じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

教員採用汚職

2008-07-09 23:53:41 | 教育
★ 大分県の教員採用をめぐる汚職問題が波紋を広げている。

★ 私が在籍した京都や奈良の教育大学でも教員採用試験の時期になると、一次試験さえ通ればあとは・・・といった話は聞いたことがある。

★ 県会議員や有力者詣をしているといった話も聞いたことがある。

★ 教員採用試験はあくまで「選考試験」で私が学生の頃は教員候補として名簿が登載されるだけで、必ずしも採用があるとは限らないと言われたものだ。今はどうなのだろうか。

★ 人事をめぐる問題は官民問わずあることだが、今回の大分県のように露骨なケースはあまり聞かない。教育委員会事務局だけにとどまらず、もっと大きな権力が関与しているのではと疑いたくなる。

★ そして、この事件は大分ばかりにとどまるとは思えない。飛び火を恐れ、ビクビクしている教育関係者は案外多いのではないか。
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偽善の宴

2008-07-09 04:46:38 | Weblog
★ イギリスのメディアが洞爺湖サミットを「偽善」と報じたと言う。

★ 言われてみれば確かにそうだ。食糧危機の深刻さを論じる首脳達が贅をこらした食事に舌鼓を打っているのだ。温暖化が論じられているそうだが、サミットの運営にどれほどのエネルギーが消費されていることか。

★ そもそもサミットとは何か。大義名分はさまざまだろうが、世界を牛耳っている先進諸国が世界の支配構造を維持するためのセレモニーではないのか。G8同盟と言われる所以だ。

★ 今回のサミットで注目すべきは新興国の存在である。中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカらしいが、次期世界の雄を争う戦いがすでに始まっているようだ。

★ 国内向けに成果をアピールしたい日本の内閣は、環境問題で慎重なアメリカを説得したかのような形を印象付けようとしているが、どうやら50年後にむけた「願望」を記したに過ぎず、そもそも50年後の世界のリーダー国が今のままであるかどうか大いに疑わしい。

★ 南北問題は言われて久しい。最近では国内の格差問題が言われているが、先進国の繁栄は途上国の犠牲の上に成り立っていると言えなくもない。万人が平等と言うタテマエを純粋に履行するなら、私達の今の生活水準は到底維持されない。先進国の首脳が偽善者ならば、私達先進国の住民もまた偽善者なのかも知れない。

★ 先進国首脳への批判はそのまま、私達自身に跳ね返ってきそうだ。

★ そこで道が分かれる。偽善と言われようがこの繁栄を享受し、またそれを維持するために世界の支配構造を是認するか、自らの生活を犠牲とし、万人が平等に幸福に暮らせる世界を目指すかだ。

★ 食糧、水などパイの争奪戦が熾烈になる中で、後者を選ぶことはまずない。ならば我々は「悪者」であることを心の片隅で思いながらも、処世の術として「偽善」を装うことも必要なのか。あるいは自らの悪意を認めたくないために「偽善」を装うのか。

★ いずれにせよ、人間と言う存在はキレイゴトでは生きてはいけないようだ。今さらながらそれを感じた。

★ 先進諸国の人々が自らの「偽善」を認識する記念日としては、サミットも意味があるのかもしれない。 
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