じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

2023-05-28 17:19:14 | Weblog

★ 日曜日はどっぷりと本が読める。年を重ねるごとに目の方が辛くなってきたので、読めるうちにしっかり読みたい。

★ さて、今日は東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(角川文庫)を読んだ。オムニバスを綴り合わせたような作品。それぞれの出来事が時間軸を超えてつながり合っているのが面白かった。

★ 時代は昭和。まだ小さな商店が軒を連ねる街並みに「ナミヤ雑貨店」という商店があった。文具や駄菓子などいわゆる「よろずや」だ。ここの店主、あるときから奇妙なことを始めた。顧客の中心である少年少女の相談に応えるというもの。

★ 中には悪戯半分のものもあったが、将来の進路を決める真剣な悩みも多くあった。店主はそのそれぞれに頭を悩ませ心を込めて、時にユーモアを交えて回答していた。

★ やがて店主は病に倒れるが、彼は息子に遺言を残し、その息子(つまり店主の孫)が一夜限りの復活祭を企画する。そしてその夜、ある奇蹟が起こる。

★ この作品は映画化され2017年に公開されている。何といってもロケ地が素敵だ。昭和を懐かしく感じた。

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