろしさを思い知りました。”浜岡原発は廃炉しかない”と確信しました。

 

 


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