じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ギリシャ問題とカードローン破産

2011-09-26 10:43:21 | Weblog
★ ギリシャ問題はカードローン破産と似ている気がする。

★ ギリシャはユーロに加盟し、低金利でお金が借りられるものだから、じゃんじゃん借りて、それを公務員給与や社会保障、インフラ整備などに当てたという。

★ 一方、カードローン問題。消費者ローンに加えて不良債権問題から経営を立て直そうとする銀行がカードローンに参入。競って宣伝し、顧客を募った。

★ 消費者はカード1枚で簡単にお金を貸してくれるものだから、まさに「ババーン」と借りて、ちょいとバブリーな生活をした。そして「ちょっとだけ」が溜まって借り過ぎ状態。年収を超える借入額に不景気の壁。その上、総量規制で借り換えもできず、遂には破産へ。

★ 結局、先を見通せずその場の欲に負けた本人に責任があり、自業自得なのだが、貸す方にも問題がないとは言えない。悪く言えば貧困ビジネスと底を通じるものがあるように思える。

★ ともあれ、何らかの形で決着はつけねばならない。個人なら再生や破産の手続きとなるのだが、ギリシャの場合、1国の問題にとどまらず「ユーロ」という共通通貨を使っているところに難しさがあるようだ。

★ 主権を持ついくつかの国が一つの通貨を共有する難しさを露呈しているようだ。

★ ギリシャに比べれば日本の財政状況は比較にならないほど深刻だ。更に予算の半分を借金でやりくりしているというのだから、もはや財政は破綻状態。その上、社会保障費はウナギ登りと言うから、誰の目にも先行きは明らかだ。日本の国債が紙切れになる日が来ないとも限らない。

★ 日本の破綻は日本にとっても世界にとっても大きなインパクトになってしまう。

★ 増税と社会保障の切り下げ。財政破綻の是非にかかわらず、これは必至のようだ。要は、ソフトランディングかハードランディングかの問題だろう。

★ そんなことは国民の多くが感じているが、負担増は誰しも嫌だ。最低今の生活水準は守りたいと思うのは当然だ。そこをどう説得するか、政治(家)の大きな課題だ。
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