じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

理科の授業で

2006-09-21 23:10:18 | 教育
★ 理科の授業で実験をやらずに本だけ丸暗記して終わることが多いと聞く。テストはペーパーテストなのだから手間のかかる実験などせずに、要領よく結果だけを覚えてしまった方が受験には有利ということか。確かにその通りかも知れないけれど、それは理科の授業じゃないよねぇ。受験理科とでも銘打てば、まだわからなくもないけれど。

★ 理科って、「なぜ」「どうして」という素朴な疑問から始まる教科だと思う。そしてその「なぜ」「どうして」は実験や観察から芽生えてくるものだと思う。「なぜ」「どうして」から仮説を導き出し、それを更に実験や観察で確かめることが科学だと思う。化学式を覚えたり、実験結果を暗記するだけなら、理科ではなく「暗記」という教科にすればよい。

★ 先日、中学3年生の「受験理科」をやっていて、運動している物体が壁にぶつかったときその物体に乗っているモノが前に傾くか後ろに傾くかという問題があった。どっちかなぁと生徒達と考えていると、ある生徒が定規の上に消しゴムを乗せて、それを壁にぶつける実験をとっさにやった。実験をしてみれば答えは一目瞭然。実験で試してみようという生徒の行動に思わず感心してしまった。科学的なものの考え方を考えさせられる一場面だった。
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