JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

TS-520S 修理

2018-04-15 | Weblog
TS-520 の修理です。
長期戦を決め込んだ TS-700S を調整しながら TS-520S も部品調達しないといけない部品は
何かを把握するため同時進行です。
今はやりの 「二刀流」 です.....

電源を入れると、Sメーターが振り切れると言う不具合のある
この無線機を購入しました。
これは過去に修理したことがあるので、修理に30分とかかりませんでしたが
手をつけると必ずやる作業を始めてしまったので、さあ大変!

特に問題は無い、いや無いように見えるだけで、設計値で
動作していないのは分かっているので、お決まりの部品を
交換しています。
TS-520,TS-820,TS-830を修理する時は必ずやるのですが
TS-520だけは、困った事に。コネクタ式ではなくワイヤーラッピング処理して
ありますので、基板を外すだけで1時間かかります。
外すと言っても、完全に取り出せるまでではなく、ひっくり返して部品が
交換できるギリギリの状態までです。他にも沢山の電線がラッピング処理されています。





上下になっている基板のジャンパーとしてワイヤーラッピングが22箇所あります。
22箇所ですので2倍の44個を外さないといけません。
そして部品交換が終わると、また22箇所(44個)をワイヤーラッピング処理します。
あーーー、やだやだ。

右側に沢山の ピン が見えます。これが左側の基板にある穴を
くぐり、基板の部品面に飛び出します。それをワイヤーラッピングで
つないであるのです。



外したついでに、半固定抵抗1個を交換。そして2SC460 3個もhfeの
測定をします。
元に戻して、あれ?ここもかとなると、また基板を外さないといけないので
ついでに見ておきます。
2SC460はまだ使えそうでしたが、hfeが若干低下しておりましたので
代替のトランジスタに交換しておきました。
普段ならまだ使えるからと、そのままにするのですが、トランジスタを
1個交換するのにまたこの作業をするのはイヤですので、ここは素直に交換です。



一気に組み立てたかったのですが、手持ち部品では対応できない物が
ありましたので、さっそく通販で入手の準備です。
それだけでは¥100以下ですので、送料も考慮した値段になるように
注文する部品を考えます。
こうやっていつ使うのか分からない部品が増えてゆくのです....

組み立ては部品が届いて実装してからですので、今週末になりそうです。

こんな事、業者さんにやってもらったら、莫大な費用を取られるのでしょうね。
TS-520のRFユニットが壊れたら、自分で修理するかあきらめて捨てるのが
お財布のために良いのではないかと思うような組み立て方です。
当時のTRIOの修理屋さん泣かせであったに間違いありません。
いや、いや、電動のワイヤーラッパーを持っていて、慣れればそんなに大変とは
思わな買ったのかも知れませんね。
「慣れ」と言うのは恐ろしい! ですか?





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