「諸国民との協和による成果とわが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、ここに憲法を確定する」(「憲法前文」)
「この憲法が国民に保障する自由と権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」(「憲法第12条」)
私は、財務省(旧大蔵省)の行政の現場、税関で42年間働いてきました。仕事の面でも、労働組合活動の面でも、常に「憲法を基本」に、その実現をめざして働いてきました。
今度の総選挙は、国民の命運がかかった歴史的総選挙となっています。憲法を改悪し、日本を再び戦争のできる国に変えようとする勢力が大手を振って次々と名乗りをあげ、自民党は「我こそ、憲法改悪の本家」とばかりに、「国防軍」の創設まで選挙公約に公然とかかげました。
命をかけて、侵略戦争に反対し、主権在民をかかげてたたかった先輩たちの志を、いま、生かさなければの思いを強くしています。