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i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

ローカルの爺さん

2007-07-20 00:44:54 | ジャカルタ滞在記
ローカルの爺さんが、もう止まりません。

私に何度も話しかけては、一人で笑っています。例の般若の顔をした蚊取り線香を借りた爺さんです。

他に友達も居ないのでしょうか。言葉の通じない私にゼスチャーを交えて伝えようとします。私がポカンとしていても意に介しません。

彼は母国ネシア語だけでなく英語も出来ます。私の方がエンジニア失格なのです。恥ずかしいことです。

昨日、午後に外を指差し「ちょっと出掛けてくる」という感じでした。ミ-ティングかな、と思ったのですが少し違います。腕に注射を刺す仕草をしました。「おや、デング熱?」いや違います。「飲み物、食べ物は×よ。」とゼスチャーしました。
連想ゲームです。

(注射)+(飲み物×、食べ物×)= 糖尿病

正解です。 彼は福のりでも乾杯のビールさえ飲んでいませんでした。

また、頭に手をやり、持ち上げる格好をしました。
般若の仮面を取ったのではありません。
「ハイ ブレッド」 そうです。 頭に血が上る=高血圧なのです。

たくさん病気を持っている爺さんですが、今日も大魔神の如く般若の顔がニコッと変身します。

記念植木鉢

2007-07-19 01:18:26 | ジャカルタ滞在記
写真は宿舎にほど近い「植木ストリート」です。勝手に命名しました。
潰れたゴルフ練習場のネット沿いに10件ほど並んでいます。

少し早いかも知れませんが、帰国予定まであと一ヶ月となり(何のことは無い。一ヶ月の延長になったのですが・・。)宿舎のおばちゃん女中に何か置いて帰ろう、と考えていました。
緑の多い住宅地界隈をジャラン、ジャランしていたら「植木屋さん」が目に飛び込んできました。

瞬間 「これだ。」

早速、庭木に適した、きれいな花の咲く、そして安いものは無いか捜しました。
イメージとしてはメダンのお金持ちの屋敷にあった4色の花(既出)のようなものです。
しかし、全てに値段が書いてありません。気が重くなりました。値段は交渉してください、ということです。

どのように交渉するのか、また来週までの宿題にしました。

福のり大繁盛

2007-07-19 00:37:23 | ジャカルタ滞在記
昨日、小さな打ち上げがありました。それで福のりに繰り出しました。2階は意外とセンスの良い素敵な座敷でした。

大繁盛とタイトルを書いたのは、我々が売り上げを支えてあげた、という意味です。夜の部もお客さんはポツポツです。

しかし、収穫はありました。自分では結構良いネタが取れました。

日本人スタッフ4人にローカルが11人の計15人です。福のりの一日分のお客さんではないでしょうか。
ローカルとの会話については別の機会にするとして、良いネタとは次のようなことです。

最初に飲み物を注文しました。ローカルはイスラムも多いはずなのに糖尿病の爺さんを除いて皆さん生ビールで行こう、となりました。決して無理強いはしていません。
英語の少しできるねえちゃんに「生ビール、ピッチャー、ティガ(ネシア語で3つのこと)」とお願いしました。(言葉はチャンポンです。)
しばらくしてピッチャーが一つ、また一つと少し間隔を置いて出てきました。
私は何で間を置くんだろう、と思っていました。

少し酔いが回って、ピッチャーのおかわりを渡すついでにお手洗いに立ちました。
私はそこで見てしまいました。

懸命に小瓶のビンビールを開けてピッチャーに注いでいる姿を・・・。

ここに来ると何か新しい発見がある、と再認識しました。


デング熱

2007-07-18 06:10:59 | ジャカルタ滞在記
あまり聞きなれない病気ですが、実は地球規模で流行の兆しがあります。

ネシアは鳥インフルエンザで死亡者数が100人弱に達し世界一ですが、デング熱でも半年で数百人が死んでいます。確か海外安全情報でも1月に200人死んだ、とあったような気がします。
全世界でも年間一億人が感染し、25万人が重症になり、1%が死んでいる、とありました。

この病気の怖いのは特効薬が無いことです。5~6日の潜伏期間を経て一週間くらい高熱、発疹が続きます。多くは2週間くらいで自然に治癒するというものですが、体力の無い幼児の死亡率が高いそうです。

社内ニュースによると我が社のネシア業務従事者が一人罹ったそうです。このプロジェクトのメンバーでも12月くらいに罹った人がいます。

予防策ですが、「午前11時の蚊に刺されないこと」と教えられました。家の周りの雨水などきれいな水溜まりにも生息する、とか。

私も2日前に蚊に胸を刺され、いま喉が痛いです。今週カラオケには行っていません。でも、刺されたのは夜なのできっと大丈夫でしょう。2~3日後の楽しみです。

地震列島

2007-07-18 05:44:48 | ジャカルタ滞在記
柏崎の地震の同日、京都、奈良でも地震があった、と友人が教えてくれました。

海外出張が多くなると、日本での関東や東南海の大地震に遭う確率がぐっと減りそうです。飛行機の翼のガムテープが剥がれなければ、ブロックMでテロが起きなければ、休みに海水浴に行って津波に遭わなければ、ネシアの方が大災害に巻き込まれることは少なそうです。

さて、K-NETで緊急地震速報というサービス?があります。そうです。「地震が発生しました。」と報道してくれるヤツです。

で、どのくらいの猶予時間があるのかというと、今回の地震では
 柏崎:速報5強(実際6強)猶予時間0秒・・・当たり前ですが。
 直江津:速報4(実際6弱)猶予時間10秒
 新潟:速報4(実際5弱)猶予時間12秒
 飯山:速報3(実際5強)猶予時間17秒
 沼田:速報3(実際4)猶予時間25秒 です。

