FT-225D の修理です。
送信が出来ないと言う事で購入しました。
保管状況が良かったようで、非常に綺麗な無線機です。
色々なスイッチをカチャカチャやっていると、ぐらつく物が2,3点あります。
締め付けてあるナットが緩んでいるようです。
これを締めるには、フロントパネルを外さないといけません。
つまみを全部外し、そしてフロントパネルをはずします。
周波数表示をする部分の透明のアクリル板と赤いアクリル板の間に
毛羽立った大きなホコリが入り込んでいますので、赤いアクリル板を
外して清掃。
これは清掃前の画像です。CLARの文字の真下に大きなゴミが見えます。
そして元に戻しますが、つまみ全部がマイナスネジで円柱の軸に
締め付けるタイプなので、位置合わせをしながら締め付けなければいけません。
これが、最近の差込式のつまみに慣れていると、面倒です。
通電して見ると、無信号時にSメーターが振れています。
スタートポイントが上がっています。
センターメーターにしてみると、大分ズレています。
で、目的の送信出来ないのは?
スイッチの接触不良でした。
Sメーターとセンターメーターを調整を終え、周波数調整をしようとしたら な、な、なんと
延長基板が必要ではないですか。
FT-301の調整で作った延長基板と同じかと思いきや、こいつは一部の基板は
両面の延長が必要ですのでそれが使えません。
追加で延長基板を作るまで、作業を中止しなければなりません。
ざっと一通り見てみましたが、そんなに大きくズレている様子はありません。
久しぶりの外観が綺麗で、動作に問題が少ない 「当たり!」 の無線機でした。
これがFT-625Dだったら故障していても高値で売られるのでしょうけど
FT-225DだとFT-625Dに比べて安く買えます。
シャックの飾りとしては、カッコ良いなあと思う好きなデザインの無線機です。