じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ドラマ「バビロン・ベルリン」

2024-08-18 20:27:09 | Weblog

★ この週末は体を休めることに専念した。時間を利用して、ドイツのドラマ「バビロン・ベルリン」第1シーズンから第3シーズンまで一気見した。

★ 舞台は1929年のワイマール共和国。第一次世界大戦で敗れ成立した「民主」国家だが、その内部では極左と極右が対立。社会民主党政権は政治的・経済的危機に有効な対策がとれず、時代は1929年の世界恐慌を経てナチスの時代へと移り変わっていく。

★ 物語は時代の分岐点のベルリンにやってきた一人の刑事を中心に展開していく。彼はある使命を帯びてケルンからベルリンへやって来た。第1シーズンでは、ソ連のスターリン派とトロツキー派の対立。ソ連から持ち出されトロツキーの亡命先に向かう列車をめぐる争奪戦。それにドイツの非合法の軍事組織「黒い国防軍」が絡んでいく。

★ 第2シーズンは、前シーズンの列車争奪戦から引き継ぎ、行政組織や警察内部に影響を広めつつある「黒い国防軍」が描かれていた。

★ 第3シーズンでは、ナチスの台頭が鮮明になる。共産主義者やユダヤ人、反体制の人々が暴力的に排除されていく。そして10月、ニューヨークのウォール街で株価が大暴落。暗黒の時代の到来を予想させながら物語は終わる。

★ 大きな歴史の流れを踏まえつつ、警察官それぞれの葛藤やエピソード、いくつもの小さな山場が用意されており、途中でやめられない。

★ 主人公で大活躍するラート警部ではあるが、第一次世界大戦のPTSDを抱え、また戦場で兄を救えなかったトラウマや兄嫁との恋など心の傷を持っている。

★ 最初は娼婦として家族を養いながら、後に刑事助手となるシャルロッテ・リッター刑事はとてもチャーミングだ。聡明さと度胸を兼ね備え、警察という男社会の中で活躍していく。

★ 当時の街並みなどが再現されているところも見事だった。

☆ さて夏期講座も最後の1週間。あと一頑張り。甲子園の熱戦もあと3日間だ。昨日の「早稲田実業対大社」の試合は久々に感動した。お互いにミスもあり見事な采配もありで、目が離せなかった。高校球児たちの気迫が伝わってきた。

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