i氏の海外生活体験記

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良質な海外交流のコツ

2018-03-03 13:25:11 | ベトナム滞在記
先日はこんなに早く美作市が国立ダナン大学の分校誘致に乗り出していると聞いて驚きましたが、今日はベトナム実習生の受け入れ方に共感した記事がありました。人口2万人の北海道士別市の「しずお農場」のベトナム人実習生の受け入れ方です。
・経営者自らベトナムへ行き、実習生の試験、面接を行った
・日本人の経営者自ら直接面接することでピンハネ、斡旋料の搾取がないとベトナム人から信用された
・募集3名に対し応募150人あり、驚くほど優秀な若者を採用できた
・その後も日本語検定合格で給料アップ、自動車免許取得も全面バックアップ
とありました。
ここのポイントは「受け入れ側の日本人が自ら実習生選定に関わる事」です。業者任せは誤解や搾取を生みやすくなります。直接関わる事で双方にとっても安心感を引き出し不安も小さくなります。
私もダナンの日本語教育センター視察で「もしも私が実習生を選ぶとしたら」と考えてみました。
見学した教室で「何か質問ありますか?」と副センター長が言うと一人が手を挙げて「先生はベトナムで健康に留意して過ごして下さい(xin moi giu gin suc khoe)」と発言した女の子がいました。こんな思いやりのある子は採用です。また「岐阜の工場でパンを作ります」「いま岐阜はとても寒いので長い袖の服を準備してね(chuan bi quan ao)」「はいっ」この素直な子も採用です。
つまり、採用する地域の日本人が日本語や文化・風習を直接教えれば、その後も良質な交流に繋がるのではないか、と思ったわけです。

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