じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

都市封鎖

2020-01-24 11:10:26 | Weblog
★ 新型のコロナウィルスによる肺炎を封じ込めるため、中国の武漢市が封鎖されたという。伝染病の拡大を阻止するための都市封鎖と聞くとカミュの「ペスト」が浮かんでくる。

★ 「ペスト」の中では凄まじい病魔の脅威と一方で刹那的な快楽を楽しむ人々の姿が印象的だった。人為的な封じ込めの成果もあっただろうが、結局は自然終息を待たねばならなかった。

★ 近年の例では、2002年から2003年にかけての重症急性呼吸器症候群(SARS)が印象に残っている。確か野生動物から感染し、とあるアパートを中心に広がったと薄っすら記憶に残っている。

★ 患者数約8000人。死者数約800人。致死率10%に迫り、近年では非常に高い水準だ。

★ 1918年のスペイン風邪では約4000万人、1957年のアジア風邪では約200万人、1968年の香港風邪では約100万人の死者が出たというから、規模的にはあまり大きくない。しかしそうしたインフルエンザの致死率が0.5%~2%というから、その点からは極めて重症化しやすい疾病と言える。

★ 中国内陸部の都市、武漢。人口は1000万人を超すというから東京規模の大都市だ。日本で首都が封鎖されるとなるとあらゆる機能が阻害される。

★ 中国では春節で人の移動が活発だという。既に他国でも罹患者が報告されている。パンデミックに発展するのか瀬戸際と言うところだろう。ウィルスの変異、強毒化も懸念される。 
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