じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「パワースポット」

2017-09-30 13:16:03 | Weblog
☆ 木皿泉さんの「昨日のカレー、明日のパン」(河出文庫)から「パワースポット」を読んだ。

☆ 最初あまり期待せずに読み始めたけれど、この作品は泣ける。最後は泣き笑いになる。

☆ 先日「ムムム」を読んだ。その「ムムム」ことタカラの話だ。

☆ タカラはテツコさんの隣に住んでいる。テツコさんの亡くなった夫、一樹とは幼なじみ。タカラはキャビンアテンダントをしていたが、笑えなくなって仕事を辞めた。貯金を使い果たし、実家に帰ってきている。

☆ タカラとギフ(テツコさんの義理の父、一樹の父親)との会話に目頭が熱くなる。

☆ 最後、タカラは再び笑いを取り戻した。そしてヒコーキ雲の先頭に立って、新たな道を切り開いていく。心地よい終わり方だった。
コメント    この記事についてブログを書く
« 林純次「残念な教員」 | トップ | 「花まんま」 »

コメントを投稿