i氏の海外生活体験記

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日本酒はベトナム人好み

2015-08-16 03:11:47 | ベトナム滞在記
8/13読売新聞WEBで伝えておりました。

-酒「白菊」ベトナムへ 官民訪問団のPR実る-

 石岡市の酒蔵「白菊酒造」が、今月末からベトナムへ日本酒の輸出を始める。昨年10月、県と県内企業などでつくる訪問団が、同国で県産品をPRしたことが功を奏した。同社は金箔きんぱく入りでラベルに浮世絵を描くなど、現地好みの特別仕様で攻勢をかける予定で、協力関係を深める同国への進出を狙う県内企業も注目している。

 白菊酒造は1805年(文化2年)創業の老舗で、「精選 白菊」「つくばの紅梅一輪」などの銘柄で知られる。海外に販路を求め、昨年10月、広瀬慶之助専務(42)が訪問団に参加。食品関連など県内企業8社の代表らとともに、現地のデパートやレストランなどを視察した。

 県とベトナムは昨年3月、農業分野での協力の覚書を交わすなど関係が深まっている。現地では、県主催で日本貿易振興機構(ジェトロ)が支援した商談会が開かれ、現地法人約10社と交渉。広瀬専務が、総合商社グループ内で酒を扱う会社の社長に日本酒などを味わってもらったところ、「おいしい。うちの会社に来ないか?」と招待された。

 社長から浮世絵や金色を好むベトナム人の希望に沿った日本酒の製造について尋ねられた広瀬専務は、その場で「できる」と確約。事前に用意していたベトナムまでの運賃を含めた見積もりも示し、とんとん拍子で商談が成立した。

 広瀬専務は「海外ではトップ判断で商談がどんどん進むと実感した。こちらも経営判断ができる人間でなければうまくいかなかっただろう」と振り返る。商社に任せず、現地の企業と直接やりとりするため、商品がどのような場所で売られるのかも確認しやすいという。

 他国でも商談が進み、今春には一足早く、ベトナム用に作製した浮世絵ラベルの日本酒がフランスにも輸出された。ベトナムには、まずは日本酒やリキュール計3000本を輸出する契約で、ベトナム語で「金箔入り」と書かれたラベルの貼りつけ作業など、出荷に向けた準備を進めている。

 県内企業の輸出などを支援するジェトロ茨城の西川壮太郎所長は「伝統的な産業や商品でも、海外市場にあわせて商品開発をすれば、輸出先は広がっていくことが証明された」と話している。

 ◆県産酒輸出 増加の傾向

 県内には、関東で最も多い46の酒蔵がある。県酒造組合によると、2014年6月までの1年間の日本酒出荷量は4462キロ・リットルで、このうち16社が計79キロ・リットルを輸出している、その後も輸出する酒蔵は増えているとみられる。

 全国的に日本酒全体の出荷量は落ち込んでいるものの、純米吟醸などの高級酒は国内外ともに伸びているという。県酒造組合の佐藤健三事務局長は「普通の物よりも、より良い物が喜ばれる傾向にあり、海外にも潜在的な需要がある」と分析する。

 ジェトロ茨城によると、自社商品の輸出を成功させる鍵は、ビジネスチャンスをつかむために積極的に商談会などに参加することと、単に「いい物です」と言うだけではなく、ほかの商品との差別化、効能、食べ合わせの提案など、その商品や会社の特徴をアピールしていくことだという。

 21日にも水戸市内で、ジェトロ茨城主催の商談会が開かれ、県内の酒蔵など計15社が、ブラジル、マレーシア、アメリカのバイヤーと面談する。

-引用終わり-

多分、ベトナム人富裕層に日本酒は受け入れやすいでしょう。それよりも注目したのは「金粉入り」です。ベトナム人は「金」が大好きです。結婚式ではお金よりも金の指輪が親戚からプレゼントされるケースも多いです。

何処かの記事で見ましたが、金の保有量はインドに次いでベトナムが2番目だとか・・・。

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むつ市の総合戦略素案(3)

2015-08-16 00:58:48 | むつ市への提案
先ず数値目標について感じたことですが、どの程度数字の根拠や達成の条件などを踏まえているかですね。

例えば2011年以降の変化を分析した結果から傾向や地域性を掴んで5年後を予測するとか、現在〇%で○年後に達成予定なので途中経過はこうだ、とか・・・。是非他市の総合戦略も参考にしてほしいと思います。

企業の営業目標であれば受注案件を5段階評価くらいは行い、受注に影響を与える要因分析はしますよね。「政府が作れと言ったから数値を当てはめてみた」というような事ではないと信じています。

あと一つは、地域資源であるエネルギーに関して入っていませんね。むつ市では原子力関連のみならず、地熱や木質バイオマスの事業も具体化しつつあり有望です。他市では「ものづくりと環境・エネルギーに関する経済波及効果約9,500億円」など具体的に積み上げて目標としている所もあります。

私は「しごとあるれる希望のまち」という施策では、むつ市の豊かな自然と地域資源の最大限の活用という取組みとして、地域資源である「再生エネルギーの活用による企業誘致と雇用拡大」は今後欠かせない、と思います。

更には電力エネルギーというカテゴリーでは電気自動車とEV充電器を活用した「電気自動車改良推進事業(仮)」みたいな産業ビジネスも展開の芽があると考えます。7/29東奥日報「充電インフラ急速に普及」記事がヒントです。

むつ市の「しごとあふれる希望のまち」の両輪は「アグリ」と「再エネ」ではないでしょか。それは5年間限定の目標では無く、次世代、次々世代に向けての私たちのメッセージとなりましょう。

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