10秒前後あれば何か出来るのでしょう。

私は外に出る前にスリッパを揃えたいと思います。

地震考

2007-07-17 01:39:34 | ジャカルタ滞在記
今日(ネシアはまだ16日です)、柏崎沖で地震がありましたが、私が気の付いた事をニュースの解説でも言っていました。逆かな。

亡くなった方は80歳前後の高齢者ばかりでした。あまり意味が無いとは知りつつ、地震の被災地の高齢化率を述べていました。前回輪島が47%、3年前山古志村が40%と何れも平均の2倍くらいです。ネシアなら平均寿命が64歳なので皆さん65歳の高齢者になる前に死んでしまいます。

仮設住宅などで避難生活を続けるお年寄りの約半数が運動不足で歩行に障害を来たし、その40%が5年経っても回復しない、と言っていました。

この解説には落とし穴があります。運動不足は事実だとしても5年も経てば彼らは超高齢者となっているのです。

都会の高齢者は犬と共にジョギングを欠かせませんが、田舎の高齢者は農作業が出来なくなると健康のためとか言ってワザワザ運動なんかしません。犬は勝手に走り回るのです。(なおネシア人はイスラム教のため、犬に触れません。)

我々海外出張者も極端に運動する機会が減りました。何かあったら他のメンバーに迷惑がかかるので一人での行動も自重しています。結果、確実に体力もなくなって来ているのが分かります。

「歩行に支障を来たし始めているのは同じですね。」と言ったら

「我々は避難生活をしているのか。」と返されました。

公園のカメさん

2007-07-16 00:26:48 | ジャカルタ滞在記
ウシさんとは違う公園にありました。首が少し長いような・・。

カメさんはネシア語で「クラクラ」と言います。しかしあまり聞きません。オランウータンやコモドオオトカゲの方がメジャーです。

浦島太郎の龍宮城のカメさんのように「助け合いなさい」という云われでもあるのでしょうか。

ジャカルタ宿舎

2007-07-16 00:10:50 | ジャカルタ滞在記
緑に囲まれた古い建物です。

2階建てですが奥は広く、どうもキッチンの後ろにおばちゃん女中の親戚の家族が住んでいる部屋があるようです。洗濯はもう一人の女中さん、家の管理や修理をするおじさん、事務所付きの若いドライバーの3人家族(らしい)が住み込みで居るようです。
時々、奥からテレビの声やベチャラ、ベチャラしている声が聞こえたりします。

ネシア人は互助精神が旺盛で、親戚や近所で困っている人を親身に助けたり、恵んだりします。

私の部屋は昔の所長室で15畳くらいあります。部屋で散歩やかくれんぼができます。

亀田の黒豆煎餅

2007-07-15 23:42:26 | ジャカルタ滞在記
日本食材店「カモメ」で亀田の黒豆煎餅を買いました。

海外の食材は何が使われているか分からない、と日本食材に拘っていたところ、中国のみならず日本でも不正なお肉を使っていたニュースが飛び込んできました。

でもやはりネシア平均の64歳で死にたくないので多少高くても(ネシアのものの2~3倍)日本食材に頼ってしまいます。

やはり亀田の煎餅は美味しいです。袋を裏返し賞味期限を見ても9/25で全然OKだし、丁寧にアレルギー物質表示や栄養成分、カロリー表示、どれをとっても消費者の満足できるデータ開示です。ま、気になるといえば点数を貯めて商品が当たるプレゼントシールは余計です。

最後の一袋まで食べてみて意外な欠陥に気が付きました。

「乾燥剤の季節指定」です。6/28から12/28の間はこの種類の乾燥剤を使っています、と言うものです。ネシアには乾期と雨期の2季しかなく、日本の7月と8月の繰り返しみたいなものなのです。

亀田製菓さん、世界を相手にできる乾燥剤を開発してください。

美しく太っていた

2007-07-15 11:06:09 | ジャカルタ滞在記
これはエジプトのミイラのことです。

ジャカルタ新聞はタイトルに命を掛けています。

「王家の谷」で6月に発見されたミイラの鑑定の結果をこう評しています。
「女王のCTスキャンから判明したのは、太めの体形だったにもかかわらず、当時、醜悪には描かれていないことなどから容姿は悪くなかった。」との見解です。
また「女王は虫歯に苦しみ、糖尿病を患っていたのが分かっている。さまざまな肉を食べ、ワインやビールを飲んでいた。」

堪らなくチープなコメントです。

ガバナンス

2007-07-15 10:41:59 | ジャカルタ滞在記
訳すと「統治能力」と難しくなります。

ネシア政府が国の政情、国民の声、汚職防止などに改善度がみられる、と世銀の調査に納得の評価を示しています。

212ヵ国対象の調査で10年前は殆どの項目で下位25%以下だったものが、下位40%まで大きく改善した、と報告しています。

次期注目の国々「VISTA」は数字にも裏付けられた命名のようです。

そんなバナナ

2007-07-15 09:43:18 | ジャカルタ滞在記
バナナの木がばっさり。無くなっていました。

バナナ観察記は呆気なくおしまいです。

朝食の時、「バナナの木、無くなったよ。」とおばちゃん女中に言ったら

「じゃあ、バナナのてんぷら(ネシアの名物)作ってあげるから。」なんと優しいのでしょう。

いや、待てよ。 そのてんぷらのバナナは隣りのバナナ?