じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

越谷オサム「陽だまりの彼女」

2024-02-21 02:09:15 | Weblog

★ どんよりした朝。陽光を浴びないのでセロトニンが分泌しない。お天気同様、気持ちは晴れないが、午前中は月に1度の健康診断。血圧等の薬をもらってくる。

★ 仕事柄か、午後から少しずつ意欲が高まってきた。高校入試に中学1・2年生の学年末テスト対策。今まで「ぼーっ」としていた塾生たちも、今回は意欲が湧いてきた様子。

★ さて今日は、越谷オサムさんの「陽だまりの彼女」(新潮文庫)を読んだ。

★ 広告代理店に勤める奥田くんはクライアント先で、10数年ぶりに初恋の彼女と再会する。彼女の名前は渡会真緒。中学生の時に転校してきて、勉強が苦手なせいか、クラスのやんちゃな女子たちからいじめられていた。それを見かねて彼女を助けた奥田くん。二人は付き合うことに。

★ ところが、卒業を待たず奥田くんは転校。二人の関係はいったんそれで終わっていた。

★ 再び燃え上がる二人。親の心配もよそに、駆け落ち同然で入籍。新婚生活を始める。ここまではとてもホットな恋愛小説。しかし、真緒にはある秘密があったのだ。

★ 人魚姫を思わせる展開にびっくりする。

★ この作品は2013年に映画化されている。映画では真緒役を上野樹里さん、奥田くんやくを松本潤さんが演じている。そして二人の中学生時代を、葵わかなさんと北村匠海さんが演じている。

★ 上野さんは、あてがきされたのではと思うほどピッタリのキャスティングだった。葵わかなさんもかわいかった。映画のエンディングは心が温まる。

コメント    この記事についてブログを書く
« 堂場瞬一「蒼の悔恨」 | トップ | 葉山嘉樹「セメント樽の中の... »

コメントを投稿