じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

久御山高校説明会

2008-07-02 15:31:03 | Weblog
★ 今日は久御山高校の説明会に参加した。久御山高校は地元ではスポーツの盛んな学校としてとらえられている。サッカーでは何度も全国大会に出場している。

★ 南陽高校、西城陽高校そして久御山高校と説明会に参加したが、三者三様、特色があって面白かった。学力で切ってしまえば1番手校、2番手校、3番手校というところだが、高校進学100%の時代だから、学力だけではなく多様な高校があっていいのは当然だ。

★ その点、南陽は難関大への進学校として、西城陽は悪く言えば中途半端、よく言えば「文武両道」という校是の通り、二兎を追っている感がある。

★ 久御山高校は今や決して底辺校ではない。中堅大学に焦点を絞り、大学では難関校を目指さない分、クラブ活動や行事に力を入れ、立派な社会人の養成に力を注いでいる。これはこれで立派な決意であると思う。際立った問題行動もないということだったので、それはすごいことだと思う。

★ 学校の置かれている環境。その所与の条件のもとに各校長の個性が発揮され、学校の経営戦略、経営風土、さらには校風と言ったものだ形成されているのは非常に面白いと思った。

★ ところで西城陽といい久御山といい京都府の教育課程特例校に指定されている。要するにⅠ類(標準クラス)、Ⅱ類(特進クラス)といった類型にとらわれずクラスを編成することができるそうだ。

★ Ⅰ類、Ⅱ類といった類型は、学校の序列化をどう捉えるかで、行政側と組合側との妥協の産物で生まれたもののように思う。Ⅱ類の定員割れが相次ぎ、Ⅱ類の底辺層とⅠ類の上位層が逆転すると言った矛盾が何年か続いてきた。

★ ここにきて、Ⅰ類、Ⅱ類と言った類型はまったく有名無実化しそうだ。山城通学圏は何かと先駆的な実験場となっているが、教育課程特例校という名でⅠ・Ⅱ類の垣根を取っ払い、遠くない将来には類型もなくなってしまうのだろう。

★ 進学率100%時代の後期中等教育のあり方、公立高校の果たすべき役割、いろいろなテーマがあっておもしろい領域だ。
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